やまぶきシニアトラベラー

気まぐれシニア・トラベラーの旅。あの日から、いつか来る日まで、かつ、めぐりて、かつ、とどまる旅をします。

2019年11月

アンコールワット観光10訓

アンコールワット観光10訓      2019年10月訪問

午後の快晴の中で、西の表参道から真正面にアンコールワットを見たときの情景は忘れられません。

きりりと青空に向かって立っているアンコールワットの塔を、ただただ見つめるばかりでした。
0010BAワット北濠と正面アップ
( 午後の陽光に輝くアンコールワット真正面 )

アンコールワットは、世界遺産の人気ランキング、思い出ランキングなどで必ずベスト10の上位に食い込みます。今回、実体験しましたが、まったく異存ありません。

できる限り、美しいアンコールワットを見て感動が倍増、三倍増になるようにしましょう。ツアーで駆け足のように巡っても一生記憶に残ると思います。少人数のグループか個人でゆっくり周ると、もっと記憶に残る感動を得られると思いました。

結果論で言う、私のアンコールワット観光10訓

1) 真っ先にアンコールワット見物へ行く
2) 初回は、午後2時から4時くらいに行く
3) 日の出鑑賞は必須ですが2回目くらいに訪れて
4) 西側正面からの姿を見よう
5) ガイド依頼か、ガイドブック持参でポイントは必見
6) 敬う気持ちを忘れずに
7) 攻略本は忘れ、混雑していてもベストタイミングを狙おう
8) 階段昇降と歩け歩けだ
9) 猛暑対策は忘れずに
10)知ることよりも感じること

アンコールワットの入口までのアプローチの方法はいろいろあると思います。やっぱり、設計者の思惑通りに西側正面から近づくのが、最も美しいアンコールワットを眺められると実感しました。初めて行くときは、何が何だか分からない状況でアンコールワットに入場すると思います。そのため、2回目以降に入る場合は、意識して西参道から近づきましょう。

「脇からの入場、裏口入場では、感動が半減します」
1116Aワット正面参道前の街道
( アンコールワット西参道前の交差点。左がアンコールワット方向 )
0010Aワット北濠と正面参道アップ
( 正面遠くにアンコールワットが見える )

0010BAワット北濠と正面アップ
( 美しい3本の塔を真正面に見て近づく )

写真ではさわやかそうですが、午後の陽ざしは暑いです。水を多めに持って歩きましょう。
そして、表参道の入口までくると、本堂の塔はシュロの木陰に隠れて視野の中心から消えます。

1116Aワット北濠と正面参道1430分
( 参道前に来ると、奥の3本の塔はいったん姿くらまし )

ヒンドゥー教で狛犬にあたる像が参道入口に立って、にらみをきかせています。うちわのような形の像は、7つの頭を持つヘビのナーガ、その内側の像はライオンだそうです。

2019年10月現在、西参道は修復工事中なので、私たち観光客は向かって右側の仮設の浮橋を伝って入場しました。西参道が再開される目途は立っていません。

2019年11月記          了


トゥクトゥク料金はいくら

トゥクトゥク料金はいくら    2019年10月訪問

カンボジアのトゥクトゥクも料金交渉制です。
0021SR国道6号線とトゥクトゥク
( 国道の側道を走るトゥクトゥク )

ガイドブックはともかく、個人の旅行体験記でもトゥクトゥクの料金妥結額を書いているケースは多くありません。どういう訳か、かなり多くの方が「相場」と称して、幅を持たせた書き方をしています。細かく利用方法を書いているのに、肝心の料金を書いていないケースもあります。ご自身の旅行体験記なのに、この部分だけ総論風になるのは変ですね。

0021プノンバケン前のトゥクトゥク
( トゥクトゥクは最大4人乗りだが少し窮屈 )

私のトゥクトゥク料金妥結額を紹介します。

2019年10月現在の、1人利用の1日あたりのチャーター金額で、事前交渉で決めました。チップは、最後の日に1ドル渡しました。

1) アンコール・ワット小回りコースで、プノンバケン夕日鑑賞含む  20ドル
2) アンコール・ワット日の出鑑賞用のホテルと現地往復、約3時間 12ドル
3) アンコール・ワット大回りコース                      25ドル
4) バンテアイ・スレイ往復とアンコール・ワット寄り道          25ドル

