ニッポン人なら一度はナブッコ詣で 2018年9月訪問
ミラノへいらっしゃる日本人観光客の間で知名度も高いレストラン、ナブッコ:Nabucco、へ私も行ってみました。
「ナブッコっていう、日本人観光客にかなり有名なレストランあるんだけど、どう?」
「ブレラは観光地だから高い。でも、有名だし、美味しい」
「じゃあ、行こう!」
( ナブッコの店先と、フィオーリ・キアーリ通り )
ナブッコは、ミラノで一番お洒落な場所だという評判の高いブレラ地区:Brera (または、ブレッラ)の、フィオーリ・キアーリ通り:Via Fiori Chiari にあります。最寄り駅は、ランツァ:Lanzaです。
「ええっ?」
「モンテ・ナポレオーネじゃないの?」
まあ、都心部なので、お好きなルートでやってくればいいのです。
フィオーリ・キアーリ通りは、年を追うごとに、洗練度に磨きがかかり、有名ブランド店なども出来ました。素敵なミラネーゼが歩いていたシックなオフィス街は、たくさんの観光客が行き来する、トレンディな雰囲気の小径に昇華しました。
路上の物売りなどは、観光地であることの証明です。
( フィオーリ・キアーリ通り。奥の張り出しテントがナブッコ )
レストラン・ナブッコ:Nabuccoは、Via Fiori Chiari 10, 20121, Milano Brera です。
ブレラ通りから来る場合は、フィオーリ・キアーリ通りを左に曲がって3-4軒目です。
( レストラン・ナブッコ正面 )
有名店ですが、間口は、そんなに大きくありません。
でも、奥は深そうで、2階もあるそうです。私たちは、土曜の昼に予約なしで行ったにもかかわらず、店内の窓際席が取れました。
ちょっと遅めに行ったのが良かったようです。早飯の日本人とか、時間にうるさいドイツ人が、ちょうど席を立った後に入れたのかも知れません。こういう、小さなツキがあると、食事も美味しくなります。
( ナブッコの日本語併記メニュー )
うわさどおり、日本語併記のメニューもありました。訳語もうまく、活字もきれいで、品の良さを感じます。
利益率の高い、いや、当店おすすめの料理は、ナブッコ印が付いています。
釈迦に説法ですが、ナブッコは、スカラ座に縁の深い作曲家ベルディの出世作のオペラの題名。あらすじ等々はウィキペディアなどをみると、すぐにわかります。
( ロンバルディア風ハムサラミ盛り合わせ、焼き野菜の盛り合わせ )
ナブッコ印のハム、サラミの盛り合わせは、ロンバルディア風の美味しさが出た一品。このあたりから、正統派ツーリスト路線から、大きく脱線してしまいました。
「えーと、ミラノ初心者は、何を注文するのが王道でしたっけ」
「生ハム、 黄色いサフランのミラノ風リゾット、 オッソ・ブッコという牛の骨付き肉の煮込み、ミラノ風カツレツ、デザートにティラミス、じゃないの?」
「ブログとか、website のメニューを見て、マーク付きのを注文するのですね」
私たち、よく考えたら、ぜんぜんそういうの注文していませんでした。1人菜食主義者がいるので、スタッフと協議の結果、焼き野菜の盛り合わせ、きのこスパゲッティが、まず登場しました。
( きのこのスパゲッティ )
ナブッコの味付けは、伝統的なロンバルディア風なので、濃い目で重いです。軽め、あっさり系が好みの日本人には、合わないかも知れませんが、一度くらい、イタリアの中では、まずいという評判のロンバルディア料理の逸品を試すのは悪くないと思います。
( ラムのステーキ、ポテトのグリル添え )
肉も、ミラノ風牛カツ=コトレッタ・アラ・ミラネーゼ、の名声など、どこ吹く風で、ラムなどを注文して、十分に堪能しました。友人が頼んだラビオリも、味見すると、濃厚な風味で、とても美味しい一品でした。
たまに、悪評も書いてあるナブッコですが、体験する限りは、「有名観光地の美味しい有名料理店」との評判どおりであったと思います。
( スブリゾローナ:Sbrisolona、はカフェのお供として )
デザートは、近くのジェラート(アイスクリーム)屋さんに行きたかったので、お料理の後は、カフェで締めくくり。すると、格式高く、甘いビスケットも出てきました。スブリゾローナという、割れやすいロンバルディア伝統のビスケットでした。
ピンキリまであるワイン代を別にすれば、ひとり30ユーロから50ユーロくらいのご予算を見込めばよいでしょう。まあ、顔見知りでもない限り、1品注文も避けた方が無難な格式のレストランでした。
ごちそうさま、さようなら。
