故ザハ・ハディード氏とイソザキさまのペア再来 2018年3月
ミラノの新しいエリアで、この21世紀建築コンビに、再び遭遇してしまいました。
(ザハ・ハディード氏設計のマンションと高層ビル)
「驚いたの何の。全く予備知識なし。ミラノ観光情報、ミラノ生活ブログにコメントや口コミ、ほとんど皆無」
スペインのビルバオでは、お二人の作品は、ちょっと離ればなれです。けれども、ミラノでは、お隣りさん。ミラノでは、もう一人、ダニエル・リベスキンド氏という建築家が加わり、トリオを組んで、将来に残せるミラノを作っていました。
その場所は、Citylife Milano:シティライフ・ミラノ。初代見本市会場のあったフィエラの大部分を再開発した場所です。三人が、それぞれ1棟の高層ビルと、1グループのマンションを設計していました。ショッピングセンターや公園を含む全体の監修は、故ザハ・ハディード氏だそうです。
これが、人目を惹かないわけはありません。
たまたま、近くを歩いていて、「珍しいデザインの新築マンションだなあ」、「ここ買ったら、幾らかなあ」と、思って見上げたのが、偶然の産物。見れば見るほど、波打つシルエットや、ユニークすぎるデザイン。「今のヨーロッパは、ビルバオ風が、はやりなのかなあ。やっはり、ビルバオ・インパクトはすごいなあ」と、一人勝手に想像したのです。
(ユニークな高級マンションの別アングル)
その後、一息入れたベンチで、地図上に刷られた「ハディード」の字を見て、びっくりしたのでした。そして、隣りに刷られた 「TORRE ISOZAKI」に、あんぐりでした。
ミラノ市民も「ああ、あそこの新しい地区ね」、程度の意識です。
ミラノ観光でユニーク体験を求めている旅行者の方、私だけのミラノ気分で紹介、PRするなら今がチャンスです。ビルバオのグッゲンハイム美術館やイソザキ・アテナのように、これでもかと思うくらいワンパターンで絶賛、紹介される前に、是非、見物にいらっしゃることをおすすめします。
度肝を抜く斬新な曲線と窪みがウリのザハ・ハディード建築と、スマートだが大人しい感じのイソザキ作品が、動と静のように合わさって、絶妙なバランスを創っているように感じました。
いろいろなアングルから見たハディート作のビルとマンション、そしてイソザキ・タワーを見ておきましょう。
何も言うことがないくらい、ただただ、見とれるばかりでした。
(朝日に輝くイソザキタワー。手前の白いビルがハディードマンション)
(ハディードのマンションをショッピング・ディストリクトより遠望)
(少し違う角度からみた、ハディードマンション)
多分、1戸2億円くらい。税別、税込み?年間維持費は幾らかな。
(リベスキンド氏設計のマンション。おとなしいデザインの側面)
(異なったアングルから見たリベスキンド氏設計のマンション)
こう見ると、ザハ・ハディード氏が、すばぬけてユニークな発想をする建築家ということが分かります。
一人くらい、飛んでる人がいないと、世の中、面白くありません。ハディード氏あっての、他のパートナーさまなのだなと、私は感じました。
(イソザキタワーと奥のハディードタワー)
( 市電とハディードマンションの共演もあります )
新旧が、何気なく共存できるって、素晴らしいことだと思います。
( 最後の晩餐の教会から見えるザハ・ハディード・タワー)
サンタ・マリア・デラ・グラーツェ教会の最後の晩餐の出入口付近の路地からも、ザハ・ハディード・タワーが見えます。予習していると、友人や仲間に、自慢気に説明できるかも知れません。けれども、ニッポン人の多くは、ザハ・ハディード氏を知りません。”ブタに真珠”状態と言ったら過激すぎますが、ここがネックです。
いったん、定番になると、我も我もと、写真撮りまくるのですがねえ。ため息・・・・・です。
(もういちど、見納めがてら。左奥のうねった屋根は、ミラノ国際会議場)
追伸。リベスキンド氏設計の高層ビルは、着工したばかり。数年後には、また違ったスカイラインが出現すると思います。楽しみです。
