やまぶきシニアトラベラー

気まぐれシニア・トラベラーの旅。あの日から、いつか来る日まで、かつ、めぐりて、かつ、とどまる旅をします。

ベルサイユの庭園と噴水

夕暮れのベルサイユ庭園こそ美しき

夕暮れのベルサイユ庭園こそ、美しき      2019年4月訪問

太陽が西に傾くころ、グラン・カナル:Grand Canal (大運河)にも静寂が訪れ始めます。

水面は、少し茜色に染まり、周りの木々は次第に黒ずんでいきます。私たち観光客も、出口へ急がなければなりません。
Versailles239B暮れなずむ大運河198609
( 暮れなずむベルサイユ庭園のグラン・カナル )

過去の栄光を照らす西日は、いつでもどこでも、はかない美しさを秘めています。
Versailles210A夕陽に映える正面の噴水198609
( 秋の陽はつるべ落としにベルサイユ )

ちょっと時間を戻し、陽光がやや傾き始めたベルサイユ宮殿の南ウィングです。建物正面が照らされてやさしく輝いていました。端正な美しさに、声も出ません。
Versailles209A夕暮れの宮殿
( 昼下がりの陽光に映えるベルサイユ宮殿の南ウィング )

真っ赤な太陽が、ベルサイユ庭園の森の縁に降りてくると、宮殿は色濃い茜色になってきます。
Versailles210B夕陽 北ウイング198609
( 茜色に染まるベルサイユ宮殿の南ウィング )

ガラス窓に反射する秋の落日が、無常観を誘います。「ものの、あはれ」の世界です。
Versailles210C夕陽輝く南翼と噴水198609
( 夕陽に輝くベルサイユ宮殿 )

けれども春から初夏にかけては、陽ざしも力強く、どこか明るい気分の夕方風景です。
私たちも、他の観光客の皆さんもベルサイユ見学を目いっぱい楽しんで出口を目指します。なんか軽やかな雰囲気でした。
Versailles夕暮れ迫る正門帰る人
( 夕暮れ迫る初夏のベルサイユを後にして )

聞きしに勝る豪華なベルサイユの宮殿と美しい庭園でした。

さようなら。

2019年10月記                       了

ベルサイユのオランジュリーを眺める

ベルサイユのオランジュリーを眺める     2019年4月訪問


1 オランジュリーは普段は見るだけ

宮殿近くの庭園は、写真のように左右対称の幾何学模様が美しい、いわゆる「フランス式庭園」です。

庭園ゲートを入って直進すると、眼の下の一段低い場所にもフランス式庭園が広がっています。近くまで来ないと、視野に入りません。

ここが「オランジュリー:Orangerie」と呼ばれる、特別なスペースです。

Versailles202B遠くにスイス人の池
( 下段の「オランジュリー」 の春景色 )
Versailles202C肌寒いオランジュリー201904
( 後方の「スイス人警護兵の池※」は、道路を隔てた向こう側 )

(※スイス人傭兵の池、という訳語もある)

4月の末ですと、フランス北部はまだまだ肌寒い風景です。小振りなヤシの木の植木鉢が数個並んでいましたが、そろそろ出してもよい頃合いなのでしょうか。


2 オランジュリーはぜいたくの証

オランジュリーは、発音から想像できるように”オレンジ園”です。
Q 「どうして、そんな名前なの?」
Q 「別に、ミカン(オレンジ)の木なんか植えてないですよね」

A 「オレンジ園ではなく、意味を汲んで、『大温室』と言えば理解しやすいかも知れません」

要は、オレンジ、レモン、ヤシの木などの暖かい地方の木々の植木鉢を春から初秋にかけて置くスペースです。

王政時代は、オレンジなどを冬越しさせるガラス窓のある部屋を持っていたのは大金持ちだけでしたので、いつの間にか、オレンジ園=金持ち、の意味になりました。現代の「蘭マニアの温室」に通ずるところがあります。
Versailles202スイス人の池とオランジュリー
( 寒い季節のオランジュリー。暖地性植物は建物内で冬越し )
Versailles203夕焼けオランジュリー夏とスイス池198609
( 暖かい季節のオランジュリーの夕暮れ )