皆さまの相場情報や予算額と比べて、いかがでしょうか。ホテルを通しているので、個人旅行体験談を綴ったブログの平均的な情報より数ドル高い感じでしょう。「観光より値引き交渉が旅の醍醐味」という方は、もっともっと値切るのだと思います。

事前交渉とは言うものの、結果的には、1)、2)、3)は、宿泊ホテルの公定料金そのものでした。交渉時には、拘束時間指定はありませんが、朝から夕方までだよという、だいたいの移動予定は伝えました。

4)は、アンコールワット見物後に、「内緒」と言いながら、多分、ホテル側も目をつぶった状況下で、追加交渉して決めたので、ホテルには手数料が渡っていない料金です。あとで、ホテルのレセプションの料金表を見たら、バンテアイ・スレイ単純往復で35ドルでした。

ちなみに、ホテルの公定チャーター料金は、ベン・メリア往復45ドル、バンテアイ・スレイとベン・メリア周遊70ドルでした。トンレサップ湖往復など他にも数字が並んでいましたが、訪問予定外だったので忘れました。
「そおっと、拡大写真を撮っておけばよかった」
0021ホテルトゥクトゥクやクルマ料金表
( ホテルのトゥクトゥクやクルマのチャーター料金表 )

ホテルから街の中心部は徒歩10分程度でしたので、街中でトゥクトゥク利用はありません。

全部の料金を比較すると、走行距離や拘束時間と料金は必ずしも比例していません。アンコールワット日の出鑑賞は、人気が高いのか早朝サービスで強気なのかどうか分かりませんが割高でした。

私と遭遇したトゥクトゥクのドライバーは、ホテル送迎担当であったので、運転技能は一定レベル以上だったと思います。ヘルメット着用、安全運転、速度も普通、時間厳守、待ち合わせ場所の確認もはっきり明示、見物後に遺跡出口から歩いて行くと向こうから合図、土産物店寄り道の提案やチップおねだりなしで、運転手としての義務はきちんと果たしていました。
0011SR市内でだらだら待ちのトクトク
( だらだらと客待ちのトゥクトゥク )

その反面、愛想はなく淡々と会話、疲れてきたか、と尋ねたりして早く帰らないかと間接的に催促、ドライバーの知っているというガイジン用レストランに寄って入らなかったときに相当に不満な表情をするなど、付帯的な行動の部分では疑問の残る行動がありました。定形の行動パターンをしない個人客なので、自分の想像していたペースや移動順序と違った結果になったからかも知れません。

0021AW北側寺院前のトゥクトゥク
( お寺の前で客待ちのトゥクトゥク )

結論。
「もし、次に行くときは、このドライバーさんはお願いしません」

2019年11月記                                         了



カンボジア風トゥクトゥクに乗って

カンボジア風トゥクトゥクに乗って    2019年10月訪問

アンコールワット観光の交通手段として、基本的にトゥクトゥク:Tuk tuk を利用しました。ご当地ならではの乗り物で、1人利用ならばクルマのチャーターより断然安いという皆さまの評判を読んだからです。

カンボジアのトゥクトゥクは、バイクの後ろに屋根付きの座席車をつないだような造りです。タイやフィリピンにもトゥクトゥクはありますが、それぞれ少しずつ異なります。

カンボジア風トゥクトゥクの姿をいろいろな方向から見てみました。色使いは、あまり派手ではありません。
0021トゥクトゥク横顔
( カンボジア風トゥクトゥク横顔。2台重なっている )
002トゥクトゥクカンボジア型近影
( 斜め前からみたトゥクトゥク )
0021トゥクトゥク座席
( トゥクトゥクは最大4人乗り )
0021トゥクトゥク後姿
( トゥクトゥクの後ろ姿 )
0021SRトゥクトゥク運転手席
( 客席からドライバーを見る )

トゥクトゥクが、電線だらけの道路を走っているのを見ると、思わず「これぞ、東南アジア風景だなあ」と感動してしまいます。

0028シエムリアップ市内タプール通電線と混沌
( シエム・リアップ市街を走るトゥクトゥク )

シエム・リアップでも、少数ながらオート三輪式のトゥクトゥクが走っていました。「これもトゥクトゥクと呼ぶのか、料金はどっちが安いの、乗り心地はどう」などの”うんちく”や比較論は全く分かりません。

0033SRAワット街道オート3輪TAXI1023
0033シエムリアップ川沿い夕方1023 (3)
( 少数ながらオート三輪型のトゥクトゥクもある )

