霊感ただようコーケー遺跡へ行った 2019年10月訪問
1. コーケー遺跡めぐり現地ツアー
コーケー遺跡:Koh Ker, は、シエム・リアップから北東へ120kmくらい離れたアンコール朝初期の遺跡です。10世紀の921年から944年までの20年強だけ都であった都市の遺跡と説明されています。
( コーケー遺跡へ10kmほどの田園風景と幹線道路 )
コーケー遺跡は、かなり遠いです。シエム・リアップからクルマで片道2時間半以上かかりました。私は、ホテルにあったパンフレットにつられ、現地の旅行代理店:シエム・リアップ・シャトル社( www.siemreapshuttle.com )が募集していた「コーケー遺跡とベンメリア遺跡の1日観光」というコースを希望日前日に申し込みました。大人1人40USドルで、英語ガイド、ホテル送迎、道中のミネラルウォーター数本付きですが、入場料2カ所計15USドルと食事代は別、というパックツアーでした。2名以上申込で催行だそうで、クルマは申込人数に応じて小型のランドクルーザーであったり、10人乗りのミニバンになったりするそうです。
当日は、ガイド1名と、私を含めて3名のお客で遺跡めぐりをしました。オフシーズンなので少人数のことが多いとのガイドさんの弁でした。
( コーケー遺跡へ向かう途中の集落風景 )
コーケー遺跡めぐりは、プレア・ヴィヘア遺跡めぐりとペアになっているコースもあるようです。現地の英語ツアー会社の元締めは2~3社程度ですが、各社ごとに工夫を凝らして訪問先の組み合わせを考えているようです。
パックツアーとは別に、各主要言語ごとに口コミベースで、遠方の遺跡めぐりを受注している会社もあるようです。バックパッカーや学生さんの旅行記に登場するのは、こちらのパターンのツアーが多いようです。アンコールワット地区一帯は、皆、それぞれの事情に合わせて、思い思いの遺跡めぐりツアー選択ができる観光地であるのだということを、改めて実感しました。
2. まず、プラサート・プラムの密林へ
コーケー遺跡入口は、がらーんとしていました。切符売場兼チェックポイントにわずかに2-3名の係員がたむろしているだけです。入場料は10USドルでした。(2019年10月現在 ) 隣接するビジター・センターのトイレは、かなりきれいでした。
( コーケー遺跡見学者入口 )
私たちも、ガイドさんに促されてクルマに乗ったままコーケー遺跡内に入って行きました。それで、ビジター・センター前にクルマがいない理由が判明。みんな、ここでトイレ休憩を済ますだけでした。
( 遺跡内の幹線道路 )
コーケー遺跡は、7~8km四方に広がっているのでクルマでの移動が必須です。うっそうとした未舗装の一本道を進んで行くのですが、観光客の数が少ないので、何か出そうな雰囲気でいっぱいです。気配を感じる場所と言ってもいいでしょう。
( プラサート・プラム入口 )
クルマで走ること5分ほどで最初の見学地、プラサート・プラム:Prasat Pram という寺院跡に来ました。意味は、「5つの塔の寺」だそうです。木立の中に歩いて行くと、熱帯樹木にからまれた、お決まりの寺院遺跡がひっそりと姿を現わしました。
( プラサート・プラム全景を間近で見る )
アンコールワット遺跡群に慣れてくると、このくらいのからみでは驚きません。アンコールワットが作られる200年以上前の寺院は、素朴ですが、温かみのある美しさと色合いがありました。
( みんなで本堂内部をのぞく )
コーケー遺跡のような遠い遺跡めぐりをする観光客の行動パターンは似通ってくるので、私たちの他にも2~3組の観光客が周辺を徘徊していました。ですから、あまり怖い感じはしません。けれども、こういう場所に暗くなってから取り残されたら、出るものに確実に遭遇しそうな雰囲気がありました。
( 本堂内部のリンガの破壊跡 )
どこへ行ってもリンガは破壊されています。リンガの周辺に宝物を埋めてあったので、盗掘の際に、意図的あるいは面白半分に壊したに違いありません。
( プラサート・プラムの周壁は意外と残存 )
木の根にからまれたプラサート・プラムの本堂や建物ですが、境内は意外と整理整頓されていました。周壁も苔むしていますが、ツタがからみついているわけでもなく、地面も歩きやすいように均した形跡がありました。できる範囲で手入れをしていることは、とっても良いことです。