2018年10月記 了
ミラノへいらっしゃる日本人観光客の間で知名度も高いレストラン、ナブッコ:Nabucco、へ私も行ってみました。
「ナブッコっていう、日本人観光客にかなり有名なレストランあるんだけど、どう?」
「ブレラは観光地だから高い。でも、有名だし、美味しい」
「じゃあ、行こう!」
( ナブッコの店先と、フィオーリ・キアーリ通り )
ナブッコは、ミラノで一番お洒落な場所だという評判の高いブレラ地区:Brera (または、ブレッラ)の、フィオーリ・キアーリ通り:Via Fiori Chiari にあります。最寄り駅は、ランツァ:Lanzaです。
「ええっ?」
「モンテ・ナポレオーネじゃないの?」
まあ、都心部なので、お好きなルートでやってくればいいのです。
フィオーリ・キアーリ通りは、年を追うごとに、洗練度に磨きがかかり、有名ブランド店なども出来ました。素敵なミラネーゼが歩いていたシックなオフィス街は、たくさんの観光客が行き来する、トレンディな雰囲気の小径に昇華しました。
路上の物売りなどは、観光地であることの証明です。
( フィオーリ・キアーリ通り。奥の張り出しテントがナブッコ )
レストラン・ナブッコ:Nabuccoは、Via Fiori Chiari 10, 20121, Milano Brera です。
ブレラ通りから来る場合は、フィオーリ・キアーリ通りを左に曲がって3-4軒目です。
( レストラン・ナブッコ正面 )
有名店ですが、間口は、そんなに大きくありません。
でも、奥は深そうで、2階もあるそうです。私たちは、土曜の昼に予約なしで行ったにもかかわらず、店内の窓際席が取れました。
ちょっと遅めに行ったのが良かったようです。早飯の日本人とか、時間にうるさいドイツ人が、ちょうど席を立った後に入れたのかも知れません。こういう、小さなツキがあると、食事も美味しくなります。
( ナブッコの日本語併記メニュー )
うわさどおり、日本語併記のメニューもありました。訳語もうまく、活字もきれいで、品の良さを感じます。
利益率の高い、いや、当店おすすめの料理は、ナブッコ印が付いています。
釈迦に説法ですが、ナブッコは、スカラ座に縁の深い作曲家ベルディの出世作のオペラの題名。あらすじ等々はウィキペディアなどをみると、すぐにわかります。
( ロンバルディア風ハムサラミ盛り合わせ、焼き野菜の盛り合わせ )
ナブッコ印のハム、サラミの盛り合わせは、ロンバルディア風の美味しさが出た一品。このあたりから、正統派ツーリスト路線から、大きく脱線してしまいました。
「えーと、ミラノ初心者は、何を注文するのが王道でしたっけ」
「生ハム、 黄色いサフランのミラノ風リゾット、 オッソ・ブッコという牛の骨付き肉の煮込み、ミラノ風カツレツ、デザートにティラミス、じゃないの?」
「ブログとか、website のメニューを見て、マーク付きのを注文するのですね」
私たち、よく考えたら、ぜんぜんそういうの注文していませんでした。1人菜食主義者がいるので、スタッフと協議の結果、焼き野菜の盛り合わせ、きのこスパゲッティが、まず登場しました。
( きのこのスパゲッティ )
ナブッコの味付けは、伝統的なロンバルディア風なので、濃い目で重いです。軽め、あっさり系が好みの日本人には、合わないかも知れませんが、一度くらい、イタリアの中では、まずいという評判のロンバルディア料理の逸品を試すのは悪くないと思います。
( ラムのステーキ、ポテトのグリル添え )
肉も、ミラノ風牛カツ=コトレッタ・アラ・ミラネーゼ、の名声など、どこ吹く風で、ラムなどを注文して、十分に堪能しました。友人が頼んだラビオリも、味見すると、濃厚な風味で、とても美味しい一品でした。
たまに、悪評も書いてあるナブッコですが、体験する限りは、「有名観光地の美味しい有名料理店」との評判どおりであったと思います。
( スブリゾローナ:Sbrisolona、はカフェのお供として )
デザートは、近くのジェラート(アイスクリーム)屋さんに行きたかったので、お料理の後は、カフェで締めくくり。すると、格式高く、甘いビスケットも出てきました。スブリゾローナという、割れやすいロンバルディア伝統のビスケットでした。
ピンキリまであるワイン代を別にすれば、ひとり30ユーロから50ユーロくらいのご予算を見込めばよいでしょう。まあ、顔見知りでもない限り、1品注文も避けた方が無難な格式のレストランでした。
ごちそうさま、さようなら。
2018年10月記 了