1990年代後半の夏の写真ですが、建物内で冬越ししていた暖地性植物の大きな植木鉢がならんでいます。昔は、芝生に模様もなかったのですね。

最近の写真を拝見すると、大きなヤシの木の植木鉢はないようです。どこかに売ってしまったか、人前に出さないのか私レベルでは分かりません。


2019年9月記                             了










ベルサイユのラトヌの噴水と噂の真相

ベルサイユのラトヌの噴水と噂の真相     2019年4月訪問

1. ラトヌの噴水ってどれだ

ベルサイユに来ると、ガイドさんの台詞や案内書に、部屋の名前や噴水の名前が、いっぱい出てきます。けれども、いっぱい過ぎてしまい、「鏡の間」と「マリーアントワネットのベッド」以外、全部、忘れてしまいます。

ですから、庭園に出て正面階段を下った場所にある、まあるい噴水の名前もたいてい忘れます。水が流れていない場合は、なおさらでしょう。

下の写真は、観光客の目に入ってくる典型的なベルサイユ庭園の場面です。噴水は、普通は出ていません。
「大きな池と、遠くに水路が見えた」程度でしょう。
Versailles211B振り向き下にラトナ噴水
( 実際に目にするベルサイユ庭園の典型的なイメージ )
Versailles211D3月のグランカナルとラトナ泉と奥アポロン泉
( ほぼ同じ構図の冬の情景 )

写真中央の丸い池の真ん中に盛り上がっているのが、ベルサイユ3大噴水のひとつ「ラトヌの噴水:Bassin et Parterre de Latone」です。英語では、Latona's Fountain。そのため、多くの人が「ラトナの噴水」と呼んでいます。

ギリシャ神話由来のラトヌ(ラトナ)の物語の一場面を再現した噴水です。ルイ14世の強い希望で選んだテーマだそうです。神話の詳細は、他の専門家や解説マニアの作品を参照いただきたく。


2. 水が上がってこそのラトヌの噴水

まず、噴水あり、なしの写真を紹介します。「やっぱり、噴水は吹き出してナンボですね」と、改めて実感しました。
Versailles225b ラトナ噴水その2
Versailles225bラトナ噴水なし428
( 噴水あり、なし、のラトヌの泉 )

ラトヌの噴水の近くに寄ってみると、「があー、ざあー」という音とともに、ものすごい量の水が、人物、亀、カエルの口から吹き出しています。風下にいると、水しぶきが容赦なくかかります。「わあ、涼しい」

Versailles226ラトナ近景
Versailles225aラトナ全景
( 水の芸術、ラトヌの噴水 )

3. ルイ14世の王権誇示説の噂

このラトヌの噴水、ガイドさんの何人かが、「ルイ14世の王権にさからった奴は、亀やカエルに変身させるぞ、と間接的に絶対王政を誇示した意図があった」、という趣旨のエピソードを披露してくれるそうで、たくさんの旅行記に、それが書いてあります。

けれども、それを証明する文献や、研究家の論文はありません。見学者の気を惹く雑談以上のものではなさそうです。ウソも100回言えばホント、のように、毎日、毎日、ガイドさんが日本人客に同じ話を聞かせていたら、「うそだあ」と声をあげた方が、却って白い目で見られて形勢逆転かも知れません。

こんな観光トリックに思いを馳せて歩いていると、ラトヌの噴水風景も遠ざかり、緑いっぱい、噴水いっぱい、の美しい全景が見えてきました。
Versailles225dラトナ噴水を囲む緑
Versailles225cラトナ噴水中の遠景
( やや遠目に見たラトヌの噴水とベルサイユ宮殿 )

噴水のアーチが、美しい白い花が垂れているように見えました。うっとり。

2019年9月記                                了








ベルサイユの迫力のアポロンの戦車の噴水

ベルサイユの迫力のアポロンの戦車の噴水    2019年4月訪問

アポロンの噴水は、ラトゥーヌの噴水(ラトナの噴水)やネプチューンの噴水と並ぶ、ベルサイユの庭園内3大噴水のひとつです。
宮殿裏正面から、真っすぐに伸びた「王の散歩道」という遊歩道を5分くらい歩いていきます。