いまのところ、シエム・リアップのトゥクトゥクの98%は、バイク+座席車タイプです。観光客の集まるオールドマーケット周辺の道端には、いつも客待ちのトゥクトゥクがいっぱいたむろしています。もちろん、ガイジン観光客が通るたびに声をかけることは言うまでもありません。
0048SR夜の客待ちトゥクトゥク
( オールドマーケット近くで客待ちのトゥクトゥク )

ですから、街の中心部や大き目のホテルの前で、流しのトゥクトゥクを拾うのは、とても簡単です。皆さんの旅行記やノウハウ本がアドバイスするように、きっちりと事前交渉をして、安くで楽しいトゥクトゥク体験をしましょう。ほとんどの遺跡へ通じる道路は、今では舗装されています。数年前の体験談のように「マスク必須で、砂ぼこりを浴びて郊外の遺跡まで往復」ということはありません。

大観光地アンコールワットの観光インフラも、数年単位で見ると、どんどん改善していると思って間違いないでしょう。

2019年11月記                     了






5分待ちのシエム・リアップ空港の到着ビザ    

5分待ちのシエム・リアップ空港の到着ビザ  2019年10月訪問


1. 手続きがさらに簡素化された到着ビザ
0010シエムリアップ空港国際線正面
( シエム・リアップ国際空港ターミナルビル正面 )

お気楽観光客の日本人にとって、「カンボジアは、入国ビザが要る」と書かれると、まず思い浮かんだのが「面倒くせえ」。

結論から申し上げますと、
「カンボジアのビザは入国税見合いなので超簡単。到着空港で取りましょう」

シエム・リアップ空港のターミナルビルへ入り、VISAと大書された場所に近づきますと、私と目が合った係官が手招きしています。

「ハロー、こっち、こっち」(呼び声と手招き)
「えっ?」
「パスポート出して」(英語)

言われるがままにパスポートを出すと、
「30ドル」(英語)
「書類とか写真必要ですか」(英語で質問)
「ノー。30ドル」

『あれっ、ガイドブックの説明と違うけど、ま、いいか』(少しだけ動揺)

もう、次の係官が斜め前の方向から私の顔を見て、
「さんじゅうドル」と、英語で言っています。

言われたとおりに30ドルを差し出しました。私は、耳をそろえて30ドルを持っていたので、お釣りが出るかどうか不明。多分、お釣りは出るでしょう。クレジット・カード払いは受け付けない感じですが、確認したわけではありません。

だいたい、途上国と言われる場所では、つり銭を出すとか、クレジットカードを処理することは、余分な仕事なので対応しない傾向が強いです。それに、米ドルをキャッシュでもらえば、多少くすねたり、チップをおねだりするゴネ得がしやすくなります。

シエム・リアップ空港は、そのようなグレーな雰囲気はありません。けれども、一般論として、ガイジン観光客相手の現金商法には多少の胡散臭さがつきまとっている場所があることも、一面の事実です。


2. たったの5分待ち

話を戻すと、30ドルを確認し終えた係官は、
「あっちで待って」と、カウンターの端の方を指さしました。いちおう、私の顔と目線は合っていました。

ターミナルビルは、広くて新しく清潔で冷房も気持ちよく効いていました。外観は、冒頭の写真のように、濃いオレンジ色の急傾斜の仏教寺院風の屋根に覆われています。

5分ほど柱によりかかっていると、カウンターの左端から3番目くらいの係官が立ちあがり、手にパスポートを持って私の名前を呼びました。パスポートを受け取って、ビザ取得手続きはあれよあれよという間に完了です。

次の写真のように、1カ月有効の短期滞在ビザがパスポートの1ページを使って、でんと貼ってありました。
到着ビザ取得手続きは終了です。
「わあ、超簡単。なんじゃこれ?」の世界でした。
0011カンボジア観光VISA
( カンボジアの短期ビザ )

2019年6月ごろより、いわゆる観光ビザの取得手続きが従来にも増して簡素化されたようです。2019年11月現在、ガイドブックや大半のブログでは、「到着ビザも空港で申請書類と写真を出して取得」という説明が大半ですが、もはや過去の情報です。