了
ミラノの新しいエリアで、この21世紀建築コンビに、再び遭遇してしまいました。
(ザハ・ハディード氏設計のマンションと高層ビル)
「驚いたの何の。全く予備知識なし。ミラノ観光情報、ミラノ生活ブログにコメントや口コミ、ほとんど皆無」
スペインのビルバオでは、お二人の作品は、ちょっと離ればなれです。けれども、ミラノでは、お隣りさん。ミラノでは、もう一人、ダニエル・リベスキンド氏という建築家が加わり、トリオを組んで、将来に残せるミラノを作っていました。
その場所は、Citylife Milano:シティライフ・ミラノ。初代見本市会場のあったフィエラの大部分を再開発した場所です。三人が、それぞれ1棟の高層ビルと、1グループのマンションを設計していました。ショッピングセンターや公園を含む全体の監修は、故ザハ・ハディード氏だそうです。
これが、人目を惹かないわけはありません。
たまたま、近くを歩いていて、「珍しいデザインの新築マンションだなあ」、「ここ買ったら、幾らかなあ」と、思って見上げたのが、偶然の産物。見れば見るほど、波打つシルエットや、ユニークすぎるデザイン。「今のヨーロッパは、ビルバオ風が、はやりなのかなあ。やっはり、ビルバオ・インパクトはすごいなあ」と、一人勝手に想像したのです。
(ユニークな高級マンションの別アングル)
その後、一息入れたベンチで、地図上に刷られた「ハディード」の字を見て、びっくりしたのでした。そして、隣りに刷られた 「TORRE ISOZAKI」に、あんぐりでした。
ミラノ市民も「ああ、あそこの新しい地区ね」、程度の意識です。
ミラノ観光でユニーク体験を求めている旅行者の方、私だけのミラノ気分で紹介、PRするなら今がチャンスです。ビルバオのグッゲンハイム美術館やイソザキ・アテナのように、これでもかと思うくらいワンパターンで絶賛、紹介される前に、是非、見物にいらっしゃることをおすすめします。
度肝を抜く斬新な曲線と窪みがウリのザハ・ハディード建築と、スマートだが大人しい感じのイソザキ作品が、動と静のように合わさって、絶妙なバランスを創っているように感じました。
いろいろなアングルから見たハディート作のビルとマンション、そしてイソザキ・タワーを見ておきましょう。
何も言うことがないくらい、ただただ、見とれるばかりでした。
(朝日に輝くイソザキタワー。手前の白いビルがハディードマンション)
(ハディードのマンションをショッピング・ディストリクトより遠望)
(少し違う角度からみた、ハディードマンション)
多分、1戸2億円くらい。税別、税込み?年間維持費は幾らかな。
(リベスキンド氏設計のマンション。おとなしいデザインの側面)
(異なったアングルから見たリベスキンド氏設計のマンション)
こう見ると、ザハ・ハディード氏が、すばぬけてユニークな発想をする建築家ということが分かります。
一人くらい、飛んでる人がいないと、世の中、面白くありません。ハディード氏あっての、他のパートナーさまなのだなと、私は感じました。
(イソザキタワーと奥のハディードタワー)
( 市電とハディードマンションの共演もあります )
新旧が、何気なく共存できるって、素晴らしいことだと思います。
( 最後の晩餐の教会から見えるザハ・ハディード・タワー)
サンタ・マリア・デラ・グラーツェ教会の最後の晩餐の出入口付近の路地からも、ザハ・ハディード・タワーが見えます。予習していると、友人や仲間に、自慢気に説明できるかも知れません。けれども、ニッポン人の多くは、ザハ・ハディード氏を知りません。”ブタに真珠”状態と言ったら過激すぎますが、ここがネックです。
いったん、定番になると、我も我もと、写真撮りまくるのですがねえ。ため息・・・・・です。
(もういちど、見納めがてら。左奥のうねった屋根は、ミラノ国際会議場)
追伸。リベスキンド氏設計の高層ビルは、着工したばかり。数年後には、また違ったスカイラインが出現すると思います。楽しみです。
了