やまぶきシニアトラベラー

気まぐれシニア・トラベラーの旅。あの日から、いつか来る日まで、かつ、めぐりて、かつ、とどまる旅をします。

2020年11月

ラグーザのマンション暮らしを想像

ラグーザのマンション暮らしを想像   2018年9月訪問


地方都市ラグーザといえども、住宅事情を想像するに、現代的なマンション暮らしが主流のようです。そして、マンションもピンキリのようです。

201809ラグーザ郊外モダンマンション (1)
( 郊外の21世紀風ガラス張りイメージの高級マンション)

イタリアも、他のヨーロッパ諸国と同じように中小都市へ行っても戸建てが少なく、並みレベルの市民の大半はマンション暮らしです。その分だけ、一生過ごす空間になるので、いつの間にやら快適で使い勝手の良いマンションができあがってきているようです。戸建に固執する日本人と違うところですね。


201809ラグーザ郊外住宅地道路
( 新市街の幹線アメリケ通り沿いの新築マンション )

立派できれいなマンションもあれば、少しうらぶれた感じの建物もあります。こういうところは世界共通です。ただ、ラグーザは、都市そのものが相対的に豊かで、なお、少しずつ発展しているので、観光客が郊外をふらふらした程度では、ごみごみ、じめじめした場所は目に入ってこないようです。


201809ラグーザ郊外ロトンダと中層マンション
( 新市街の丸い交差点と普通の中層マンション )
201809ラグーザ郊外モダンマンション (2)
( ラグーザ市街西端の小ぎれいな新築マンション )
201809ラグーザ郊外中程度のマンション
( 新市街のスーペリオーレ寄りには、ややくたびれたマンションもある )

見ている分にはいいのですが、メンテをはじめ、家賃とか水回りなどは、それなりなのでしょうか、それともやっぱり課題山積なのでしょうか、旅の者には想像もつきませんでした。


2020年11月記                                 了





ラグーザ・イブラの夜は浮かぶ

ラグーザ・イブラの夜は浮かぶ     2018年9月訪問


ラグーザ・イブラの夜景は漆黒の空間に浮かび上がっている光の塊(かたまり)のようです。

標高の高いスーペリオーレ地区から下り坂越しに見えてくるイブラの光が視野の真ん中に入ってくるとき、その美しい光景をじっと立ち止まって心に刻みましょう。

まず、人通りの少ないコルソ・イタリア通りの急な坂を下っていきます。

ラグーザスーペリローマ通夜景Sep2018
( スーペリオーレのイタリア通りの静かな夜 )

イブラ展望の名所のひとつ、スカーレ教会の塔越しに、イブラがぽっかり浮かび上がって見えます。ドゥオーモだけ、青白くライトアップされているのが、いかにも観光地風情です。

201809ラグーザイブラ夜の眺望 (1)
( サンタ・マリア・スカーレ教会付近から見たイブラの夜景 )

イタリアの諸都市の街灯やクルマのライトは、オレンジ色や黄色っぽいものが多いので、ベージュ色の壁と良く合っているようです。

201809ラグーザイブラ夜の眺望 (2)
( イブラの夜に浮かぶドゥオーモの青白いライトアップ )

写真にすると、光線が少しぼおっと写るので幻想的な雰囲気も増します。
「実物は、こんなだったかなあ、まあ、いいや」って、ところでしょう。

201809ラグーザイブラ夜の眺望 (4)
( イブラの入口、プルがトリオ教会(左下)の見える夜 )

イブラ地区に降りて行き、ドゥオーモへつながるメインの路地を進むと、青白く照らされたクーポラが眼前に大きく迫ってきます。
「おおっ」って感じです。夜も、ここで写真を撮るのがお決まりのパターン。
道行く観光客は、一様にカメラやスマホを出していました。

