ラグーザ高級レストラン、ドン・セラフィーノに挑戦    2018年9月訪問

「ドン・セラフィーノ:Don Serafino、というお店が美味しいそうよ」

知人の一言を信じて、私はラグーザ滞在中に「ドン・セラフィーノ」というレストランに行くことにしました。

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( ドン・セラフィーノ内部は洞窟再利用 )

このお店は、「Locanda Don Serafino:ロカンダ・ドン・セラフィーノ」という四つ星のホテルの兼用レストランです。宿泊場所とレストランは徒歩15分くらい離れた距離にありました。最初にイブラの端にあるホテルの方へ寄り、席の予約を行ない、案内地図をもらってレストランへ向かいました。あまり裕福そうではない日本人にも、笑顔で対応してくれたスタッフさんに感謝です。

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( イブラの市街真下にあるドン・セラフィーノの場所 )

空が群青色から黒に染まりつつある午後8時に、歩いてレストランに向かいました。
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( イブラの入口にあるドン・セラフィーノへの案内板 )

玄関からして、もう高級ムード。人の気配を感じて、中からボーイさんが、さっとドアを開けてくれました。

後から、芸能人の「叶姉妹」のように着飾った日本人女性の二人連れが入店してきました。もしかしたら、知る人ぞ知るレストランなのかも知れません。お客は少な目でしたが、その日は、観光客と地元客は2対1くらいの割合でした。
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( 夜のドン・セラフィーノ正面玄関 )

ここは、かつて教会付属の食糧庫と厩だった洞窟だそうです。帰り際にスタッフの方が、剥き出しの岩壁に残った、馬をつなぐ轡(くつわ)や、床下の貯蔵庫跡を見せてくれました。
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( ドン・セラフィーノのむき出しの岩壁 )

レストランの概要、イメージ写真は、添付のサイトをご覧ください。(英語版。イタリア語版もあり)
http://www.locandadonserafino.it/ristorante-2/?lang=en
(コロナウィルス対応で2020年3月現在、臨時休業中)

実は、ちょっと気おくれして、自分の料理の写真さえ撮りませんでした。

会話や運ばれて行く料理を横目に見ていると「、シェフ自慢料理のチャレンジコース」のような少量多品種メーニューもあるようでした。女性観光客に人気のようです。私は、チーズの前菜、パスタ、肉料理を注文しました。お会計は飲物込みで120ユーロほどでした。

結果として、
「気位も値段もお料理の質も高めで、びっくりするやら満足するやらでした」
「あらそう。でも美味しかったから、いいじゃない」
「それもそうですね」

たまには、このような食事体験もよいものでした。
ラグーザ観光で、少し時間と予算に余裕のある方は、是非、お立ち寄りください。

2020年5月記                                          了