手続きを実体験した限りでは、ビザと言いながら、限りなく入国税に近づいています。ビザの証紙が領収書に見えます。カンボジアは、アンコール・ワット観光関連収入が、国の経済の一端を大いに支えているので、観光ビザ料金が貴重な外貨収入源です。ガイジンさんは、あてにされているのです。


3. ビザ事前取得で儲けるツアー会社

日本発のアンコール・ワット・ツアーでは、参加者にビザの事前取得を指示しています。ツアー会社に委託してビザを取ってもらうと、大使館の手数料35ドルに加えて代行手数料が5000円くらいかかります。最近は、自力のオンライン申請で取れる e-Visa (電子ビザ)もあるようですが、36ドルかかります。

「混雑時に、みんなが到着ビザを申請して、2時間も3時間もかかったら『他の方々に迷惑がかかるから』」、というのがツアー会社側の言い分です。

けれどもねえ、私の実体験から類推すると、シエム・リアップ国際空港に限っては、
「そこまでしなくても、いいんじゃない」
「いやいや、お客さまが、もしもの事情でビザ発給を拒否されたら、会社として責任負わねばならないので」
「観光ビザは30ドル払えば、パスポートの余白ページ切れがない場合以外100%発給されると思うよ。『混雑時には待ち時間ありを了承してください』の事前告知でいいんじゃないのでしょうか」

「ツアーに申し込むお客さまは寛容なお方が多いので、事前のビザ取得で数千円余分にかかっても気にしないと思いますよ」
「それもそうだな」


4. やっつけ仕事みたいな入国審査、荷物受取、税関申告書の提出

到着ビザさえ取れれば、もうこっちのもの。安全パイの日本人観光客にこわいものはありません。日本人は気が弱いので、入国係官から、雰囲気を察知されてチップや袖の下の要求があるかもしれないのは、ご愛嬌でしょう。

シエム・リアップ国際空港については、繰り返しますが怪しげな雰囲気は一切ありませんでした。前の文章は、どうか忘れてください。

私の入国審査も1-2分で終了。次のイギリス人ご夫妻も同じようなテンポで済ませて、荷物受取り台にきていました。ビザの係官も10人以上がずらりと並んでいたし、入国審査ブースもたくさんありますが、中国やベトナム発の到着便が集中する夕方から夜にかけては、それなりの混雑かも知れません。

航空会社へ預けた荷物も、飛行機到着後20分くらいでターンテーブル上を回り始めました。その次の税関検査も、申告するものがない乗客は、機内で配られた税関提出用の書類を係官に渡して終わり。もちろん、サイン等の記入もれの有無はチェックされます。

そしてすぐ先の、曇りガラスの扉を手で押し開けると、もうそこは到着客出迎えロビーでした。進行方向の左側に、定額払いのタクシーやトゥクトゥクのチケットブースがありました。


5. シエム・リアップ国際空港

シエム・リアップ国際空港の様子です。往路は深夜着、夜便で帰国の場合ですと、明るいうちにシエム・リアップ国際空港の建物を見ないようです。青空の下で見ると、世界に冠たる観光地の表玄関としての風格を備えた空港です。
0011シエムリアップ空港メインビル
( シエム・リアップ国際空港ターミナルビル到着出口付近 )
0013シエムリアップ空港到着風景
( 飛行機を降りてぞろぞろ歩く到着客 )
0012シエムリアップ空港Tビル滑走路側1022
( 滑走路側から見たターミナルビル。手前が国際線、奥が国内線 )

それでもって、

”あまりに早く入国手続きが終わったので、ホテル代金に入っている送迎サービスの運ちゃんが来ていない!”


2019年11月記                                了















モディカのイタリア的外食風景

モディカのイタリア的外食風景    2018年9月訪問

「モディカの食は、チョコレートにあり」ですので、普通の食事は、ご当地の一般的なムードの中で食べました。
他のヨーロッパ諸国と同様に、春から秋はテラスでの飲食が人気です。
モディカ中心部バルテラス風景Sep2018 (1)
( ウンベルトⅠ世通り沿いのバルのテラス )

のんびりとした都市なので、適当に食べましょう。

強いてあげれば、「アクルーシオ:Accursio 」というレストランが都心部では評判だそうです。確かに、ミシュラン・ガイドのイタリア版で星ひとつ、と書いてあります。

観光案内所のスタッフさんも「高いよ。有名店なので」と、ひとこと。せっかくなので、チャレンジしようと思いましたが、あいにく休店日でした。
http://www.accursioristorante.it/

