やまぶきシニアトラベラー

気まぐれシニア・トラベラーの旅。あの日から、いつか来る日まで、かつ、めぐりて、かつ、とどまる旅をします。

ミラノならではのお店2018

ミラノで猫カフェ”はやる”のかしら

ミラノで猫カフェ”はやる”のかしら   2018年9月

我が家のマダムは、ある画家のネコのカレンダーにご執心です。
ミラネーゼの友は、寝ても覚めてもネーコ、ネコ、猫、状態です。

そのため、ある日、ミラノ初の猫カフェ「クレイジーキャットカフェ」(Crazy Cat Cafe)にチャレンジする羽目になりました。
「ボーイフレンドと行けばいいじゃん?」
「家で、飽きるほど見てるから、『もう、たくさん』なんだって。だまされたと思って、行って見ようよ」

こうして、ミラノ・チェントラーレ駅、徒歩5分ほどのビル街にある"Crazy Cat Cafe*”に来ました。
下のサイトでの情報収集が、おすすめです。

http://crazycatcafe.it/

クレイジーキャットカフェロゴ201809
( クレイジーキャットカフェのロゴと室内 )

クレージーキャットカフェの猫のぞきSep2018
( カフェ内でくつろぐ猫を窓越しに観察 )


クレイジーキャットカフェ案内Sep2018
( 入店作法のお知らせ )

クレイジーキャットカフェ外観201809
( 入店できず、入口でたむろするイチゲンさんの客 )

なんと満員です!

予約なしの客は入口にて退散でした。ざんねん!
私たちも当然、退散組みです。ここで1時間も待っていたら、大変だったと思います。「ああ、よかった」

スタッフは、ほんとに申し訳なさそうな表情。みんな猫が好きなので、お客さんの気持ちが分かるのでしょうね。少し、しんみりしてしまいました。

ちなみに、ミラネーゼは、後日、満を持して猫カフェに行ったそうです。「ランチの味もなかなかだったよ」と、いう満足気なコメントと写真が送られてきました。

私の方は、「猫好きニッポン人のミラノ猫カフェ体験記があるのかなあ」と、思う程度。実際、数点あります。

最後になりますが、冒頭で話に出た猫好き画家さんは、イブリーヌ・ニコッドさん:Evelyne Nicod という方です。
サイトを拝見すると、ユニークな猫の絵のカレンダーも載っています。脳裏にこびりつく、けっこういい絵です。

http://www.gatteria.it イブリーヌ・ニコッドさんのサイト 

「ミラノって、いろいろなものが、”はやる”ときの口火を切る雰囲気がする都会ですね」

           2019年2月記               了

怖気づいたミラノの「10 コルソコモ」

怖気づいたミラノの「10 コルソコモ」  2018年9月訪問


1. 有名店「ディエチ・コルソコモ」

10 Corso Como:ディエチ・コルソコモ は、20年ほど前のイタリアブームの頃、日本でも注目を集めたセレクトショップです。別の言い方をすると、ハイセンスなカフェ兼高級ブティックです。

Cコモディエチ中庭Sep2018
( ディエチ・コルソコモの中庭 )

かつては、モード系雑誌や女性向けミラノ特集で必ずと言っていいほど紹介されたお店だそうです。けれども、あまりにハイセンスすぎるのか、普通の観光客には人気がありません。

私も、話に聞く有名店を、野次馬根性でのぞきに行ってみました。

結論として、
「初老の男性客には、縁遠い場所です」
「いまさら、分かり切ったことを書かれても困ります」
「すみません。浅慮の至りでした」

旅に行ったのですから実地体験が楽しみです。実際の様子を見聞きして自分なりの感想を持つプロセスを楽しみましょう。


2. コルソ・コモ歩きを楽しむ

ディエチ・コルソコモは、敷居が高いのですが、幸いなことに、コルソコモ:Corso Como、つまりコモ通りは、イータリー:Eataly へ行くときに、ほぼ必ず通る、すてきなショッピングストリート兼散歩道です。ですから、興味本位で、ディエチ・コルソコモや他のお店へ、どんどん入ればいいのですが、なかなか、そうはいかなかったのでした。