「でもね、夜の静寂と、少しひんやりした空気が伝わらないと、夜景の感動も半減かも」
「まあね」という感じです。
ラグーザイブラ聖堂クーポラ夜景Sep2018
(眼前に迫る青白くライトアップされたイブラのドゥオーモ)

ドゥオーモの正面に回り込むと、広場には少なからずの観光客がたむろ中。バルのテラスでワインを飲んだり、おしゃべり中。

ラグーザイブラドゥオーモ夜風景 (2)
( 夜になっても人通りの絶えないドゥオーモ前広場)

お土産屋さんだって寒い時期を除けば、午後10時か11時ごろまで開いているようです。
「商売、商売・・・・・」
「ラグーザの人たちは真面目で働き者なんですからね」

ラグーザイブラドゥオーモ夜風景 (1)
( 闇夜に浮かぶドゥオーモのアップ)

私も、ここで他の方に声掛けして自分自身の写真を撮ってもらいました。
「ありがとう、おやすみなさい」

201809ライブラ夕食とおしゃべり
( 9月の半ばの午後10時過ぎでもレストランは人が多い )

広場から横に折れた道路沿いのレストランだって、観光客でいっぱいです。週末ってことを勘案しても大賑わいのようで、世界遺産に指定されると観光客が増えるという方程式を実地で見ている感じでした。

そして、世界遺産効果よりはるかに強力だったコロナウィルス、COVID-19のおかげで、世界中の観光産業が天国と地獄を見たのも周知の事実。

観光旅行ができる平和のありがたさを、改めて実感しています。そして、「朝の来ない夜もない」

2020年11月記                           了

ラグーザの橋3本を眺めた

ラグーザの橋3本を眺めた   2018年9月訪問

ラグーザの新市街とスーぺリオーレの間の深い谷をまたぐ橋を見てみました。ゆっくり目にラグーザ観光をしたので、余興みたいなものです。

201809ラグーザSPを南の橋より遠望
( ジョバンニ23世橋から眺めるスーペリオーレのドゥオーモ )

橋は3本あって、谷の下流側から、ジョバンニ23世橋、ベッキオ橋(古い橋)、ヌエボ橋(新しい橋)と呼ばれています。最初のジョバンニ23世橋は、アーチ型も格好よく、イブラやスーペリオーレ、新市街の眺めもよいので記憶に残っていますが、あとの2本は適当に渡っただけで、印象も希薄です。また、ヌエボ橋は通称で、正式にはペンナバリア議員先生橋と言うようです。どの橋も深い谷間をまたいでいるので、下を見ると吸い込まれそうな感じがしました。

201809ラグーザ新市街黄昏のG23世橋
( 黄昏時のジョバンニ23世橋。左がスーペリオーレ )

橋の昼と夕暮れ、夜の賑わいを、振り返るように思い出しています。

201809ラグーザ新市街とガンビーニ橋トローマ通橋
( 手前のベッキオ橋、奥のヌエボ橋 )

201809ラグーザ新市街GH橋夕方
( 夕暮れ迫るベッキオ橋とヌエボ橋 )

201809ラグーザSP新市街ヴェッキオ橋ローマ通橋
( オレンジ色の照明に照らされる橋2本 )

橋から新旧両市街を見渡すと、かなり急斜面にラグーザ市街が発達していることを実感しました。徒歩や馬車の時代だったら谷をまたいで行き来することも一苦労だったことでしょう。ですから、橋を架けられるようになってこそ新市街が発展したのだと思いました。

201809ラグーザベッキオ橋風景
( ベッキオ橋を渡る)

ベッキオ橋は、3本の橋のなかで一番古く、そして低く、のんびりしている橋です。夕暮れの明かりがポツポツと灯り始めるころ、市民たちが、ゆっくりと橋を歩いて行き来していました。

201809ラグーザ新市街ペンナバリア先生橋週末露天
( 週末のヌエボ橋は露天市と化して )