まずは、宮殿振り返りで1ショット。
Versailles224Bアポロン前から宮殿を
( 王の散歩道終端から宮殿を振り返る )

宮殿方面から来ると緩やかな下り坂なので、ちょっと楽。この辺も、週末の夜間限定で、ライトアップと花火のショーが開催されるときは、幻想的なシーンになります。

反対側では、すざましい勢いで、アポロンの噴水が、ごおごおと水音を響かせながら吹き上がっています。

「うわあ・・・・・・・。すごい音、すごいしぶきだあ・・・・」
Versailles221アポロン噴水
( アポロンの戦車の噴水 (アポロンの噴水)と背後のグランカナル )

正式な名前は、「アポロンの戦車の噴水:Bassin du Char d'Apollon 」ですが、呼びにくいので、「アポロンの噴水」で通っています。

彫刻は、ギリシャ神話の神のひとり、アポロンが、戦車に乗って夜明けとともに地上に現われる様子を再現しているとのことです。ルイ14世の、お好みのテーマだったそうですが、上手に造ったもんだと感嘆。爆音を聞きながら、ただただ見入るばかりでした。

Versailles238Bアポロン横の姿
( 木立を背景にしたアポロンの噴水 )

写真で見ると、単に大きな噴水程度ですが、実際に、そばで見ると、すっごい迫力があります。

太い水柱が、ごうごうと上がり、それが、バシャーーーと大音響で池に落下。同時に、馬の口あたりから吹いてくる水も、バシャバシャっと跳ねて池に注ぎ込みます。そこいらじゅう水の音であふれ返り、話し声も途切れがち。
風向きによって、容赦なく水しぶきが降りかかってきますので、神経質な方はご注意です。

「けれども、これこそベルサイユの大噴水の醍醐味です」
Versailles238Cアポロン戦車拡大

少し、場所を変えてアポロン出現の様子を観察しました。水面に現われる感じが、とてもよく伝わってきたアングルでした。
Versailles222アポロン噴水近景
( 大量の水と、水しぶきの大迫力 )

Versailles238A再びアポロン
( 大運河寄りの芝生越しに、アポロンの(戦車の)噴水 )

真夏には、この辺りも人出がいっぱいですが、春先の肌寒さの残る日曜日は、見物人もあまり多くありません。
Versailles238Dアポロン噴水北西より芝生越し
( 少し遠目に、アポロンの噴水と深緑色のベルサイユの森 )

アポロンの戦車の噴水は、彫刻が水面にあまり顔を出していません。ですから、噴水が出ていないときは、「ただの池」。写真のように、かなり間延びした光景となってしまいます。
Versailles221aアポロン噴水なし428
( 噴水がないときは、ただの池 )

ですから、水しぶきが見えないと、宮殿前あたりから、はるか遠くの大運河まで行ってみようというモチベーションは下がってしまいますね。

2019年9月記                          了




足でかせぐベルサイユの噴水めぐり

足でかせぐベルサイユの噴水めぐり     2019年4月訪問

1 ベルサイユの庭園の噴水マップ

ベルサイユ宮殿の庭には、20くらいの噴水があります。ある程度、計画を立てて回っても、なかなか1日で全部を見切れません。

とにかく、庭園入口で噴水マップをもらって、木立の間に分け入っていきましょう。お姫様や貴公子から一般庶民まで皆んなが楽しんだという、いろいろな噴水が見られます。

Versailles噴水パンフ2019 (7)
( ベルサイユの庭園の噴水マップ )

噴水は、春から秋の土曜日曜の午前中1時間、午後1時間半しか吹き上がりません。いかにものんびりした顔つきを装っても、内心では時計に絶えず注意です。


2. 木立に分け入る

私たちは、どちらかというと、大運河に向かって右側の木立の中にある噴水めぐりをしました。

濃い緑に囲まれた遊歩道は、当時は格好のナンパコースであったことが想像できます。木々の陰でイチャイチャできるからです。
「おっほん、噴水の出る時刻であるぞよ・・・・」
Versailles231Dauphin王太子噴水方
( ベルサイユ庭園の木立に分け入る )