今回は、王道のポルタ・ガリバルディ駅からの道ではなく、一駅、南のモスコバ駅:Moscova からアプローチしてみました。
「モスコバって、ロシアのモスクワのことですよねえ」
「ええ、そうです。ロシアのモスクワにちなんだモスコバ通り沿いにあるメトロの駅です」

CコモとPガリモスコバ広場Sep2018
( コルソコモへ北上する起点モスコバ駅前 )

モスコバ駅前から、ポルタ・ガリバルディ駅まで、ずうっと歩行者専用の散歩道になっています。南半分が、コルソガリバルディ、ガリバルディ門以北がコルソコモです。通り沿いに並ぶ中高級マンション街の地上階(1階)には、センスのよいバルやブティック、なんちゃって和食屋さんが、たくさん並んでいます。かつての下町風住宅街は、センスも良く気の置けない商店街に変身しました。夕暮れ時や週末の昼下がりに、ぶらぶら歩きするのが楽しいストリートです。

10分ほどで、ポルタ・ガリバルディ:Porta Garibaldi 、つまり、ガリバルディ門に着きます。右手奥が、イータリーです。もう説明不要の有名食品専門店です。

建物の煤(すす)も、きれいさっぱり落とされて、本当にきれいな再開発地区に生まれ変わったようです。めでたいことです。

CコモとPガリ門Sep2018
( 南から見るガリバルディ門と右のイータリー )

門の背後には、ガラス曲面もまぶしげな高層建築が誇らしげに建っていて、ミラノらしさを感じます。9割のニッポン人観光客は「イタリアの都市風景に非ず」と、したり顔で小言を言いたくなる情景ですが、私に言わせれば、「未来に向かうミラノの力を感じられないなんて、何て凝り固まった発想!」、です。

私の想像ですが、ルネサンス期の変革に対する当時の人々の感想なんて、きっと、こんな感覚だったのではないでしょうか。未来を感じて力強く進もうとする天才的なリーダーと、変化に戸惑う人たちの、しかめっ面が、心に浮かんできました。

CコモとPガリEatalySep2018
(  ガリバルディ門とイータリー近景 )

イータリーを間近に見て北へ進むとコルソコモの中心部に出ます。ミラノ市が設置した地図もセンスがいいです。

CコモとPガリ地図Sep2018
( コルソコモ一帯の地図。黄色に丸が現在地 )

あまりにかっこいいので、イチゲンさんには、一瞬、どこがどこだか分からないくらい素晴らしい地図です。
日本の地図と違って、駅や鉄道路線がランドマークではなく、大通りや広場がランドマークなので、ぱっと見で、どまどってしまうのだと思います。

コルソコモは年中無休の歩行者天国なので、存分に新しいミラノ、万博を起爆剤に変わろうとしているミラノを感じましょう。

CコモとPガリ駅方向Sep2018
( すっきりとしたコルソコモの街路風景と正面の再開発タワー )


3. ディエチ・コルソコモに怖気づく

10 Corso Comoは、ポルタ・ガリバルディ駅とイータリーの、ほぼ中間あたりにあります。ビルのバルコニーに、植木が”もさもさっと”生えている場所が目印です。お店は、門をくぐった奥の方に展開しています。

Cコモディエチ前Sep2018
( イータリー方向より見た10 Corso Como )

PGCORSOコモ10左端201803
( Porta Garibaldi 駅方向より見た 10 Corso Como )


私は、今回、急に怖気づいてしまい、10 Corso Como の中をちょっとのぞいて退散しました。

バルでは、マダムたちが優雅に午後のひとときを楽しみ、目がくらくらするような品々がブティックに並んでいます。ミラノ・モードの最先端を感じたい方の世界のひとつが広がっていました。