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( サンピエトロ教会近くにある『アクルーシオ』 )

それでは致し方なし、と気持ちを新たに、中心部から少し離れた現代風のバル兼レストランで、安いランチを食べました。サラダとパスタと水で11ユーロほどだったと記憶しています。それでも、日本よりは高いです。
IMG_1677A
IMG_1718
( モディカのランチ例 )

続いてのモディカでの食体験は、汗だくになってピッツォの展望台に登っていく途中で入ったバルのグラニータ。サンジョバンニ教会の階段下の左手にあります。入店した日本人観光客の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
グラニータは既製品で、どこにでもある味と値段でしたが、冷たい食感は、まさに「干天の慈雨」。「空腹にまずいものなし」。「冷えた水も、五臓六腑にしみわたり・・・・・」、でした。
IMG_1725Amore
IMG_1725Granita
( モディカのアルタ地区のバル風景とグラニータ )

そして、夕食はサンピエトロ教会裏付近の路地に並んでいるレストランのひとつに入りました。どのお店も、観光客や地元の方で、そこそこにぎわっていました。他人さまが食べている料理を見て、店員さんに目配せして、うなづいたので、そのお店に入りました。

オレンジ色のランプ風の街灯に照らされたモディカの路地は、風情があります。9月の夜は、まだまだ暑い空気が残っていますので、テラス席でも涼しい風に吹かれることはありません。
モディカの小径は輝きSep2018
IMG_1925
( モディカの夜のレストラン街風景 )

私が入ったのは、ラ・コンテアというお店。25ユーロほどで、それなりに美味しい夕食を取ることができました。
http://www.siciliainfo.it/pizzeria-la-contea---modica---ristorante---cucina-tipica-mediterranea---pizza-a-domicilio---pizzeria-a-modica.html
モディカ野外ディナーを楽しむSep2018
IMG_1919
( レストラン、La Dolce Contea のテラスと料理 )

みんなテラス席でお食事。お店のWebsiteに載っている店内席にすわっているような人間は一人もいませんでした。ドアも開けっ放しなので、クーラーがあっても効かないでしょう。

最後に、歩きながら目に入ったバルのスタンドで、シチリアに来て何個目かのグラニータを食べておしまい。イタリア人並みの体力はないので、午後11時にはホテルに帰りました。
IMG_1929
( いわゆる、立ち食いのグラニータ。3ユーロ也 )

モディカの食も、行き当たりばったりの割には、美味しかったです。さすがイタリア。料理の美味しい国への旅は、これだからたまりません。

2019年11月記                                      了

モディカの2大展望台に汗だくで上る

モディカの2大展望台に汗だくで上る    2018年9月訪問

1  コリーナ・デリトリア:Collina dell'itria

モディカは深い谷合にある街です。両側にそそり立つ台地の端まで登ると、谷底風景が手に取るように見えます。

観光案内図によると、おすすめの見晴らし台は3カ所。アルタのピッツォ:Pizzo 、ピッツォの対面のコリーナ・デリトリア:Colina dell'itria、中心部の裏手の、コリーカ・デラ・ジャカンタ: Collica della Giacanta、です。私はジャカンタを除く2カ所に登りました。

まず、モディカのアルタ(丘の上)や、バッサ(谷合い)の歴史的景観を鳥瞰するために、コリーナ・デリトリアにあえぎながら登りました。クルマで来てもいいし、予算次第でタクシーを頼んで来てもよいでしょう。

私は、タダのかわりに汗だくとなり、すこしスリムになりました。
モディカSピエトロ前から南斜面市街Sep2018
( モディカ中心部のサンピエトロ教会前からコリーナ・デリトリア方を望む )

谷底から路地裏の階段を通って20分ほどでコリーナ・デリトリアの展望台に着きました。
モディカコリーナ・デリトリア展望台Sep2018
( コリーナ・デリトリア展望台と駐車スペース )

思った以上に展望が開けていました。モディカのアルタ地区のサン・ジョルジョ大聖堂と、モディカ市街地の最高点ピッツォの展望台が眼前に展開します。

「わああ・・・・・。すごい眺めえ・・・・・・」
モディカPizzoとSG聖堂矢印ありSep2018
( モディカのアルタが視野いっぱいに広がる )

モディカへそ部を見下ろすSep2018
( モディカのバッサの中心部方向 )

