アンコールワット観光10訓      2019年10月訪問

午後の快晴の中で、西の表参道から真正面にアンコールワットを見たときの情景は忘れられません。

きりりと青空に向かって立っているアンコールワットの塔を、ただただ見つめるばかりでした。
0010BAワット北濠と正面アップ
( 午後の陽光に輝くアンコールワット真正面 )

アンコールワットは、世界遺産の人気ランキング、思い出ランキングなどで必ずベスト10の上位に食い込みます。今回、実体験しましたが、まったく異存ありません。

できる限り、美しいアンコールワットを見て感動が倍増、三倍増になるようにしましょう。ツアーで駆け足のように巡っても一生記憶に残ると思います。少人数のグループか個人でゆっくり周ると、もっと記憶に残る感動を得られると思いました。

結果論で言う、私のアンコールワット観光10訓

1) 真っ先にアンコールワット見物へ行く
2) 初回は、午後2時から4時くらいに行く
3) 日の出鑑賞は必須ですが2回目くらいに訪れて
4) 西側正面からの姿を見よう
5) ガイド依頼か、ガイドブック持参でポイントは必見
6) 敬う気持ちを忘れずに
7) 攻略本は忘れ、混雑していてもベストタイミングを狙おう
8) 階段昇降と歩け歩けだ
9) 猛暑対策は忘れずに
10)知ることよりも感じること

アンコールワットの入口までのアプローチの方法はいろいろあると思います。やっぱり、設計者の思惑通りに西側正面から近づくのが、最も美しいアンコールワットを眺められると実感しました。初めて行くときは、何が何だか分からない状況でアンコールワットに入場すると思います。そのため、2回目以降に入る場合は、意識して西参道から近づきましょう。

「脇からの入場、裏口入場では、感動が半減します」
1116Aワット正面参道前の街道
( アンコールワット西参道前の交差点。左がアンコールワット方向 )
0010Aワット北濠と正面参道アップ
( 正面遠くにアンコールワットが見える )

0010BAワット北濠と正面アップ
( 美しい3本の塔を真正面に見て近づく )

写真ではさわやかそうですが、午後の陽ざしは暑いです。水を多めに持って歩きましょう。
そして、表参道の入口までくると、本堂の塔はシュロの木陰に隠れて視野の中心から消えます。

1116Aワット北濠と正面参道1430分
( 参道前に来ると、奥の3本の塔はいったん姿くらまし )

ヒンドゥー教で狛犬にあたる像が参道入口に立って、にらみをきかせています。うちわのような形の像は、7つの頭を持つヘビのナーガ、その内側の像はライオンだそうです。

2019年10月現在、西参道は修復工事中なので、私たち観光客は向かって右側の仮設の浮橋を伝って入場しました。西参道が再開される目途は立っていません。

2019年11月記          了