少し後悔しつつ。


2018年12月記            了



ミラノ、ワグネル市場のお買い物

ワグネル市場のお買い物     2018年3月、9月 訪問

1)  プラスαのミラノ

ワグネル市場(いちば): Mercato Comunale ( Wagner )は、ちょっとミラノ通になりたい方々にとって、手頃なターゲットだと思います。是非、アプローチしてください。

理由は、①駅から近い、②安全安心、③単なる「いちば」なので、知ったかぶりの歴史知識不要、④お買い物ができて一石二鳥、⑤高くない、くらいかな。

善は急げ、とばかりに、メトロ1号線に乗ってきて、ワグネル駅:Wagner で降りましょう。

ワグネルメトロ入口201809
( メトロ1号線ワグネル駅 )

どの出口から出ても、ぐるりと見まわせば、ワグネル広場に鎮座する市場の平屋の建物が目に入ります。
夏と冬の違いは、木々の葉っぱくらいです。

ワグネル市場昼下がりSep2018
( ワグネル公設市場夏景色 )

BuonarottiWagner駅とメルカート201803
( ワグネル公設市場早春の午後 )

「あまり気にしなかったけれど、どこにも『ワグネル』って書いていませんねえ」
「そう言われれば、そうですね」
「まあ、みんな、『ワグネルのいちば』って言えば、通じるから、いーの」

2)  お店の営業時間

2018年9月現在、市場の開店時間は、
* 月曜日 8:00-13:30
* 火曜日から金曜日 8:00-13:30、 15:30-19:30
* 土曜日 8:00-19:30
* 日曜、祝日   閉店

冬など、朝も暗いうちから、せっと商売に励んでいるという訳です。まあ、市場は、どこでも朝早くからやっています。

3) いろいろなお店

それでは、市場を見回しましょう。それほど大きくありません。

ワグネル市場朝の全景201809
( ワグネル公設市場の八百屋、果実店 )

多分、不等辺五角形の平屋建ての市場です。
外回りには、八百屋、果物屋、花屋さんが2軒づつくらいあります。
正確に数え上げたわけではありませんので、かなりの誤差もご容赦ください。

ワグネル市場前八百屋201809
( ワグネル公設市場、朝の準備中 )

朝の早いうちは、生鮮品も全部、運び込まれていません。9時か10時ごろになると、きれいにディスプレイされると思います。
「こっちは、もう会社に行って、いないのですが・・・・・・」
「そういう方は、スーパーへ。個人商店と、スーパーの棲み分けです」

ワグネル市場内通路201809
( ワグネル公設市場、室内店舗の朝 )

つづいて、室内の通路を一周。肉屋、魚屋、チーズ屋、パン屋、お菓子屋が2、3店ずつくらいあるかなあ。

ワグネル市場内肉屋魚屋201809
( ワグネル公設市場室内の肉屋さん、魚屋さん )

それぞれ、常連さんのご贔屓(ひいき)の店があるようです。ニッポン人や、他国の駐在員の方々も、よくご利用と聞いています。何しろ、けっこうリッチな地区にある市場ですから。

ワグネル市場内フォロマッジョリア201809
( ワグネル公設市場室内のチーズ屋さん )

チーズも充実。スーパーマーケットの対面販売コーナーと、どう違うのかと問われると、答えに窮します。
「まあ、店員さんとの距離感です」
「こんちわー、XXXさん(名前)、今日は何?」の、世界です。

観光客も、うまくリズムに乗ってショッピングを楽しみましょう。私も、あれこれ会話しつつチーズを買いました。


4) お買い物のあと

ひとしきりショッピングを楽しんだあとは、せっかくですから、ワグネルかいわいも満喫しましょう。バルに入って休息もよし、品のよい街並み散歩もよし、です。

私は、市場を見下ろすように掛けてある特大広告が気になってしまいした。
春夏秋冬、かなり刺激的なポーズで、道行く人々の注目を集めようとしていました。

ワグネル市場西端と広告201809
( ワグネル公設市場外の広告は刺激的 )

