ときめきのブランドショップ 2018年3月
1. ミラノ最大の観光地
何を隠そう、ミラノ最大の観光地は、モンテナポレオーネとスピーガです。
「じゃあ、ドゥオーモは?」
「あれは、観光地を超越したミラノのシンボルです」
「えっ? いったい、どちらが上なのですか?」
「お黙り、観光客諸君!ドゥオーモと観光地を比べること自体、失礼なんですよ!」
こういうわけで、私は、このごろ、ドゥオーモ見物などは夕方に回し、まず、モンテナポレオーネやスピーガに繰り出すのが、正統派のミラノ観光客であると考えるようになりました。ハイ。
2. ショッピング基本コース
ミラノに来ると、Duomo:ドゥオーモ のオーラがとても強いです。
何も考えないと、ついついドゥオーモに寄ってしまいます。ですから、ショッピングするぞ、と決めた場合には、あえてドゥオーモには目をつむり、メトロもモンテナポレオーネ駅か、サンバビラ駅で降りましょう。そして、ブランド店やお目当ての店に直行するのが最善です。
そうしないと、いくら時間があっても、ショッピングに集中してストレスを解消することはできません。特に、女性の方は、心を鬼にして、ドゥオーモなど、ゆめゆめ視界に入れないようにすることが肝要だと思います。
( メトロ、モンテナポレーオネ駅 )
マダムも、臨戦態勢でショッピングを終えたばかりの顔つきです。
メトロのMonte Napoleone :モンテナポレーオネ駅は、マンツォーニ通りとモンテナポレオーネ通りの角にあります。マンツォーニ通りには、最近Alessi:アレッシーの店が移転してきました。
( アレッサンドロ・マンツォーニ通りの銘板 )
( モンテナポレオーネ通り角の近くにあるAlessi:アレッシー )
https://www.alessi.com/it_it/
曲線と鮮やかな色使いのキッチン用品が好きな方は、あらためてAlessi:アレッシー の台所用品や食器を、じっくり見てみましょう。モンテナポレオーネ通りに行き着かないうちから30分くらい時間を使ってしまいます。
( マンツォーニ通りの端のポルタ・ヌオバ )
ブランドショップは、かの有名なモンテナポレオーネ通りと、それに並行するスピーガ通り沿いに集中しています。二つの通りを結ぶ、サンタンドレア通りなどにも有名店があります。
マンツォーニ通りの端の、眼鏡型の門、ポルタ・ヌオバは、スピーガ通りの出入口近くなので、よい目印です。いかにも、ヨーロッパの風情ある市街地という光景です。門の壁の雑草が、イタリアっぽさを醸し出しています。
( Via della Spiga :スピーガ通り )
( Via Monte Napoleone :モンテナポレオーネ通り )
どのお店が、どの通りにあるかは、各人チェック済みであると思いますので、コメントいたしません。
3. ブランド店へ出陣
「行きたいお店目指して、さあ、出陣!」
「服装チェック! クレジットカード、チェック! パスポート、チェック!」
「ラフな格好は、いけません。反対に、ばっちり決めすぎてもいけません。付き人とか、秘書らしき者を連れずに、ばっちり決めていると、おのぼりさん、そのものです」
「スリにも気を付けましょう。言われている程いませんが、おのぼりさんは、確実に目を付けられます」
「靴もスニーカーは避けましょう」
「まさに、足元を見られないようにしましょうね」
そう気にしないで、気軽に入りましょう。ルールに近いマナーはひとつだけ!
お店に入るときは、にっこりと、
「ブオン・ジョルノ!」(または、ブオナ・セーラ!)
