モディカのイタリア的外食風景    2018年9月訪問

「モディカの食は、チョコレートにあり」ですので、普通の食事は、ご当地の一般的なムードの中で食べました。
他のヨーロッパ諸国と同様に、春から秋はテラスでの飲食が人気です。
モディカ中心部バルテラス風景Sep2018 (1)
( ウンベルトⅠ世通り沿いのバルのテラス )

のんびりとした都市なので、適当に食べましょう。

強いてあげれば、「アクルーシオ:Accursio 」というレストランが都心部では評判だそうです。確かに、ミシュラン・ガイドのイタリア版で星ひとつ、と書いてあります。

観光案内所のスタッフさんも「高いよ。有名店なので」と、ひとこと。せっかくなので、チャレンジしようと思いましたが、あいにく休店日でした。
http://www.accursioristorante.it/

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( サンピエトロ教会近くにある『アクルーシオ』 )

それでは致し方なし、と気持ちを新たに、中心部から少し離れた現代風のバル兼レストランで、安いランチを食べました。サラダとパスタと水で11ユーロほどだったと記憶しています。それでも、日本よりは高いです。
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( モディカのランチ例 )

続いてのモディカでの食体験は、汗だくになってピッツォの展望台に登っていく途中で入ったバルのグラニータ。サンジョバンニ教会の階段下の左手にあります。入店した日本人観光客の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
グラニータは既製品で、どこにでもある味と値段でしたが、冷たい食感は、まさに「干天の慈雨」。「空腹にまずいものなし」。「冷えた水も、五臓六腑にしみわたり・・・・・」、でした。
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( モディカのアルタ地区のバル風景とグラニータ )

そして、夕食はサンピエトロ教会裏付近の路地に並んでいるレストランのひとつに入りました。どのお店も、観光客や地元の方で、そこそこにぎわっていました。他人さまが食べている料理を見て、店員さんに目配せして、うなづいたので、そのお店に入りました。

オレンジ色のランプ風の街灯に照らされたモディカの路地は、風情があります。9月の夜は、まだまだ暑い空気が残っていますので、テラス席でも涼しい風に吹かれることはありません。
モディカの小径は輝きSep2018
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( モディカの夜のレストラン街風景 )

私が入ったのは、ラ・コンテアというお店。25ユーロほどで、それなりに美味しい夕食を取ることができました。
http://www.siciliainfo.it/pizzeria-la-contea---modica---ristorante---cucina-tipica-mediterranea---pizza-a-domicilio---pizzeria-a-modica.html
モディカ野外ディナーを楽しむSep2018
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( レストラン、La Dolce Contea のテラスと料理 )

みんなテラス席でお食事。お店のWebsiteに載っている店内席にすわっているような人間は一人もいませんでした。ドアも開けっ放しなので、クーラーがあっても効かないでしょう。

最後に、歩きながら目に入ったバルのスタンドで、シチリアに来て何個目かのグラニータを食べておしまい。イタリア人並みの体力はないので、午後11時にはホテルに帰りました。
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( いわゆる、立ち食いのグラニータ。3ユーロ也 )

モディカの食も、行き当たりばったりの割には、美味しかったです。さすがイタリア。料理の美味しい国への旅は、これだからたまりません。

2019年11月記                                      了