ある方は、よその観光地の市場体験と同様に、市場内でパンやチーズ、果物などを買って、その辺に座り込んで食べたいと思うでしょう。市場のそばの、教会か植え込みのベンチや段差に腰掛けて食べられます。

BuonarottiWagner駅付近街並み201803
( ワグネル公設市場前、早春の広場と教会 )


ワグネル広場東とバス停201809
( ワグネル公設市場前の広場 )

夕方の早い時間帯のワグネル広場は、あまり人がいません。主婦の方々は、お買い物を終えて家路につく一方、通勤帰りのミラネーゼは、まだ、このあたりに戻ってきていないようです。もう少したつと、ぞろぞろと、広場周りやバルで会話が聞こえるでしょう。

ワグネル広場からザハハディードタワー遠望Sep2018
( 陽光のワグネル広場から、ブオナロッティ広場とザハ・ハディッド・タワー遠望 )

ちょっと時間は前後しますが、9月の快晴の昼下がり、ワグネル広場の横断歩道から、ブオナロッティ広場越しに、シティライフ・ミラノのザハ・ハディッド・タワーくっきりと見えました。気に入ったシーンを目にできて、我ながら、ちょっと感動しました。アメリカでもなく、日本でもないヨーロッパの現代都市風景も、いいものです。

右に、かすかに顔を出しているワグネル市場を見やりながら、2018年のミラノを味わいました。

                                   2018年10月記            了




Eataly に行った

Eataly に行った    2018年3月

ミラノに来たら、買う買わないは別として「Eataly:イータリー」という食品専門店に行ってみようと思っていました。
前々から、店内にこれでもかというくらい、食品や食材が並んでいる、という噂を聞いていたからです。

Eatalyのミラノ店は、ポルタ・ガリバルディのすぐそばにあります。地図を見ると、Eataly Milano Smeraldo、と書いてあります。メトロ及びトレノルドのポルタ・ガリバルディ駅からCorso Como :コモ通りを歩いて行くのが順当でしょう。メトロのモスクワ駅からも近そうです。

Eatalyミラノ店は、とても大きなお店でした。

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(Eataly全景)

Eatalyの建物の向かいは、ガリバルディ門です。このあたりは、21世紀になってからの再開発で、安全、安心な街になりました。いっぱい人がいます。週末でしたので、どこもかしこも大賑わいです。

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( きれいにみがき直されたガリバルディ門 )

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( ガリバルディ門の脇の、手のオブジェ )

ガリバルディ門の脇には、真っ白な手のオブジェが設置してありました。当局の芸術面における市民サービスへの意気込みを感じます。子連れの一家が、早春の暖かい日差しを受けながら、思い思いに散歩している姿が、実に21世紀のミラノを体現しているように感じました。

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( 大人気のEataly )

お目当ての、Eatalyの玄関前のアップです。劇場を改築し、ガラス張りの明るい店舗に仕上げています。

イータリミラノ店内地図
( Eataly店内案内図)

店内は、1階から3階まであります。ヨーロッパ流の呼称では、地上階、1階、2階です。

すごい品揃えです。生鮮食料品から、肉類、魚介類、お菓子や材料、などが、これでもかというくらい、いっぱい並んでいました。日本で出されている雑誌の記事や口コミ情報では、ひとつの商品が唯一無二のように書いてある場合がありますが、どうも違うようです。現実として商品を見ると、その種類の多さに、言葉にならないくらい驚きます。

例えば、Parmigiano Reggiano:パルミジャーノ・レッジャーノ、いわゆるパルメザン・チーズひとつにしても、熟成期間の違いから、30カ月、24カ月・・・・、というようにラベル分けがあります。お値段も違うし、カットの大小もあります。「パルミジャーノ・レッジャーノ買ってきて!」というお土産リクエストに、どう応えてよいか、迷います。