2020年4月記 了
1. コーケー遺跡めぐり現地ツアー
コーケー遺跡:Koh Ker, は、シエム・リアップから北東へ120kmくらい離れたアンコール朝初期の遺跡です。10世紀の921年から944年までの20年強だけ都であった都市の遺跡と説明されています。
( コーケー遺跡へ10kmほどの田園風景と幹線道路 )
コーケー遺跡は、かなり遠いです。シエム・リアップからクルマで片道2時間半以上かかりました。私は、ホテルにあったパンフレットにつられ、現地の旅行代理店:シエム・リアップ・シャトル社( www.siemreapshuttle.com )が募集していた「コーケー遺跡とベンメリア遺跡の1日観光」というコースを希望日前日に申し込みました。大人1人40USドルで、英語ガイド、ホテル送迎、道中のミネラルウォーター数本付きですが、入場料2カ所計15USドルと食事代は別、というパックツアーでした。2名以上申込で催行だそうで、クルマは申込人数に応じて小型のランドクルーザーであったり、10人乗りのミニバンになったりするそうです。
当日は、ガイド1名と、私を含めて3名のお客で遺跡めぐりをしました。オフシーズンなので少人数のことが多いとのガイドさんの弁でした。
( コーケー遺跡へ向かう途中の集落風景 )
コーケー遺跡めぐりは、プレア・ヴィヘア遺跡めぐりとペアになっているコースもあるようです。現地の英語ツアー会社の元締めは2~3社程度ですが、各社ごとに工夫を凝らして訪問先の組み合わせを考えているようです。
パックツアーとは別に、各主要言語ごとに口コミベースで、遠方の遺跡めぐりを受注している会社もあるようです。バックパッカーや学生さんの旅行記に登場するのは、こちらのパターンのツアーが多いようです。アンコールワット地区一帯は、皆、それぞれの事情に合わせて、思い思いの遺跡めぐりツアー選択ができる観光地であるのだということを、改めて実感しました。
2. まず、プラサート・プラムの密林へ
コーケー遺跡入口は、がらーんとしていました。切符売場兼チェックポイントにわずかに2-3名の係員がたむろしているだけです。入場料は10USドルでした。(2019年10月現在 ) 隣接するビジター・センターのトイレは、かなりきれいでした。
( コーケー遺跡見学者入口 )
私たちも、ガイドさんに促されてクルマに乗ったままコーケー遺跡内に入って行きました。それで、ビジター・センター前にクルマがいない理由が判明。みんな、ここでトイレ休憩を済ますだけでした。
( 遺跡内の幹線道路 )
コーケー遺跡は、7~8km四方に広がっているのでクルマでの移動が必須です。うっそうとした未舗装の一本道を進んで行くのですが、観光客の数が少ないので、何か出そうな雰囲気でいっぱいです。気配を感じる場所と言ってもいいでしょう。
( プラサート・プラム入口 )
クルマで走ること5分ほどで最初の見学地、プラサート・プラム:Prasat Pram という寺院跡に来ました。意味は、「5つの塔の寺」だそうです。木立の中に歩いて行くと、熱帯樹木にからまれた、お決まりの寺院遺跡がひっそりと姿を現わしました。
( プラサート・プラム全景を間近で見る )
アンコールワット遺跡群に慣れてくると、このくらいのからみでは驚きません。アンコールワットが作られる200年以上前の寺院は、素朴ですが、温かみのある美しさと色合いがありました。
( みんなで本堂内部をのぞく )
コーケー遺跡のような遠い遺跡めぐりをする観光客の行動パターンは似通ってくるので、私たちの他にも2~3組の観光客が周辺を徘徊していました。ですから、あまり怖い感じはしません。けれども、こういう場所に暗くなってから取り残されたら、出るものに確実に遭遇しそうな雰囲気がありました。
( 本堂内部のリンガの破壊跡 )
どこへ行ってもリンガは破壊されています。リンガの周辺に宝物を埋めてあったので、盗掘の際に、意図的あるいは面白半分に壊したに違いありません。
( プラサート・プラムの周壁は意外と残存 )
木の根にからまれたプラサート・プラムの本堂や建物ですが、境内は意外と整理整頓されていました。周壁も苔むしていますが、ツタがからみついているわけでもなく、地面も歩きやすいように均した形跡がありました。できる範囲で手入れをしていることは、とっても良いことです。
2020年4月記 了