MODICAのV字谷にかかる国道橋Sep2018
( モディカの谷間の奥と国道バイパス橋 )

写真で見ると、実際より平面的に見えるのは、素人写真ゆえ仕方がないのかも知れません。また、眼前に展開するパノラマ風景の大きさも、なかなか伝わりません。プロの方々の写真や画像は、やっぱり違うなと感じます。

2  ピッツォ:Pizzo

気分が高揚して、間髪を置かず、対岸のピッツォに登ることにしました。いったん、深い谷底に降りて、再度、急坂を登ります。荒行気分です。
モディカPizzoへ向かう階段Sep2018
モディカの急坂風景 (3)
(  ピッツォへ昇り降りする階段風景のひとつ )

モディカの急坂風景 (2)
( アルタへ登る車道も急こう配 )

モディカのエバンゲリスタ教会前Sep2018
( ピッツォの近くにあるサン・ジョバンニ教会 )

ピッツォへ行く途中の坂の上にそびえ立つサン・ジョバンニ・エバンジェリスタ教会も後期バロック建築です。旅行記にもそれなりに登場しますが、その日は終日、閉館だったようです。建物のドアも固く閉じていましたし、周囲にも観光客の1人もいません。単に外から教会を仰ぎ見て通り過ぎました。

モディカのPizzoへ続く平坦路Sep2018
( ピッツォへ通じる道。突当りが展望台 )
モディカPizzoのテラスSep2018
( ピッツォの展望台風景 )

対面には、先ほどまでいたコリーナ・デリトリア展望台の車道のふくらみが、はっきりと見えました(写真の矢印の個所)。急傾斜のV字谷を下って登ってくるまで、教会見物とバル立ち寄り込みで1時間半かかりました。わき目も降らずに歩くと30分くらいかも知れません。

それにしても、立体的なモディカの街並みが視界前面に広がり、圧巻でした。10分くらい、微風に吹かれながら素晴らしい景観を見降ろしていました。
モディカPizzoより対岸展望台Sep2018
モディカPizzo展望台より中心部Sep2018
モディカPizzo展望台より南西郊外Sep2018
( ピッツォから見た市街と対面のコリーナ・デリトリア方向 )

もうこの時点で、絶対に夜景も見に来るぞ、と決めていました。

2019年11月記                                            了

モディカの夜は群青色に暮れ行く

モディカの夜は群青色に暮れ行く     2018年9月訪問


太陽が西に傾く午後7時ごろ、コリーナ・デリトリアの高台にに再び上りました。夕暮れのモディカ、特にアルタの風景を見ようと思ったからです。

9月になってもシチリアの夕暮れ時は、かなり暑いです。丘の見晴らし台に着くころには、再び汗だくでした。
モディカ薄暮のウンベルト1世通Sep2018
モディカ薄暮DuomoSep2018
( 暮れなずむモディカの中心部の風景 )

見ていると、1軒、また1軒と家々の明かりがついて行き、その分だけ空が少しずつ群青色に染まりはじめました。午後7時半を回っても、まだまだ明るいモディカの空でした。
モディカPizzo暮れなずむSep2018
モディカSジョルジョ暮れなずむSep2018
( 少しずつ暮れ行くモディカのアルタ展望 )

さらに30分ほどたたずんでいると、やっと空も濃い色に染まりました。ポツポツと灯り始めていた明かりも、一気に増えました。旧市街で一番高い場所にあるピッツォの展望台付近にも明かりが集中して灯っています。ホタルが舞っているような感じです。

透きとおるような空の下、幻想的な夜景が目の前に展開しました。高台にいるので、谷底のクルマの音もほとんど聞こえてきません。濃紺の夕暮れ風景は、次第に黒とオレンジ色の世界へと変わっていきました。

周りにいた何人かも、無言で夜景を見つめていました。汗水たらして坂道を登ってきた苦労が報われました。
モディカSジョルジョ夜Sep2018
モディカ夜景展望SGを見るSep2018 (1)
( サンジョルジオ教会に当たるスポットライト )

闇に浮かぶモディカのアルタ、そして、スポットライトに浮かびあがるサン・ジョルジオ教会の美しい姿をしっかりと脳裏に刻みます。

お腹もすいてきたので、昼間に目星をつけておいた小径を踏みしめるように降りました。路地の街灯に映える昔ながらの家の壁もベージュ色に光っていました。くねくねした小径の向こうに、何が潜んでいるのだろうとわくわくしながら階段をゆっくりと下りました。