同一レベルの食品でも、産地の違う何種類もの商品が、競い合うように並んでいるのが自然体です。

ここは、Eatalyブランドの食品があるわけではないので、じっくり品定めをしながら、お買い物をする店だと思います。

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( Eataly店内。地上階を見下ろす )


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( Eataly店内。地上階のイベントスペースを見下ろす )

お値段は、老舗の有名食料品店よりは、安いですが、スーパーマーケットよりは高めです。良い品質のものを、楽しい雰囲気の中で買うと思うと、合理的なお値段です。

店内は週末とあって、相当の混雑。地上階の総合レジは4カ所くらいあるのですが、どれも4、5人ずつ順番待ちのお客が並んでいました。

また、店内のイートイン・コーナーは、行列で、店員さんに聞いたら、30分から1時間待ちとのことでした。今回は、あきらめて店外でランチを食べることにしました。

Eatalyは、ここ数年来、ニューヨークなどに出店し、世界各地で注目度が高まっています。我らがトーキョー店も、2017年秋から丸の内地下改札付近でに移転し、拡張したようです。それまでは、代官山にあったと聞いていますが、まったく知りませんでした。

201802東京駅Eataly (2)
( Eataly 東京店。丸の内口地下1階 )

イーターリーのトーキョー店の前を週に何度かとおりますが、残念ながら、ちょっと活気に欠け、お値段も、かなり高めです。ミラノで覚えた味を、気軽にトーキョーで補充、という感じではありません。もう少し、買いやすくしてほしいな、というのが、一消費者としての感想です。
                                                         2018年5月記 了




定番のラ・リナシェンテとペック

定番のラ・リナシェンテとペック     2018年3月

【寄らば大樹】

私たち日本人も、どちらかというと、定番、無難、権威ある老舗の品が好きな方です。

「だって、定番みやげでないと、会社でも家でも、みんな、おっかなびっくり。手を出しませんからね」

この面では、お隣りの国々と、本質的な差異はないと思います。そういう訳ですので、ミラノでも、日本人の多く集まるお店があります。


【ぶっちぎりの定番ラ・リナシェンテ】

ミラノの誇る、ぶっちぎりの有名店は、La Rinascente:ラ・リナシェンテでしょう。普通は日本語で、「リナシェンテ」と言っています。ミラネーゼにも、日本人にも中国人にも知名度抜群のデパートです。ドゥオーモの隣りにあります。

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私も、当然、入ります。友人も、「けっこう品揃えいいから、入って損はないよ」と、ご推奨です。
長時間営業、日曜営業は、間違いなく日本人観光客の強い味方です。

最近の人気は、7階のテラス席レストラン兼カフェ、および隣接する食品フロアーです。

テラスから、ドゥオーモの側面や、彫像が間近に見えます。なかなかの迫力です。短期滞在で、ミラノ気分をしっかりと心に留めるには、ベストな場所のひとつです。お値段は、それ相応で、市中の倍くらいですが景観料込みだと思えば納得です。ですから、ガイジン客中心に、けっこう繁盛しています。

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( ラ・リナシェンテ7階のテラス・バルの、にぎわい)

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( ドゥオーモ側面が、すごい迫力で見える )


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( テラスは、けっこう日本人少ないかも、の光景 )

日本人は、あまりにも短時間滞在すぎて、リナシェンテの屋上にさえ来る人も少ないようです。けっこう口コミあるな、と思った割には意外でした。かく言う私も、見るだけ。屋内の、モッツァレラ・チーズ売場に来たついでに見学しただけでした。

リナシェンテ7階の食品コーナーは、こじんまりと充実です。Eatalyに比べて品数が少ないので、ガイジンには選びやすい感じです。これでもか!と思うくらい品物を並べられても困ってしまうのです。