けれども最初は、左側の木立内の、コロンナードの噴水(泉水):Bosquet de la Colonnade。
Versailles217Bコロンナード拡大
Versailles217Aコロンナードの小噴水休止中
( 水の出ていないコロンナードの噴水:Bosquet de la Colonnade )

柱の間のお盆状の台から、一筋の水がいっせいに出るようです。少し来るのが早すぎました。

ベルサイユの公式サイトなどでは、いわゆる噴水でも、Bassin とBosquetの2語をフランス語の言い方に応じて訳してあったりします。 日本人感覚では、どちらも「噴水」でいいような気がしました。大きい水柱がぶふぁー、と出ているとか、女神像の脇から水が優雅に舞うように出ているとか、の差異はありますが、そういうのは訳語の差異で感じるのではなく、実際に自分の眼で見て感じましょう。

ベルサイユの噴水はバラエティに富んだ、水の芸術的な要素がいっぱいです。

次は、右の木立の宮殿寄りにある、セレの噴水:Bassin de Ceres 。
ギリシャ神話由来らしいですが、勉強不足で分かりません。
Versailles233セレ噴水越しに宮殿北
( セレの噴水は彼方に: Bassin de Ceres )

つづいて、王太子の噴水:Bosquet du Dauphin。 「王太子」という権威ある名前の割には、小ぶりな噴水です。私の気づかない由来や裏事情があるのかも知れません。
Versailles232王太子の森の噴水
( 王太子の木立と噴水:Bosquet du Dauphin  )

3. とろーり、ぶらーり

今度は、ギリシャ神話風の寝姿の女性像から、水がぶふぁあと出ているパターン。フロールの噴水:Bassin de Flore、です。宮殿からだんだん遠ざかってくると、歩いている人も劇的に減ってきます。
Versailles234フロールの噴水
Versailles235フロールの水しぶき
( フロールの噴水と水しぶきいっぱい: Bassin de Flore )

ばしゃばしゃという音を聞きながら水しぶきを、ずうっと見ていると、とろーんとしてきます。

木々の奥へ重たくなった足を、ふらふらと引きづって行くと、空高く吹いている水柱がありました。
はっと、眼が覚めました。オベリスクの噴水:Bosquet de l'Oberisque、です。水の形が、エジプト史で出てくるオベリスクに似ているのでつけた名前ですね。
Versailles236Bオベリスクの噴水遠景
Versailles236オベリスクの噴水
( 水柱が高いオベリスクの噴水: Bosquet de L'oberisque )

ここは池も広いので、水しぶきも豪快に風下に降りかかります。ごおごおと音を立てて池に落下する噴水は勇壮です。

このあたりは、庭園のはずれですので、向きを変えてグラン・カナル=大運河の方へ向かいます。
Versailles237アポロンへ戻る森の道
( 木立の隙間にアポロンの噴水が見えてきた )

早春の木々の芽吹きが、まだ初々しいプラタナスの並木道の先に、アポロンの大噴水がちらちらと見えてきました。

2019年9月記                                  了

ベルサイユ宮殿前の水辺の花壇

ベルサイユ宮殿前の水辺の花壇    2019年4月回想

1. 水辺の花壇とは何か

ベルサイユ宮殿の裏正面には、左右対称で噴水の出る長方形の池がペアであります。
水辺の花壇、という意味の、「パルトゥール・ドオ:Parterre d'Eau」です。

普通に庭園を歩いていると、あまり記憶に残らないのですが、よく思い出すと、下の写真のような状態です。噴水が出ている場合が少ないので、忘れてしまうのかも知れません。

「花なんか植わってないじゃない」
「ち、違います。噴水が花みたいでしょ」
「なーるほど」
Versailles211A宮殿正面池の噴水
( ベルサイユ宮殿2階から見た「水辺の花壇」)

噴水が出ている時間は少ないので、その代わりに、角の女神みたいな彫刻が、皆さんのベルサイユ見学記に、よく登場します。四つの像は、フランスの四大大河を表していますが、どれがどれだが分かりません。

Versailles241噴水終了夕暮れ
( 水辺の花壇の四隅で寝転がっているシンボル彫刻 )