ラグーザの繁華街に一番近いヌエボ橋は目抜き通りであるローマ通りの一部です。土曜の夜は、路駐を一掃して、露天商が店を張っていました。観光客には縁遠い品ぞろえですが、地元市民にとっては、ひやかしながらのショッピングが楽しみな空間のようでした。

のんびり、ゆったり、ぺちゃくちゃと黄昏時のそぞろ歩きは、ヨーロッパ独特の雰囲気です。日本は気候が熱いせいか、すっかり暗くなってからのそぞろ歩きが良いようです。

2020年11月記                       了


ラグーザ・スーペリオーレのドゥオーモを見て

ラグーザ・スーペリオーレのドゥオーモを見て    2018年9月訪問

ラグーザ・スーペリオーレの市街地の中心は、やっぱり、ドゥオーモ周辺です。1段高くした面にそびえたつドゥオーモは、遠くからでも目に入るので、朝な夕なにドゥオーモ前を横切っていたのでした。

201809ラグーザSPドゥオーモ昼間 (2)
( 昼下がりのラグーザ・スーペリオーレのドゥオーモ前 )

ドゥオーモは、どこの街へ行っても、地区一番の威容を誇る教会であることに変わりありません。そのため、よほど珍しい呼び物でもないと、中を見学する意欲も減退気味。案の定、スーペリオーレのドゥオーモには、結局、入らずじまいになりました。特にこだわりもないので後悔していません。

201809ラグーザSPドゥオーモ正面テラス昼下がり
( ラグーザ・スーペリオーレ・ドゥオーモの正面テラス)

ある日の昼下がりは、歩道代わりにドゥオーモの正面の前のテラスを横切りました。
「ふうん、こんな感じなんだ」

201809ラグーザSPドゥオーモ前夕暮れ
( 黄昏のドゥオーモに明かりがともり始める )

ラグーザ到着日の夕食は、ドゥオーモ近くのレストラン街に食べにきたので、黄昏の近影を1,2枚撮影。
正面広場がゆったり取ってあるのは、いいことじゃないですか。すっきりとした感じです。

201809ラグーザSPドゥオーモ夜の広場
( 暮れてドゥオーモ階下のバルは大賑わい )

夕食を終えた午後10時ごろにドゥオーモ前を通ると、階下で営業中のバルは、週末のおしゃべりを楽しむ若いラグーザのにいちゃん、ねえちゃんで大賑わい。ちょっと、あぶない顔つきの若い衆がいるのも、どこの先進国でも同じですね。

201809ラグーザSPドォーモを橋越しに
( ラグーザ新市街より橋越しにドゥオーモ遠望 )

別の日の午後、新市街からスーペリオーレに架かる「ジョバンニ23世橋」の真ん中あたりからも、ドゥオーモの2本の塔が見渡せました。

こうしてドゥオーモの様々な姿を眼にすることができました。十分に満足した眺めでした。

2020年11月記                         了

ラグーザ・スーペリオーレの急坂を登る

ラグーザ・スーペリオーレの急坂を登る    2018年9月訪問

ラグーザの旧市街は、イブラとスーペリオーレの2つの地区から成っています。ラグーザ観光に行こうとするような日本人の皆様に対しては、もう釈迦に説法です。

ラグーザイブラのイドゥリア教会の朝日Sep2018
( 朝日を浴びて輝くラグーザ・スーペリオーレ地区のイブラ寄り斜面)

ラグーザのガイドや旅行記では、スーペリオーレの方は「新市街」と説明していますが、実際に見ると、どう見たって旧市街のムードです。コンクリートのビルやガラス窓の大きな近現代建築が立ち並ぶ地区は別にあります。

たぶん、その原因は、スーペリオーレ地区が1693年の大地震以降開発された地区であることに由来しています。有史以来のイブラ地区に比べれば、「新しい」ことに間違いありませんが、ヨーロッパ観光のときに普通に言う、産業革命時以来広がった19世紀か20世紀風の『新市街』ではありません。