そうすると、とても楽しいショッピングのひとときが過ごせること請け合いです。
4. ブランド店の風景
少しだけ、モード系のブランド店の店構えを見てみましょう。
( サルバトーレ・フェラガモ )
( エルメス )
( グッチ )
( トッズ )
こちらも、ミラネーゼに負けないくらい、凛とした観光客になるよう心掛けましょう。
( スピーガ通りのカップル )
本日は、ご来店、まことに、ありがとうございました。また、ミラノで近々お目にかかれる日まで、ごきげんよう。
5. 追伸。免税手続き
ブランド品などをお買い求めの皆さま、免税手続きはお済ませでしょうか。払った消費税は20%ですが、そのうち半分弱が、手数料だ何だかんだ、と言って戻ってきません。けれども、少しでも戻ってくるなら、一応、手続きしましょう。
例えば、税込みで500ユーロのお買い物ですと、税額は84ユーロほどですが、戻ってくるのは50ユーロくらいです。日本人感覚からすると、ぼったくりもいいところです。
( 免税手続きの説明書のページの例 )
日本の消費税還付制度の正直さに涙がでます。還付手続き手数料500円くらいを取るだけで、税額分を、ほぼ、払い戻してくれます。みんなで声を大にして、欧州諸国の、ぼったくり体質に文句を言いたい気分です。
2018年5月記 了
1. ミラノ最大の観光地
何を隠そう、ミラノ最大の観光地は、モンテナポレオーネとスピーガです。
「じゃあ、ドゥオーモは?」
「あれは、観光地を超越したミラノのシンボルです」
「えっ? いったい、どちらが上なのですか?」
「お黙り、観光客諸君!ドゥオーモと観光地を比べること自体、失礼なんですよ!」
こういうわけで、私は、このごろ、ドゥオーモ見物などは夕方に回し、まず、モンテナポレオーネやスピーガに繰り出すのが、正統派のミラノ観光客であると考えるようになりました。ハイ。
2. ショッピング基本コース
ミラノに来ると、Duomo:ドゥオーモ のオーラがとても強いです。
何も考えないと、ついついドゥオーモに寄ってしまいます。ですから、ショッピングするぞ、と決めた場合には、あえてドゥオーモには目をつむり、メトロもモンテナポレオーネ駅か、サンバビラ駅で降りましょう。そして、ブランド店やお目当ての店に直行するのが最善です。
そうしないと、いくら時間があっても、ショッピングに集中してストレスを解消することはできません。特に、女性の方は、心を鬼にして、ドゥオーモなど、ゆめゆめ視界に入れないようにすることが肝要だと思います。
( メトロ、モンテナポレーオネ駅 )
マダムも、臨戦態勢でショッピングを終えたばかりの顔つきです。
メトロのMonte Napoleone :モンテナポレーオネ駅は、マンツォーニ通りとモンテナポレオーネ通りの角にあります。マンツォーニ通りには、最近Alessi:アレッシーの店が移転してきました。
( アレッサンドロ・マンツォーニ通りの銘板 )
( モンテナポレオーネ通り角の近くにあるAlessi:アレッシー )
https://www.alessi.com/it_it/
曲線と鮮やかな色使いのキッチン用品が好きな方は、あらためてAlessi:アレッシー の台所用品や食器を、じっくり見てみましょう。モンテナポレオーネ通りに行き着かないうちから30分くらい時間を使ってしまいます。
( マンツォーニ通りの端のポルタ・ヌオバ )
ブランドショップは、かの有名なモンテナポレオーネ通りと、それに並行するスピーガ通り沿いに集中しています。二つの通りを結ぶ、サンタンドレア通りなどにも有名店があります。
マンツォーニ通りの端の、眼鏡型の門、ポルタ・ヌオバは、スピーガ通りの出入口近くなので、よい目印です。いかにも、ヨーロッパの風情ある市街地という光景です。門の壁の雑草が、イタリアっぽさを醸し出しています。
( Via della Spiga :スピーガ通り )
( Via Monte Napoleone :モンテナポレオーネ通り )
どのお店が、どの通りにあるかは、各人チェック済みであると思いますので、コメントいたしません。
3. ブランド店へ出陣
「行きたいお店目指して、さあ、出陣!」
「服装チェック! クレジットカード、チェック! パスポート、チェック!」
「ラフな格好は、いけません。反対に、ばっちり決めすぎてもいけません。付き人とか、秘書らしき者を連れずに、ばっちり決めていると、おのぼりさん、そのものです」
「スリにも気を付けましょう。言われている程いませんが、おのぼりさんは、確実に目を付けられます」
「靴もスニーカーは避けましょう」
「まさに、足元を見られないようにしましょうね」
そう気にしないで、気軽に入りましょう。ルールに近いマナーはひとつだけ!
お店に入るときは、にっこりと、
「ブオン・ジョルノ!」(または、ブオナ・セーラ!)
そうすると、とても楽しいショッピングのひとときが過ごせること請け合いです。
4. ブランド店の風景
少しだけ、モード系のブランド店の店構えを見てみましょう。
( サルバトーレ・フェラガモ )
( エルメス )
( グッチ )
( トッズ )
こちらも、ミラネーゼに負けないくらい、凛とした観光客になるよう心掛けましょう。
( スピーガ通りのカップル )
本日は、ご来店、まことに、ありがとうございました。また、ミラノで近々お目にかかれる日まで、ごきげんよう。
5. 追伸。免税手続き
ブランド品などをお買い求めの皆さま、免税手続きはお済ませでしょうか。払った消費税は20%ですが、そのうち半分弱が、手数料だ何だかんだ、と言って戻ってきません。けれども、少しでも戻ってくるなら、一応、手続きしましょう。
例えば、税込みで500ユーロのお買い物ですと、税額は84ユーロほどですが、戻ってくるのは50ユーロくらいです。日本人感覚からすると、ぼったくりもいいところです。
( 免税手続きの説明書のページの例 )
日本の消費税還付制度の正直さに涙がでます。還付手続き手数料500円くらいを取るだけで、税額分を、ほぼ、払い戻してくれます。みんなで声を大にして、欧州諸国の、ぼったくり体質に文句を言いたい気分です。
2018年5月記 了