モンサンミシェルへの行き方の復習 2019年4月訪問
【1 ツアーそれとも個人旅行】
2019年のゴールデン・ウィークに、家族ともども初めてパリから1泊2日でモンサンミシェルに行きました。幸い、天候にも恵まれ、圧倒的な存在感で眼前に迫る、正式名称「ル・モン・サン・ミシェル:Le Mont Saint-Michel 」の威容と賑わいを存分に堪能しました。
「いやあ、行って良かったあ」です。私も、長年の思いが、やっとかないました。
( 夕闇せまるル・モン・サン・ミッシェル )
今回の観光は、いわゆる島内ホテルに宿泊した往復約27時間の小旅行。普通にキップを予約し、TGVと路線バスを乗り継いで往復する、皆様のよく言う個人旅行です。
モンサンミシェル観光は、ツアーが良いのか、個人旅行で行くのが良いのか、ブログやガイド本でも意見百出です。私は、各人の時間配分、フランス旅行ノウハウへの習熟度やチャレンジ力、ご予算などで変わるので、一概に優劣は決まらないと思っています。
我が家の場合は、のっけから自分たちで行くことにしていました。
*せっかく行くのだから1泊したい。
*1泊ツアーの標準パターンである、パリ早朝発、翌日夜半帰着のバス旅は長すぎ。
*自分たちで行く方が安いもんね。
*同行者がTGVに乗りたーい、と希望。
これらが我が家の個人旅行選択理由。私は、空気読めない系の性格なので、余程のことがない限り、先進国ではツアーの旅はしないことも隠れた理由です。
【2 パリとモンサンミシェルの標準往復ルート】
パリからモンサンミシェルへ公共交通機関で往復する場合の一般的なルートは、パリからレンヌへTGVで行き、モンサンミシェル行き直行路線バスに乗り換えるという行程です。
もう、言い尽くされていますが、何回でも記録しておいて損はないと思います。
1) パリ ⇔ レンヌ:Rennes はTGVで往復。片道1時間30分弱から2時間。約1時間ごと。
( パリのモンパルナス駅のTGV。左が格安ウイゴー車両、右が一般車両 )
2) レンヌ ⇔ モンサンミシェル対岸は、ケオリス・アルモール社:Keolis Armor、の直行路線バスで往復。片道70分。TGV接続で1日4往復。
( モンサンミシェル対岸のバスターミナルに着いた直行路線バス )
3) モンサンミシェルの対岸と島の入口は無料シャトルバスのパスール(パスール):Passeur、で約15分。朝7時から夜中の12時ごろまで5分から15分おきくらいに、適当な間隔で運転。
(モンサンミッシェルの対岸と本島を結ぶ無料シャトルバス)
このルートだと、何と、パリからモンサンミシェル対岸の路線バスタ-ミナルまで、片道3時間を切るスピードで行けるのです。
「は、速い!」
パリからモンサンミシェルまでは350km以上ありますので、TGVの威力に脱帽です。かつて、モンサンミシェルと言えば、「パリから遥か彼方のノルマンディーの寒村の先にそびえ立つ辺境の有名観光地」のイメージでした。交通網の発達で、いまや、多少無理すればパリ日帰り圏の観光地になったことを実感しました。
東京から伊勢神宮まで日帰り観光する感じです。途中乗換え1回で、1点張りの豪華観光スポットへ多少の強行軍で往復する旅程が、何となく似ていませんでしょうか。
【3 その他のモンサンミシェル往復ルート】
ちなみに、パリ発の他のモンサンミシェル往復ルートは、
①ツアー・バスで片道4-5時間、
②フランス国鉄SNCFのTGVで、レンヌではなく、ドル・ドゥ・ブルターニュ:Dol de Bretagne という駅で直行路線バスに乗り換え、
③SNCFの在来線で、近隣のポントルソン・ルモンサンミシェル:Pontorson-Le Mont Saint Michel、という駅まで行って路線バスに乗り換え、
④高速バスでレンヌまで行き、一般ルートで書いたレンヌ⇔モンサンミシェル間の直行路線バスに乗り換え、
です。
もちろん、クルマで行く選択肢もあり、フランス人や近隣諸国の人たちの多数派は、クルマでモンサンミシェル観光にやってきます。
皆さんも、時と場合と予算に応じてルートやスケジュールを選択しましょう。
是非、モンサンミシェルに行きたい場合は、個人旅行で1泊がおすすめです。冬場ならば天候不順や霧に備えて滞在時間を長めに取る計画が良いと思います。「霧で見えなかった」モンサンミシェル観光ほど悲惨な旅はありません。
観光地めぐりの数をこなす場合は、論をまたずにパリ発の日帰りツアー、TGVでの日帰り旅行、または、モンサンミシェル1泊が組み込まれたフランス・ツアーの選択が良いと思います。霧でも嵐でも、人混みにもみくちゃにされながら参道を歩いても、「モンサンミッシェルに行った」という、厳然とした事実は微動だにしないからです。