「どこかで読んだか、芸能人がテレビでしゃべっていた商品名を、ちらりと見て、何の迷いもなく買う」

これがリナシェンテのお土産ショッピングの極意です。ちなみに、リナシェンテ・メンバーになると、食品は2割引きです。旅の者がメンバーになれるかどうか不明です。すみません。


【気取るならペックにて】

「リナシェンテは俗物すぎる」、と仰る皆さまに人気なのが、食材の老舗、PECK :ペック です。ドゥオーモ広場から徒歩2分、Via Spadari:スパダーリ通りに、やや、ひっそりと店を構えている名門です。

レストランも併設されています。

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 ( 老舗のPECK。レストランは、向かい側 )

PECKも、このごろは日曜営業をやっているので、旅行者や観光客には強い味方です。

店内は、まさに、高級食料品店。とくにサンドウィッチやデザート類など、できあいの食材コーナーを見ていると、空腹になり、目がくらくらしてきます。そして、お値段も一流であることが分かります。値段相応においしいのですが、当たり前と言えば当たり前です。

地下の、お酒売場に行くと、びっしりと高級ワインが並んでいます。スタッフの方と、お話しをしながら、お好みのワインを買う楽しみを味わえます。けれども、スーパーマーケットではないので、ぶらぶら見て歩くことは、ほぼ不可能です。

ペックフリー画像2018
( Peck店内。フリー画像より)

食材も品質はしっかりしています。Peckブランドの食材もあります。市中には同品質で、もっと低価格のお店が少なからずあります。スーパーマーケットの対面式販売コーナーなどで売っている良質の食材などですが、現実問題として、そこまで手をかけられる観光客は少数です。ペックを信じて、ペック価格で良い食材を買うのも、ひとつの道だと思います。

今回Peckで、茶道セットを売っていました。お茶のコーナーを見ていたら、紅茶やハーブティーと並んで、茶筅(ちゃせん)、茶さじ、抹茶用の大きな茶碗や、ちょっと品質は落ちますが抹茶も販売中でした。お値段は、日本の販売価格の倍くらいですが、品質差も考慮したら、3倍か4倍くらいかも知れません。あまり高価すぎて敬遠されたり、高かった割には大したことないね、と内心思われて、抹茶が浸透しなくなるようでは寂しい限りです。

ここに来ると、ブランドショップ同様、「フォーマルなミラノ」を感じることができます。

                                                                   了



















ドゥオーモ近くの気になるお店

ドゥオーモ近くの気になる二店   2018年3月


ブランド店や、定番のお土産屋さんに隠れて目立たないですが、ちょっと気になるお店にも寄ってみたかったです。

【ミラノ市営お土産屋さん】

一つ目は、ミラノ市直営のお土産屋さん、Milano Officila Store:ミラノ・オフィシャル・ストアです。

メトロ1号線サン・バビラ駅の、ドゥオーモ方面側出口の広場に、黒いフレームでできた平屋建ての店舗を構えています。最近の、はやりで、当局も「武家の商売、商売」。パリや、バルセロナにも、市営お土産店ができていると聞いています。

文具、Tシャツ、お菓子、マグネットなどの小物を並べて売っています。お値段は、ミラノ・ブランド料込みなので、安いとは言えません。勢いで買うものでしょう。市電柄のマウスパッドは、親戚にあげたら、大喜びで持っていきました。

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( サン・バビラ駅前のミラノ・オフィシャル・ストア全景)

ミラノオフィシャルストア201809
(   ミラノ・オフィシャル・ストア正面 )

やや赤みがかった黒い平屋がミラノ・オフィシャル・ストアです。websiteがあるので、営業時間や主な商品のラインナップを知ることができます。

ミラノは、いわゆる、「ドゥオーモまんじゅう」的な発想の商品を並べている土産店が少ないので、重宝だと思います。

イタリア語は、英語アレルギーなし。目立ちたいお店やイベントには英語を多用しています。そして、お店は、あまり混雑していません。

【 ドゥオーモ・ショップ 】

ドゥオーモ模型土産2017 (1)
( ドゥオーモのペーパー模型)

