旅で味わうシチリア風の食べ物 2018年9月体験
ガイジン観光客がシチリア観光で無理なく出会う、ご当地風の軽食やデザートをおさらいしました。
シチリアは、イタリアの中で食べ物が美味しい方の地域です。ビリは、いつも悪口の絶えないロンバルディアです。
1 アランチーニ:Aranchini
多くの方が「コロッケ風おにぎり」のイメージで説明していますが、私も同感です。ちゃんとコメを使っています。
「小さなオレンジ」の意味ですが、実際は、大きな揚げおにぎり。日本人は1つで腹がみたされてしまいます。1つ1.5ユーロから3ユーロくらいです。
( アランチーニの外観 )
( 形の違うアランチーニもある )
アランチーニは、三角形が主流ですが、丸い形もあります。イタリアですから、厳密にいえば呼び名も違うのでしょうが、旅の者には、そこまで分かりません。具も多種多様ですが、挽き肉、ハム、チーズなどが入っています。このようなところも、まさに「おにぎり」感覚です。
( アランチーニの中身 )
おにぎりとの相違は、アランチーニは冷めるとまずいこと。おにぎりは、あったかくても冷めてもそれなりに美味しいですが、冷えたアランチーニは、べしゃっとした口触りばかりが残って不味いです。通常はイートインではなく、お持ち帰りで買うのですが、なるべく早く食べ切ってしまいましょう。
2 カンノーリ:Cannoli
シチリアの名物お菓子です。現在ではイタリア全土で作られ、売られています。
イメージでの説明は難しいですが、「柔らかい白あん入り八つ橋」って感じです。竹輪状の”太いちまき”の筒の中に甘いクリームやチーズなどを詰めたお菓子です。1つ2ユーロから4ユーロくらいです。
( 有名店ボナユートのカンノーリ )
( ミラノのチェーン店ア・ブッチリアのカンノーロ )
3 グラニータ:Granita
一言で表現すれば「シチリア風シャーベット」です。アーモンド、イチゴ、レモンなどの味付けがあるのは、アイスクリームなどと同じです。けれども、シャーベットと異なり、グラニュー糖をまぜながら氷を作り、しかも凍ったと思ったら砕きます。そのため、氷にも味が染み込み、シロップにも味があるので、舌ざわりが違います。
グラニータは、イートインのお店もあれば、カップで持ち帰り販売のお店もあります。一部の店ではガラスや陶器の容器に入れた本格的なグラニータを食べることができます。1人前2.5ユーロから5ユーロくらいです。
( 一般店のお持ち帰りカップのグラニータ )
安いのは安いなりに甘ったるく、高いのは高いなりに美味しいです。高級なグラニータは甘さ控えめで、心の底に長く記憶される深みのある甘さです。スプーンいっぱいのグラニータを思いっきり口に頬張ると、あまりの冷たさに頭がジーンと痛くなるのは価格に関係なくいっしょです。
( 一般店のグラニータ )
イメージ写真でも分かるように、私はグラニータのひんやり感がたまりません。
最後に、超有名店であるノートのカフェ・シチリアのグラニータを紹介します。氷の粒も、一般店よりきめが細かく、天然素材のみで作った甘さ控えめの上品な味は、あの世へ持っていけるくらい記憶に残りました。
( カフェ・シチリアの繊細なグラニータ )
むかし、むかしのカフェ・シチリアの記憶が微かに残っていたので、今回のグラニータ体験は、いっそう思い出深いものになりました。
2020年4月記 了
ガイジン観光客がシチリア観光で無理なく出会う、ご当地風の軽食やデザートをおさらいしました。
シチリアは、イタリアの中で食べ物が美味しい方の地域です。ビリは、いつも悪口の絶えないロンバルディアです。
1 アランチーニ:Aranchini
多くの方が「コロッケ風おにぎり」のイメージで説明していますが、私も同感です。ちゃんとコメを使っています。
「小さなオレンジ」の意味ですが、実際は、大きな揚げおにぎり。日本人は1つで腹がみたされてしまいます。1つ1.5ユーロから3ユーロくらいです。
( アランチーニの外観 )
( 形の違うアランチーニもある )
アランチーニは、三角形が主流ですが、丸い形もあります。イタリアですから、厳密にいえば呼び名も違うのでしょうが、旅の者には、そこまで分かりません。具も多種多様ですが、挽き肉、ハム、チーズなどが入っています。このようなところも、まさに「おにぎり」感覚です。
( アランチーニの中身 )
おにぎりとの相違は、アランチーニは冷めるとまずいこと。おにぎりは、あったかくても冷めてもそれなりに美味しいですが、冷えたアランチーニは、べしゃっとした口触りばかりが残って不味いです。通常はイートインではなく、お持ち帰りで買うのですが、なるべく早く食べ切ってしまいましょう。
2 カンノーリ:Cannoli
シチリアの名物お菓子です。現在ではイタリア全土で作られ、売られています。
イメージでの説明は難しいですが、「柔らかい白あん入り八つ橋」って感じです。竹輪状の”太いちまき”の筒の中に甘いクリームやチーズなどを詰めたお菓子です。1つ2ユーロから4ユーロくらいです。
( 有名店ボナユートのカンノーリ )
( ミラノのチェーン店ア・ブッチリアのカンノーロ )
3 グラニータ:Granita
一言で表現すれば「シチリア風シャーベット」です。アーモンド、イチゴ、レモンなどの味付けがあるのは、アイスクリームなどと同じです。けれども、シャーベットと異なり、グラニュー糖をまぜながら氷を作り、しかも凍ったと思ったら砕きます。そのため、氷にも味が染み込み、シロップにも味があるので、舌ざわりが違います。
グラニータは、イートインのお店もあれば、カップで持ち帰り販売のお店もあります。一部の店ではガラスや陶器の容器に入れた本格的なグラニータを食べることができます。1人前2.5ユーロから5ユーロくらいです。
( 一般店のお持ち帰りカップのグラニータ )
安いのは安いなりに甘ったるく、高いのは高いなりに美味しいです。高級なグラニータは甘さ控えめで、心の底に長く記憶される深みのある甘さです。スプーンいっぱいのグラニータを思いっきり口に頬張ると、あまりの冷たさに頭がジーンと痛くなるのは価格に関係なくいっしょです。
( 一般店のグラニータ )
イメージ写真でも分かるように、私はグラニータのひんやり感がたまりません。
最後に、超有名店であるノートのカフェ・シチリアのグラニータを紹介します。氷の粒も、一般店よりきめが細かく、天然素材のみで作った甘さ控えめの上品な味は、あの世へ持っていけるくらい記憶に残りました。
( カフェ・シチリアの繊細なグラニータ )
むかし、むかしのカフェ・シチリアの記憶が微かに残っていたので、今回のグラニータ体験は、いっそう思い出深いものになりました。
2020年4月記 了