2019年5月記 了
【1 ツアーそれとも個人旅行】
2019年のゴールデン・ウィークに、家族ともども初めてパリから1泊2日でモンサンミシェルに行きました。幸い、天候にも恵まれ、圧倒的な存在感で眼前に迫る、正式名称「ル・モン・サン・ミシェル:Le Mont Saint-Michel 」の威容と賑わいを存分に堪能しました。
「いやあ、行って良かったあ」です。私も、長年の思いが、やっとかないました。
( 夕闇せまるル・モン・サン・ミッシェル )
今回の観光は、いわゆる島内ホテルに宿泊した往復約27時間の小旅行。普通にキップを予約し、TGVと路線バスを乗り継いで往復する、皆様のよく言う個人旅行です。
モンサンミシェル観光は、ツアーが良いのか、個人旅行で行くのが良いのか、ブログやガイド本でも意見百出です。私は、各人の時間配分、フランス旅行ノウハウへの習熟度やチャレンジ力、ご予算などで変わるので、一概に優劣は決まらないと思っています。
我が家の場合は、のっけから自分たちで行くことにしていました。
*せっかく行くのだから1泊したい。
*1泊ツアーの標準パターンである、パリ早朝発、翌日夜半帰着のバス旅は長すぎ。
*自分たちで行く方が安いもんね。
*同行者がTGVに乗りたーい、と希望。
これらが我が家の個人旅行選択理由。私は、空気読めない系の性格なので、余程のことがない限り、先進国ではツアーの旅はしないことも隠れた理由です。
【2 パリとモンサンミシェルの標準往復ルート】
パリからモンサンミシェルへ公共交通機関で往復する場合の一般的なルートは、パリからレンヌへTGVで行き、モンサンミシェル行き直行路線バスに乗り換えるという行程です。
もう、言い尽くされていますが、何回でも記録しておいて損はないと思います。
1) パリ ⇔ レンヌ:Rennes はTGVで往復。片道1時間30分弱から2時間。約1時間ごと。
( パリのモンパルナス駅のTGV。左が格安ウイゴー車両、右が一般車両 )
2) レンヌ ⇔ モンサンミシェル対岸は、ケオリス・アルモール社:Keolis Armor、の直行路線バスで往復。片道70分。TGV接続で1日4往復。
( モンサンミシェル対岸のバスターミナルに着いた直行路線バス )
3) モンサンミシェルの対岸と島の入口は無料シャトルバスのパスール(パスール):Passeur、で約15分。朝7時から夜中の12時ごろまで5分から15分おきくらいに、適当な間隔で運転。
(モンサンミッシェルの対岸と本島を結ぶ無料シャトルバス)
このルートだと、何と、パリからモンサンミシェル対岸の路線バスタ-ミナルまで、片道3時間を切るスピードで行けるのです。
「は、速い!」
パリからモンサンミシェルまでは350km以上ありますので、TGVの威力に脱帽です。かつて、モンサンミシェルと言えば、「パリから遥か彼方のノルマンディーの寒村の先にそびえ立つ辺境の有名観光地」のイメージでした。交通網の発達で、いまや、多少無理すればパリ日帰り圏の観光地になったことを実感しました。
東京から伊勢神宮まで日帰り観光する感じです。途中乗換え1回で、1点張りの豪華観光スポットへ多少の強行軍で往復する旅程が、何となく似ていませんでしょうか。
【3 その他のモンサンミシェル往復ルート】
ちなみに、パリ発の他のモンサンミシェル往復ルートは、
①ツアー・バスで片道4-5時間、
②フランス国鉄SNCFのTGVで、レンヌではなく、ドル・ドゥ・ブルターニュ:Dol de Bretagne という駅で直行路線バスに乗り換え、
③SNCFの在来線で、近隣のポントルソン・ルモンサンミシェル:Pontorson-Le Mont Saint Michel、という駅まで行って路線バスに乗り換え、
④高速バスでレンヌまで行き、一般ルートで書いたレンヌ⇔モンサンミシェル間の直行路線バスに乗り換え、
です。
もちろん、クルマで行く選択肢もあり、フランス人や近隣諸国の人たちの多数派は、クルマでモンサンミシェル観光にやってきます。
皆さんも、時と場合と予算に応じてルートやスケジュールを選択しましょう。
是非、モンサンミシェルに行きたい場合は、個人旅行で1泊がおすすめです。冬場ならば天候不順や霧に備えて滞在時間を長めに取る計画が良いと思います。「霧で見えなかった」モンサンミシェル観光ほど悲惨な旅はありません。
観光地めぐりの数をこなす場合は、論をまたずにパリ発の日帰りツアー、TGVでの日帰り旅行、または、モンサンミシェル1泊が組み込まれたフランス・ツアーの選択が良いと思います。霧でも嵐でも、人混みにもみくちゃにされながら参道を歩いても、「モンサンミッシェルに行った」という、厳然とした事実は微動だにしないからです。
2019年5月記 了