ラグーザ・イブラの夜は浮かぶ 2018年9月訪問
ラグーザ・イブラの夜景は漆黒の空間に浮かび上がっている光の塊(かたまり)のようです。
標高の高いスーペリオーレ地区から下り坂越しに見えてくるイブラの光が視野の真ん中に入ってくるとき、その美しい光景をじっと立ち止まって心に刻みましょう。
まず、人通りの少ないコルソ・イタリア通りの急な坂を下っていきます。
( スーペリオーレのイタリア通りの静かな夜 )
イブラ展望の名所のひとつ、スカーレ教会の塔越しに、イブラがぽっかり浮かび上がって見えます。ドゥオーモだけ、青白くライトアップされているのが、いかにも観光地風情です。
( サンタ・マリア・スカーレ教会付近から見たイブラの夜景 )
イタリアの諸都市の街灯やクルマのライトは、オレンジ色や黄色っぽいものが多いので、ベージュ色の壁と良く合っているようです。
( イブラの夜に浮かぶドゥオーモの青白いライトアップ )
写真にすると、光線が少しぼおっと写るので幻想的な雰囲気も増します。
「実物は、こんなだったかなあ、まあ、いいや」って、ところでしょう。
( イブラの入口、プルガトリオ教会(左下)の見える夜 )
イブラ地区に降りて行き、ドゥオーモへつながるメインの路地を進むと、青白く照らされたクーポラが眼前に大きく迫ってきます。
「おおっ」って感じです。夜も、ここで写真を撮るのがお決まりのパターン。
道行く観光客は、一様にカメラやスマホを出していました。
「でもね、夜の静寂と、少しひんやりした空気が伝わらないと、夜景の感動も半減かも」
「まあね」という感じです。
(眼前に迫る青白くライトアップされたイブラのドゥオーモ)
ドゥオーモの正面に回り込むと、広場には少なからずの観光客がたむろ中。バルのテラスでワインを飲んだり、おしゃべり中。
( 夜になっても人通りの絶えないドゥオーモ前広場)
お土産屋さんだって寒い時期を除けば、午後10時か11時ごろまで開いているようです。
「商売、商売・・・・・」
「ラグーザの人たちは真面目で働き者なんですからね」
( 闇夜に浮かぶドゥオーモのアップ)
私も、ここで他の方に声掛けして自分自身の写真を撮ってもらいました。
「ありがとう、おやすみなさい」
( 9月の半ばの午後10時過ぎでもレストランは人が多い )
広場から横に折れた道路沿いのレストランだって、観光客でいっぱいです。週末ってことを勘案しても大賑わいのようで、世界遺産に指定されると観光客が増えるという方程式を実地で見ている感じでした。
そして、世界遺産効果よりはるかに強力だった新型コロナウィルス、COVID-19のおかげで、世界中の観光産業が天国と地獄を見たのも周知の事実。
観光旅行ができる平和のありがたさを、改めて実感しています。そして、「朝の来ない夜もない」
2020年11月記 了
ラグーザ・イブラの夜景は漆黒の空間に浮かび上がっている光の塊(かたまり)のようです。
標高の高いスーペリオーレ地区から下り坂越しに見えてくるイブラの光が視野の真ん中に入ってくるとき、その美しい光景をじっと立ち止まって心に刻みましょう。
まず、人通りの少ないコルソ・イタリア通りの急な坂を下っていきます。
( スーペリオーレのイタリア通りの静かな夜 )
イブラ展望の名所のひとつ、スカーレ教会の塔越しに、イブラがぽっかり浮かび上がって見えます。ドゥオーモだけ、青白くライトアップされているのが、いかにも観光地風情です。
( サンタ・マリア・スカーレ教会付近から見たイブラの夜景 )
イタリアの諸都市の街灯やクルマのライトは、オレンジ色や黄色っぽいものが多いので、ベージュ色の壁と良く合っているようです。
( イブラの夜に浮かぶドゥオーモの青白いライトアップ )
写真にすると、光線が少しぼおっと写るので幻想的な雰囲気も増します。
「実物は、こんなだったかなあ、まあ、いいや」って、ところでしょう。
( イブラの入口、プルガトリオ教会(左下)の見える夜 )
イブラ地区に降りて行き、ドゥオーモへつながるメインの路地を進むと、青白く照らされたクーポラが眼前に大きく迫ってきます。
「おおっ」って感じです。夜も、ここで写真を撮るのがお決まりのパターン。
道行く観光客は、一様にカメラやスマホを出していました。
「でもね、夜の静寂と、少しひんやりした空気が伝わらないと、夜景の感動も半減かも」
「まあね」という感じです。
(眼前に迫る青白くライトアップされたイブラのドゥオーモ)
ドゥオーモの正面に回り込むと、広場には少なからずの観光客がたむろ中。バルのテラスでワインを飲んだり、おしゃべり中。
( 夜になっても人通りの絶えないドゥオーモ前広場)
お土産屋さんだって寒い時期を除けば、午後10時か11時ごろまで開いているようです。
「商売、商売・・・・・」
「ラグーザの人たちは真面目で働き者なんですからね」
( 闇夜に浮かぶドゥオーモのアップ)
私も、ここで他の方に声掛けして自分自身の写真を撮ってもらいました。
「ありがとう、おやすみなさい」
( 9月の半ばの午後10時過ぎでもレストランは人が多い )
広場から横に折れた道路沿いのレストランだって、観光客でいっぱいです。週末ってことを勘案しても大賑わいのようで、世界遺産に指定されると観光客が増えるという方程式を実地で見ている感じでした。
そして、世界遺産効果よりはるかに強力だった新型コロナウィルス、COVID-19のおかげで、世界中の観光産業が天国と地獄を見たのも周知の事実。
観光旅行ができる平和のありがたさを、改めて実感しています。そして、「朝の来ない夜もない」
2020年11月記 了