ドゥオーモの紙製模型をもらったのですが、これは、ドゥオーモ土産専門店の商品のようです。ちゃんと、てっぺんのマリア像がついていて、ポイントは押さえてあるなという感じです。


【 エクセルシオール・ショッピングセンター 】

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( 昼前のヴィットリオ・エマヌエル二世通り )

オフィシャル・ストアを出て、ヴィットリオ・エマヌエル二世通りをドゥオーモに向かって歩きます。両側には、カジュアルなモードのお店などがぎっしり並んでいます。ディズニーストアもあります。

通りの中ほど、少し左に目をやると、映画館跡を改装した新しいショッピング・センター、EXCELSIOR:エクセルシオールがあります。別のアーケードがくっついていて、雨の日もアプローチしやすい作りです。

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( エクセルシオール全景 )

ここの地上階と地下1階は、品の良い食料品コーナー兼バルです。いつも、定番のP店や、Rデパートばかりに寄っていないで、ここに来るのも一案です。

そして、また、ぶらぶらとドゥオーモ方向に歩みをすすめますと、お決まりの風景が現われます。

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( ガレリアのドゥオーモ広場側の入口 )

昼前後になると、歩く人も増えてきて、ミラノの賑わいを肌で感じるようになります。

もう、この先は、世界に名高い高級ショッピングゾーンです。

                                                    2018年4月記   了

イル・ヴィアッジャトール・ゴローゾ

「イル・ヴィアッジャトール・ゴローゾ」

il Viaggiator Goloso は、数年前に出現した、レアなスーパーマーケットです。

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( il Viaggiator Goloso、Viale Verisario店 )

あとにも、先にもミラノに3店舗しかありません。私も、初めて体験しました。日本人には、実に、言いにくい名前です。店名の意味は、「欲深い旅人」。意訳すれば、「求道者」くらいの感じでしょうか。

店員さんが、ときどきイタリアンなサービスをするのは、仕方がありませんが、品の良いスーパーマーケットであることは間違いありません。ベリザリオ通りの店舗も、上品な住宅街の一角にありました。メトロ1号線ブオナロッティ駅下車徒歩5-6分です。


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( ベリサリオ店から3分ほどでザハ・ハディード氏のマンションに行きつく )

イル・ヴィアッジャトール・ゴローゾは、食品、生活用品を主に「良い品を、妥当なお値段で」というコンセプトの、ちょっと高め路線のスーパーマーケットです。

オーガニック食品や、菜食主義者のヴィーガン向け食品、環境にやさしいグリーンライフ関連商品などに力を入れているようです。

website はイタリア語だけ。英語の口コミも数が少ないです。日本語の口コミも、ほとんどありません。資本系列は、UNES:ウネス、という中堅スーパー。これまた、ロンバルディア州一帯プラスアルファ程度の地域にしか店を展開していない会社です。

イル・ヴィアッジャトール・ゴローゾは、VG マークを付けた独自ブランドを持っています。

伊バター (3)
( VG:イル・ヴィアッジャトール・ゴローゾ のバター )

VG製品を、偶然、UNES系のお店で見たり、買ったりするに旅行者の方もいらしゃるようです。駐在員の皆様や、環境主義者のイタリア人、ガイジン客で、大盛況という感じでもありません。オーガニックなんて、けっこう、あふれていますので、企業間競争は厳しいのです。

じわじわと広まってきているような店なので、機会があれば寄って、お買い物するくらいの気持ちで十分です。

ただし、新しもの好き、または、日本にないミラノを求める「求道者」トラベラーでしたら、絶対に寄った方がいいスーパーマーケットでしょう。

モッツァレラ他 (1)
( il Viaggiator Goloso の自社ブランドのモッツァレラ )

ミラノのショッピング事情の、裾野の広さを知ることができました。





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