あるときには、台地の上の建物が視野に入り、あるときには、コツコツと靴音を建てながら家路に向かうだろう人影とすれ違いました。
モディカの夜の静かな路地裏Sep2018
モディカ夜景市内通りSep2018 (5)
モディカの小径は輝きSep2018
( 曲がり角の先に何があるのだろう。モディカの夜の路地裏 )

街の中心部に位置するバッサのドゥオーモもライトアップされて静かにたたずんでいました。やっぱり、モディカは昼も夜もバロッコの都市なんだなと実感しました。

モディカSピエトロ夜景Sep2018
( ライトアップのサン・ピエトロ教会 )

ヨーロッパによくあるオレンジ色っぽいハロゲンランプの街路灯に照らされたモディカの路地裏は、いつまでもだいだい色に輝いていることでしょう。

2019年11月記                           了



モディカの中心部で観光客歩き

モディカの中心部で観光客歩き    2018年9月訪問

モディカの中心部をぶらぶらと歩いてみました。

観光客が、主に行き来するのは、谷底の大通り「ウンベルト1世通り:Corso Umberto Ⅰ」です。20分もぶらぶらすれば、お店やドゥオーモの立ち並ぶにぎやかな一帯を往復できます。
モディカ観光案内所Sep2018
( モディカの観光案内所前の市街地図 )

モディカも、世界遺産「ヴァル・ディ・ノートの諸都市」のひとつなので、古い街並みはバロック風のベージュ色です。ただ、お隣りの都市ラグーザ(ラグーサ)にも増して起伏が多いので、街並みに立体感があります。交通の便はラグーザの方が良いので、その分、モディカに来る観光客は少ない感じです。

モディカの「へそ」は、川の合流点跡の三叉路。南国のシチリア島らしく、三叉路の一角、グリマルディ広場:Palazzo  Grimaldi にはヤシの木が生えています。右端のパトカーが停車しているあたりが、市役所、警察署などがある行政の中心です。

チョコレート店や土産物屋は、写真左のウンベルト一世通りにいっぱい固まっていますが、右の通りにも少しあります。
モディカCウンベルト1世通Y字路中心部Sep2018
( モディカ中心部の三叉路 )

この三叉路から少し南下すると、駅へ行く道につながります。新しいビルが点在するようになり、ロトンダ(ラウンド・アバウト)も、クルマ用の大きな円を描いています。観光客の姿も、ほとんどなくなりました。
モディカCウンベルト1世通と上の街Sep2018
モディカ駅へ通じるロトンダから三叉路方向SEp2018
( モディカ中心部から少し南下したあたりのティエラ通りの街並み )

今風の街並みを見ていてもつまらないので、街の中心部へ引き返し、路地裏に入って行って、バロック風の街並みを楽しみましょう。モディカの市街地は小規模で治安も良いし、迷ったら谷底に降りれば、必ずウンベルト1世通りに出ますので、気楽に路地裏に回って行きましょう。

モディカは路地が素敵Sep2018
モディカマグホテル前のたたずまいSep2018
モディカふと見上げればバロッコ彫刻の軒Sep2018
( モディカ中心部の路地裏と「持ち送り」という窓の装飾 )

暑い時期の真昼間は、ほとんど人通りがありません。汗だくでふうふう言いながらモディカを歩いているのは、物好きな観光客くらいです。ニッポン人らしき姿も見かけません。ラグーザ以上にニッポン人観光客は少ないです。
モディカ中心部観光案内所前Sep2018
( モディカのサンピエトロ教会前 )
モディカ中心部バルテラス風景Sep2018 (2)
( モディカのサンピエトロ教会付近のカフェ風景 )

だいたいモディカの古い街並みを見て中心部へ戻ってきました。よっこらしょ、と首を持ち上げると、モディカ到着時と同様に、昼下がりの陽ざしに映えるアルタ(高台)の市街地が、屏風のように広がっていました。やっぱり、この立体感がモディカの持ち味なんだな、と改めて実感しました。

モディカ迫りくるアルタの山Sep2018
( そびえ立つモディカの「アルタ」市街風景 )

