やまぶきシニアトラベラー

気まぐれシニア・トラベラーの旅。あの日から、いつか来る日まで、かつ、めぐりて、かつ、とどまる旅をします。

2021年01月

パリの門めぐり2の4 凱旋門で「お上りさん」

パリの門めぐり2の4  凱旋門で「お上りさん」    2021年1月記

パリの凱旋門は上に登れます。意外と知られていません。

Paris凱旋門近影0502
( 凱旋門の周囲にたむろする観光客 )

我が家でも、子供たちと初めてパリに行って、シャンゼリゼ通りに立って凱旋門を背後にして記念撮影したあとのことです。

「じゃあ、門のてっぺんへ上りましょう」
「えっ、あの上まで行けるの?」
「行けるよ」
「行く、いくう・・・・・・。早くう・・・」

というような感じでした。読んで字のごとく、まさに「お上りさん」です。

我が家の奥様も、初めてのパリ訪問時に、同じ反応を示しました。私自身はどうだったかというと、事前に誰かに入れ知恵されていたので、凱旋門に着いて初めて屋上に行けることを知ってワクワクした記憶はありません。


凱旋門屋上の様子198009
( 凱旋門の屋上風景 1980年9月 )

コロンブスの卵のことわざではないですが、凱旋門の真下に行くには、まず地下道をくぐって広場の中心部に向かわなければなりません。そのあと、門の足の部分にある入口に行って入場券を買い、屋上に上ります。2021年現在は、狭い螺旋階段を10分弱かけて、えっちらおっちら上らないといけないようですが、10年くらい前までは小さなエレベーターで屋上のすぐ下の踊り場まで上れました。当然、階段コースより入場料は少し高かったです。

子供たちの歓声とともに見たパリの鳥瞰はひとしおでした。

凱旋門屋上からエ塔展望198009
( 凱旋門から見たエッフェル塔。1980年9月。現在とほぼ同じ景観 )

凱旋門は、年に数日の休館日があるのみで、ほぼ年中無休。そのうえ、夜の10時か11時ごろまで開いているので、夜景見物もよし、寒風に震えながらパリの街並み俯瞰もよしです。

思い思いのやり方でパリ見物を楽しめればよいですね。




パリの門めぐり2の3 横から後ろから凱旋門

パリの門めぐり2の3 横から後ろから凱旋門  2021年1月記


パリで2泊3日くらいの観光ですと、時間がないので凱旋門の後ろや横に回ることは、よほどのことがない限りありません。それに、凱旋門の圧倒的な大きさを前にすると、少し遠ざかって見ようとか、脇の方に回ってみようとする気力も湧きません。

ですから、パリ観光のリピーターの方々で、偶然、凱旋門の横顔や後ろからの姿を眼にした場合は、是非、写真の2-3枚を撮っておきましょう。自分だけの、意外と貴重なパリ有名ポイント風景となります。

凱旋門を背後から198608補正後
( 西日を浴びる凱旋門の裏側(ラ・デファンス側)風景 )

晴れの日の夕暮れ、凱旋門の西側は美しく輝きます。シャンゼリゼ通りの反対側のグランダルム大通り沿い:Avenue Grand Arme まで行ってみました。オレンジ色に輝く大きな凱旋門の姿を記憶に残しました。

凱旋門フォッシュ通りから近景198609
( 夕陽を浴びて輝くフォッシュ通り面の凱旋門 )

その次は、斜め横から凱旋門の夕焼け見物。凱旋門から放射状に出ている道のなかで最も美しいとされているフォッシュ大通り:Avenue Foch から堂々たる姿を拝みました。すごい量感です。

Paris凱旋門北東から201905
( 凱旋門を北東方向より見る )

午前中のすっきりとした空気に映える凱旋門北東側。凱旋門は裏表の印象が同じなので、写真を撮った位置をよく覚えておかないと、どれがどの向きやら分からなくなります。

カルーゼル門越し凱旋門夕方198609
( カルーゼル門から一直線にオベリスク、凱旋門を見る )

これぞパリの都市づくり、を実証するかのようなアングル。ルーブル美術館前のカルーゼル門から西をのぞくと、コンコルド広場に鎮座するオベリスクを通して、その彼方に凱旋門が左右対称の姿で目に入ってきます。直線的な美しさがパリのウリであることを実感する一場面でした。






パリの門めぐり2の2  遠目に凱旋門

パリの門めぐり2の2   遠目に凱旋門   2021年1月記

エッフェル塔に上ると、凱旋門が眼下のやや遠くに見えます。

視界に入ってくると「おおっ」という感じ。観光客としてパリに来た心証を強くします。

エッフェル塔から凱旋門遠望201905
(エッフェル塔から見下ろした凱旋門)

凱旋門が、丸い形をした大きな広場の中央に、でんと建っていることが一目瞭然です。
カメラをズームアップしてみると、屋上に見物客がいるのが分かります。

「あっ、事前にこんなこと言わない方がいいかも」

エッフェル塔から凱旋門199007
( ズームアップして眺めた凱旋門 )

