ミラノの街道を走る 2018年3月、9月
ミラノ市内や近郊の一般道は、かなりきれいに整えられています。経済力もあるので、市内の道路も広く、たくさんの並木が品よく茂っています。大きな樹木の姿に気持ちもいやされます。
平均的なミラネーゼの暮らす街中の通りや、郊外の緑あふれる街道の風景に、しばし、目を向けてみました。
( ミラノの高級住宅街のひとつ、ブオナロッティ付近の並木道 )
( ミラノ北部の新市街を突き抜ける大通り風景 )
通りは広め、街路樹はゆったりと枝を広げ、道沿いの建物は、高さと色合いが、だいたい揃っています。
クモの巣状の電線は、大通りにも路地裏にもありません。ゆったり、すっきり揃うことが美しい街並みづくりの大切なポイントだなと感じました。
実際に、歴史的な街並みとか、いわゆる高級住宅街は、こんな感じですね。電線をなくすだけで、街並みのゆったり感は格段に向上します。空が広くなるのです!
日本だって、同じポイントを押さえれば素敵な場所になるに違いありません。あとは、住民と当局のやる気の問題だと思います。けれども、一度、貼り付けてしまった交通標語とか、くどくどとした注意書き、安っぽい看板などを、なかなか取り外せません。この心理の延長線上で、新しいものや、違ったものを受け入れることに抵抗感が生まれ、さらなる成長のための決断もできないような気がしてなりません。
余計な一言でした。
つづいてミラノ郊外の広い、広い平野部を突っ走ります。写真は、ナヴィリオ運河を南下したパヴィア郊外の街道風景です。早春の明るい日差しを浴びる気持ちよいドライブですが、木々の芽は、まだ出ていません。
( パヴィア郊外の街道。右はナヴィリオ運河 )
街道を東に折れて、大木の続く並木道の突当りに、パヴィア修道院( チェルトーザ・ディ・パヴィア:Certosa di Pavia )が見えてきました。美しく、豊かなロンバルディアの田園風景に気分爽快です。
( チェルトーザ・ディ・パヴィア正門前の並木道 )
パヴィア修道院近くの小さな新興住宅街を突き抜けて走ります。大き目の戸建てが、カーブを描いて建ち並び、落ち着きとゆとりある生活を想像させてくれます。ミラノ都心部まで片道1時間弱かかる、ミラノ通勤圏ぎりぎりのあたりです。
今度はミラノから北に向かい、アルプスに連なる山々が眼前に迫ってくるレッコ:Lecco とい小都市近郊をドライブしました。写真を見るだけで、ひんやり感が残る早春の山裾風景が頭に浮かびます。
( レッコ市郊外の一般道を走る )
山々の中腹へ上がり、尾根筋にそって開けた集落の間を縫うようにして走ります。手入れのよい戸建てや、小規模マンションが右、左と続いています。のんびりした山村暮らしが好みなら、おすすめですが、変化が少ない暮らしなので、刺激を求める方々には、ときどき、走り抜ける程度で十分でしょう。
( レッコ市から山の中腹へ上がったあたりの小集落を抜ける街道 )
ロンバルディアの都市も平野も山間部も、とても魅力的な道が続きました。
2019年4月記 了
ミラノ市内や近郊の一般道は、かなりきれいに整えられています。経済力もあるので、市内の道路も広く、たくさんの並木が品よく茂っています。大きな樹木の姿に気持ちもいやされます。
平均的なミラネーゼの暮らす街中の通りや、郊外の緑あふれる街道の風景に、しばし、目を向けてみました。
( ミラノの高級住宅街のひとつ、ブオナロッティ付近の並木道 )
( ミラノ北部の新市街を突き抜ける大通り風景 )
通りは広め、街路樹はゆったりと枝を広げ、道沿いの建物は、高さと色合いが、だいたい揃っています。
クモの巣状の電線は、大通りにも路地裏にもありません。ゆったり、すっきり揃うことが美しい街並みづくりの大切なポイントだなと感じました。
実際に、歴史的な街並みとか、いわゆる高級住宅街は、こんな感じですね。電線をなくすだけで、街並みのゆったり感は格段に向上します。空が広くなるのです!
日本だって、同じポイントを押さえれば素敵な場所になるに違いありません。あとは、住民と当局のやる気の問題だと思います。けれども、一度、貼り付けてしまった交通標語とか、くどくどとした注意書き、安っぽい看板などを、なかなか取り外せません。この心理の延長線上で、新しいものや、違ったものを受け入れることに抵抗感が生まれ、さらなる成長のための決断もできないような気がしてなりません。
余計な一言でした。
つづいてミラノ郊外の広い、広い平野部を突っ走ります。写真は、ナヴィリオ運河を南下したパヴィア郊外の街道風景です。早春の明るい日差しを浴びる気持ちよいドライブですが、木々の芽は、まだ出ていません。
( パヴィア郊外の街道。右はナヴィリオ運河 )
街道を東に折れて、大木の続く並木道の突当りに、パヴィア修道院( チェルトーザ・ディ・パヴィア:Certosa di Pavia )が見えてきました。美しく、豊かなロンバルディアの田園風景に気分爽快です。
( チェルトーザ・ディ・パヴィア正門前の並木道 )
パヴィア修道院近くの小さな新興住宅街を突き抜けて走ります。大き目の戸建てが、カーブを描いて建ち並び、落ち着きとゆとりある生活を想像させてくれます。ミラノ都心部まで片道1時間弱かかる、ミラノ通勤圏ぎりぎりのあたりです。
今度はミラノから北に向かい、アルプスに連なる山々が眼前に迫ってくるレッコ:Lecco とい小都市近郊をドライブしました。写真を見るだけで、ひんやり感が残る早春の山裾風景が頭に浮かびます。
( レッコ市郊外の一般道を走る )
山々の中腹へ上がり、尾根筋にそって開けた集落の間を縫うようにして走ります。手入れのよい戸建てや、小規模マンションが右、左と続いています。のんびりした山村暮らしが好みなら、おすすめですが、変化が少ない暮らしなので、刺激を求める方々には、ときどき、走り抜ける程度で十分でしょう。
( レッコ市から山の中腹へ上がったあたりの小集落を抜ける街道 )
ロンバルディアの都市も平野も山間部も、とても魅力的な道が続きました。
2019年4月記 了