アンコールワットのお濠端観察 2019年10訪問
アンコールワットに初めて入場すると、あれよあれよという間に時間が過ぎて行く感じです。
ガイドさんに急かされたり、自分で気が急いて先へ先へと進んでしまいます。初回は仕方がないことだと思います。
世界最高峰の建築美を心ゆくまで記憶にとどめたり、横いっぱいに広がる美しい光景に浸るゆとりなどありません。ここは、「世界遺産に幾つ行った、何か国周遊した」、とチェックすることをいったん忘れて、ある程度じっくりと浸るように観光するべきポイントのひとつだと感じました。
ですから、時間を取って2回、3回とやってきて、あっちこっちと見物すると、初めて味わったときの感動が深く心の中に刻まれるような気がしました。ツアーならば、初回はざっと見物し、次の日のフリータイムにはオプションで再入場するくらいの日程を組むと良いと思います。
例えば、アンコールワットのお濠端風景なども、見ているようで意外と見ていない風景のひとつだと思います。
( アンコールワット入場用浮橋付近の環濠 )
広いお濠の向こう岸に横たわる精巧な造りの周壁や、その向こうに垣間見える主塔の美しい姿を、立ち止まって目に焼き付けて損はないと思います。
「こんなジャングルのような場所に、世界最高級の寺院建築遺跡があるなんて」
「洋の東西を超えた『人類の類まれなる才能の発言』に異議なし」、です。
水面に浮かぶピンク色の蓮の花に癒されます。やはり仏教徒ならではの反応でしょうか。
( 環濠に咲く蓮の花 )
せっかくですから、お濠端を少し移動したり、正面の西参道から脇の緑地に行ったりして、アンコールワットの水辺の姿も存分に楽しみましょう。
現実は、かなり猛暑ですので、写真のような爽やかな感じはしません。汗ばみながらも、のんびりと牛が草を食む光景や、熱帯の陽光に照らされる美しい塔や壁を、じっと見つめていた時間が大切だと思います。
( アンコールワット西参道左側の緑地と池 )
お濠の周囲を風に吹かれて走っていても、アンコールワットの静かで熱い雰囲気を感じます。
( アンコールワットお濠端の道路を走る )
緑の濃い森の上に広がる空は、いつまでも青々しく、流れゆく白い雲は、悠然としています。
( アンコールワット環濠の東端あたり )
こんな雰囲気のなかを、たった2、3時間で駆け足のように観光して終わりなんて、とても、もったいないことです。
2019年12月記 了
アンコールワットに初めて入場すると、あれよあれよという間に時間が過ぎて行く感じです。
ガイドさんに急かされたり、自分で気が急いて先へ先へと進んでしまいます。初回は仕方がないことだと思います。
世界最高峰の建築美を心ゆくまで記憶にとどめたり、横いっぱいに広がる美しい光景に浸るゆとりなどありません。ここは、「世界遺産に幾つ行った、何か国周遊した」、とチェックすることをいったん忘れて、ある程度じっくりと浸るように観光するべきポイントのひとつだと感じました。
ですから、時間を取って2回、3回とやってきて、あっちこっちと見物すると、初めて味わったときの感動が深く心の中に刻まれるような気がしました。ツアーならば、初回はざっと見物し、次の日のフリータイムにはオプションで再入場するくらいの日程を組むと良いと思います。
例えば、アンコールワットのお濠端風景なども、見ているようで意外と見ていない風景のひとつだと思います。
( アンコールワット入場用浮橋付近の環濠 )
広いお濠の向こう岸に横たわる精巧な造りの周壁や、その向こうに垣間見える主塔の美しい姿を、立ち止まって目に焼き付けて損はないと思います。
「こんなジャングルのような場所に、世界最高級の寺院建築遺跡があるなんて」
「洋の東西を超えた『人類の類まれなる才能の発言』に異議なし」、です。
水面に浮かぶピンク色の蓮の花に癒されます。やはり仏教徒ならではの反応でしょうか。
( 環濠に咲く蓮の花 )
せっかくですから、お濠端を少し移動したり、正面の西参道から脇の緑地に行ったりして、アンコールワットの水辺の姿も存分に楽しみましょう。
現実は、かなり猛暑ですので、写真のような爽やかな感じはしません。汗ばみながらも、のんびりと牛が草を食む光景や、熱帯の陽光に照らされる美しい塔や壁を、じっと見つめていた時間が大切だと思います。
( アンコールワット西参道左側の緑地と池 )
お濠の周囲を風に吹かれて走っていても、アンコールワットの静かで熱い雰囲気を感じます。
( アンコールワットお濠端の道路を走る )
緑の濃い森の上に広がる空は、いつまでも青々しく、流れゆく白い雲は、悠然としています。
( アンコールワット環濠の東端あたり )
こんな雰囲気のなかを、たった2、3時間で駆け足のように観光して終わりなんて、とても、もったいないことです。
2019年12月記 了