あらためて見ると、噴水が出ていない場面だけでは「何じゃこれ?」ですね。


2. 少し昔のベルサイユ庭園風景

ベルサイユ宮殿の庭園は、修復が進んだ今の方が、ずっと凝った造りです。単なる芝生だった場所が、少しずつ幾何学模様のフランス式庭園模様に変わり、私たち見物客の眼を楽しませてくれます。その代わり、庭園の有料拝観日が増えました。噴水の日9.5ユーロ、BGM音楽の流れる日8.5ユーロ、など、当局も増収策に余念がありません。

20-30年前、噴水のある日も無料入園だったころの夏のベルサイユ庭園風景を思い出しました。いつの時代でも、緑いっぱいの美しい庭園を、楽しく、けれども疲れ気味に歩いたことに変わりはありません。

Versailles212C夏の噴水むかし無料199007
( 左が「水辺の花壇」の噴水。庭園北から南東方向を見た場面 )
Versailles212D夏のベルサイユ庭園風景199007
( 1990年代の夏の日のベルサイユ庭園とピラミッドの噴水 )

昔の写真を見たら、ちらりと「水辺の花壇」の噴水も写り込んでいました。変わらないベルサイユに、ほっとしました。

2019年9月記                           了

庭から眺めるベルサイユ宮殿

庭から眺めるベルサイユ宮殿     2019年4月他

1. 世界遺産の庭に出る

ベルサイユは、宮殿と庭園がセットになった世界遺産です。宮殿を作った国王ルイ14世も一押しの、天才造園家アンドレ・ル・ノートル設計の庭園を是非、訪れましょう。

庭園を歩き回ると足が棒のようになりますが、それだけの価値はあります。

庭園へ出るためには、宮殿本体のやや南側の、くびれた部分をくぐって進みます。

Versailles201A庭園有料入口風景
( ベルサイユ庭園へ宮殿直下から入るゲート )

2. 庭園から宮殿を眺める

庭園へ出てまず目にするのは、幾何学模様の庭園と、その向こうに長々と横たわる宮殿です。鏡の回廊(鏡の間)から、南ウィングあたりが最初に視界に入ります。
Versailles205B庭園の奥の宮殿裏正面堂々
( フランス式庭園の彼方に横たわる宮殿。2階が「鏡の回廊(間))

庭を、のんびり歩きながら、刻々と位置を変え、姿を変えて行くベルサイユ宮殿を眺めました。

「うーーん、あんまり時間がないのです」
「少し、急ぎ足で歩きましょう」
「足が疲れた」

Versailles205A前庭と宮殿遠景
( 位置を変えながら見るベルサイユ宮殿 )

Versailles207宮殿を正面に見て
( 裏正面から見た宮殿 )

Versailles208A前庭北と宮殿夕
( 庭園より宮殿北ウィングを見る。小さくプティトランが見える )

3. 歩くかプティトランか

足が疲れた方々用に、宮殿の北ウィング前から有料のプティトランという園内専用の簡易移動車が出ています。2019年4月現在、1日券は大人一人8.5ユーロ、約1100円です。

プティトランは楽ですが、宮殿正面から大運河まで真っすぐに伸びている「王様の散歩道」を通りません。楽をすると、ベルサイユの庭園屈指の風景が見られません。

体力の続く限り、宮殿を背に大運河まで散歩がてら歩くことをお勧めします。
ものの5分も歩けば、次の写真のように、ラトゥナの噴水越しに威風堂々のベルサイユ宮殿が見られます。

いかにも、「豪華絢爛で巨大な宮殿と庭園」いうシーンです。段差を設けて建物と庭園を配置しているのが妙だと思いました。
Versailles225dラトナ噴水を囲む緑
( 噴水越しにベルサイユ宮殿を望む美しさ )

但し、噴水サービスのある時間は、原則として、4月から10月の土日の11:00~12:00と、15:30~17:00のみ。なかなか噴水が出ている場面に当たりません。各種サイトの宣伝写真や、旅行会社のパンフレットなどに過度な期待をしないようにします。

噴水サービスのある日時や入場料の最新詳細は、以下の宮殿公式サイトを開き、ticket;英語、 billet ;フランス語、のページを選択して確認します。フランス語と英語版のみしかありません。

http://en.chateauversailles.fr/plan-your-visit/tickets-and-prices?


2019年9月記                                         了








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