パリは、とっても直線的な造りの都市です。新凱旋門のグランダルシュ、凱旋門、そしてルーブル美術館のそばに鎮座するカルーゼル門が一直線に並んでいます。いわゆる、パリの軸です。有名な凱旋門が、やや小高い場所にあるので、地上にいると3つの門を同時に見ることはできないのが玉に傷です。

グランダルシュの展望階に上ったら、一直線上に凱旋門とカルーゼル門が並んでいるのが見えるようです。

コンコルド広場より凱旋門方面少し工事中1980年9月
( コンコルド広場より遠くに映る凱旋門を見やる )

こういう視点こそ、パリのパリたる風景の一コマだと思います。「路地を曲がった先に何があるのかな」とワクワクしながら進む街歩きと正反対の気分で楽しむ都市です。パリでは、いつも、遥か彼方に目を向けましょう。現実の風景においても、心の中の未来においても、です。

なるほどねえ、という気分になりませんか?





パリの門めぐり2の1  本命の凱旋門

パリの門めぐり2の1    本命の凱旋門     2021年1月記

華の都パリの5つの門めぐり、その2は「凱旋門」です。

Paris凱旋門近影0502
(  パリの凱旋門の典型的な風景 )

凱旋門:Arc de Triomphe (アルク・ドゥ・トゥリオンフ) は超有名です。パリを代表する観光スポットのひとつです。そして、今回の5つの門めぐりの中では2番目に新しい門です。1836年に完成しました。

門の由来をはじめ、細かいことや、観光の仕方は、ごまんと出ている観光ガイドやブログのとおりです。私ごときが、いまさら、ああだこうだと解説するようなことはありません。

「冒頭の写真が定番のアングルですね」
「ほんと、パリに来たわ、って感じ」

まずは、凱旋門をシャンゼリゼ通りから眺めてみましょう。いわゆる正面で、王道のアングルです。

シャンゼリゼより凱旋門正面小サイズ198009
( シャンゼリゼ通りから眺める凱旋門正面 1980年9月 )

凱旋門工事中正面1986年9月写
( フランス革命200周年を控えて補修中の凱旋門 1986年7月 )

こうしてさまざま写真を見比べると、シャンゼリゼ周辺の街並みはあまり変化していないことも分かります。もちろん建物内部やビルのテナントの消長はありますが、表向きは、ずっと同じ雰囲気です。これが、ヨーロッパの多くの都市景観と日本の都市景観との違いのひとつです。

変わらないことで安心感も出るのですが、それは一方で、上下や左右の格差を固定することにもつながります。どっちがいいのやら、一長一短ですね。







パリの門めぐり1  新凱旋門

パリの門めぐり1    新凱旋門   2021年1月記

華の都パリには、2021年現在5つの門があります。観光客目線で5つの門をめぐりました。

「5つの門を言い当てられますか?」
「ええと、『凱旋門』でしょ、それから・・・・・・。わかんないや」
「それが普通です」

凱旋門、新凱旋門、カルーゼル門、サンドニ門、サンマルタン門の5つです。これを少ないというべきか、それなりにあるんだと感じるかは個人次第です。

今回は新しい順に見てみます。まずは、新凱旋門:グランダルシュ=Grand Archeです。一番、観光とは無縁な門です。「門ではない!あれはビルだ、パリ市内に位置している訳でもないぞ!」とクレームしたい方々もいると思います。私としては、細かいことは抜きでパリ観光をすればいいと思います。

パリ外デファンス新凱旋門正面201509
( グランダルシュ。日本での通称『新凱旋門』 )

パリ外デファンス新凱旋門を見上げ201509
( グランダルシュへの入口 )

グランダルシュは、正確には門の形をした高層ビルです。場所も、いわゆるパリ市内ではなく、市外の副都心ラ・デファンス地区の真ん中あたりにそびえています。東京のお台場にも、類似の吹き抜け型構造のビルがあります。

グランダルシュは、地上100メートル超の最上階が展望台になっています。私も、まだ、上がったことはありません。生きているうちに1回くらいは上がりたいのですが、2021年1月現在のコロナ禍ではパリ訪問の予定すら立てられません。

どうりで日本人パリ観光客には馴染みがうすいわけです。けれども、その外観は画像や本などで一度や二度は見たことがあるのではないでしょうか。

新凱旋門は1989年8月竣工です。フランス革命200周年を記念して建設しました。そのため、ラ・デファンスを写した古い写真には載っていません。ビフォー、アフターのラ・デファンスの高層ビル群を比べてみました。

エトワール屋上からデファンス展望198009小サイズ
( 1980年9月のラ・デファンス。大通りの先にグランダルシュがない )

エッフェル塔からデファンス眺望199007
( 1990年7月のラ・デファンス風景。グランダルシュ完成後 )

こう見ると、やっはりパリは大都会です。観光客でにぎわう伝統的な市街の周囲には、高層建築がにょきにょき建っていますし、住宅地が果てしなく広がっています。

さすがパリ。これでは2泊3日くらいでパリに滞在しても、パリのさわりの部分の、その上澄みくらいしか観光できません。そうして強烈で最上の「華の都パリ」の印象を抱いて帰途につくのが、もっとも素晴らしいパリ観光ノウハウだと思います。









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