スーペリオーレは、イブラに増して小高い丘の斜面に発達したので、まっすぐな急坂だらけです。イブラから徒歩で上がってくると、「まだ、こんなに坂道が続くのおおおお!」というくらい、坂そして坂です。

201809ラグーザSPコルソイタリア昼急坂
( スーペリオーレのメイン・ストリート、コルソ・イタリアも急坂 )

メイン・ストリートのコルソ・イタリア通りなども写真のとおり、心臓破りの坂と言われかねない急傾斜です。
私も、他の観光客の方々と同じように、こうした坂道を行ったり来たりしました。9月の半ばでも日中は暑いので、もう汗だくです。

201809ラグーザSPコルソイタリア夕暮れ急坂
( 夕暮れのコルソ・イタリアと、はるか下にイブラが顔出し )

スーペリオーレは、計画的に建設された市街地なので、道路は碁盤の目状、建物も四角くすっきりとしています。それでも、やっぱり新市街という感じはしません。何事も、自分の目と耳で確かめて旅の風景や外観も綴る心がけをしたいものです。

「まあ、そんなことにこだわらない旅行者が、『新市街のスーペリオーレ』と書くことまで文句を言うつもりもありません。さまざまな感性で楽しく、ゆったりとラグーザ滞在を楽しんでいれば良いと思います。

201809ラグーザSPエッチェオーモ通の急坂風景
( メインより1本横のエッチェ・オーモ通りも急坂 )

丘の頂上とふもとを結ぶ道路は、どれもこれも急傾斜。それが観光客にとっては立体感いっぱいも風情ある景観を造り出す要因となっています。

「坂のある風景は、どこでも絵になりますもんね」

201809ラグーザSPエッチェオーモ教会と坂道 (2)
( 上の方に行くと急坂も和らぐエッチェ・オーモ通り )


201809ラグーザSPエッチェオーモ教会と坂道 (1)
( 夕闇迫るエッチェオーモ通りの風情 )

急な坂道の両側にはバロッコ様式の住宅が密集しています。坂の終端にそびえる大きな教会が、カトリックの国らしいランドマークとなっていました。

「まあ、その大きさほどには、カトリックの存在はイタリア人の心の中では大きくありませんけどね」

夕暮れ時の道で遊ぶ子供たちの屈託のない姿を記憶しつつ、ホテルへいったん引き上げます。


20120年11月記                                         了


ラグーザ・スーペリオーレを遠望した

ラグーザ・スーペリオーレを遠望した   2018年9月訪問

ラグーザ・スーペリオーレの全景を見るのは、それなりに大変です。

短時間観光客の大部分は、スーペリオーレ地区に入り込むのですが、それはイブラを俯瞰したり、大聖堂を見物するためです。スーペリオーレ地区を遠目に見るポイントには行きません。

ラグーザSP朝日を浴びて201809
( イブラより望む朝日に輝くスーペリオーレ全景 )
ラグーザSPイブラ面斜面の夕方
( 夕日に照らされるスーペリオーレのイブラより斜面と展望ポイント )

「これで、いいのか」とは思いませんが、せっかく遠路はるばるやってきたので、スーペリオーレ地区の方も遠目に眺めることにしました。ふたこぶラクダの、より大きく盛り上がった「こぶ」を見るわけです。有名なイブラ地区以上に標高も高いし、坂道も急です。イブラからスーペリオーレに向かう場合は、完全に「登り、昇り」です。

201809ラグーザSPを南の橋より遠望
( 駅のある新市街から眺めるラグーザ・スーペリオーレ )

別の日は、駅のある新市街から、V字谷に架かる橋越しにスーペリオーレを眺めました。丘を横から見る感じです。斜めに連なる家並みの間から、にょっきと飛び出したスーペリオーレのドゥオーモの塔が記憶に焼き付きました。

2020年10月記                                         了

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