2019年11月記                                    了





モディカ、後期バロッコの聖堂たち

モディカ、後期バロッコの聖堂たち    2018年9月訪問

1. このごろ人気の後期バロック建築

イタリア観光をひととおり体験してイタリア好きになると、シチリア島などの少し変わった観光地を目指します。
群青色の海が美しい高級リゾート、タオルミーナと、後期バロック建築:Tardo Barocco  が建ち並ぶ、世界遺産「ヴァル・デ・ノートの諸都市」、壮麗なロマネスク建築に圧倒される「ゴッド・ファーザーの都市パレルモ」は、島内3大観光ポイントでしょう。ギリシャ神殿跡が見事なアグリジェントも人気があります。

世界遺産「ヴァル・デ・ノートの諸都市」のひとつ、モディカの街中には、有名な後期バロック建築の大聖堂:Duomoが二つあります。
モディカSピエトロとSジョルジョSep2018
( モディカのバロック風Duomo2棟 )

「えっ!ひとつの街にドゥオーモはひとつでしょう?」
「モディカは、谷合いの地区バッサ:Bassa、と丘の上の地区アルタ:Alta、を別々にカウントしているのでDuomoが二つあるのです」
「なーるほど」

一つ目のDuomo は、バッサ地区の目抜き通りであるウンベルト」1世通り沿いに鎮座する「サン・ピエトロ教会: Chiesa di San Pietro」です。
モディカSピエトロ教会正面Sep2018
( モディカのバッサ地区のサン・ピエトロ教会 )

二つ目は、アルタ地区の丘の斜面にそびえる「サン・ジョルジオ教会:Chiesa di  San Giorgio」です。
モディカSジョルジョ迫力Sep2018
( モディカのアルタ地区のサン・ジョルジオ教会 )

設計者はロザリオ・ガリアルディ: Rosario Gagliardi (1690-1762 )という人で、ラグーザ・イブラの有名なサン・ジョルジオ大聖堂も設計しています。二つの街を観光すると、「あれっ?何か似てない?」と感じることがあると思いますが、それで正解です。美しく壮麗な観光ポイントですが、双方に独創性はあんまりありません。

けれども、ベージュ色でぎっしり詰まった立体的なモディカの旧市街のなかに建っているので、自然と目が吸い寄せられます。


2. サンピエトロ教会

まず、バッサ地区のサンピエトロ教会に入りました。昼下がりは、お昼寝タイムで閉館となります。午前中か夕方にアプローチしましょう。

モディカ中心サンピエトロ前の昼Sep2018
( サンピエトロ教会前:画面右の柵のある階段がサンピエトロ )

主祭壇や両脇の小さな礼拝コーナーをひととおり見て歩きました。修復を終えて年月が経っていないためか、壁の真っ白い漆喰が瑞々しさいっぱいでした。

モディカSピエトロ祭壇と天井Sep2018
モディカSピエトロの穏やかな彫像Sep2018
( サンピエトロの祭壇と内陣 )

いつもながら、「神はこうあってほしい」という気持ちがいっぱいあふれている空間です。

モディカ薄暮のウンベルト1世通Sep2018
( 薄暮に浮かぶサンピエトロ )

私も、お昼寝タイムのあと、コリーナ・デリトリア展望台に再び上がり、夕暮れ迫るサンピエトロ教会を眺めました。風は涼しくなってきましたが、やはり急坂を登るのは一苦労。けれども登った甲斐がある風景が展開しました。

3. サン・ジョルジオ教会

モディカSジョルジョを正面に見るSep2018
モディカSジョルジョと背後PizzoSep2018
( ベージュ色のアルタ市街に溶け込むサンジョルジオ )

ここの堂内も修復直後らしく、とてもきれいに整えられていました。見物人も少なく、落ち着いた雰囲気です。
モディカSジョルジョ祭壇Sep2018
( サンジョルジオ教会内部 )

アルタ地区が俯瞰できる展望ポイント、コリーナ・デリトリアにも登って、サン・ジョルジオ教会を谷の対岸から眺めました。
モディカPizzoとSG聖堂その2Sep2018
( 市街風景に溶け込んでいるサン・ジョルジュ教会 )

丘の斜面にあるサン・ジョルジオは、よく見ないと分かりません。絵本の「ウォーリーを探せ」に通じるところがありますが、どこだかお判りでしょうか。そんなに難しくありません。

サンジョルジオ大聖堂も夜に美しくライトアップされます。
モディカSジョルジョ夜Sep2018
( サン・ジョルジュ教会のライトアップ )

手間暇をかけ、体力を使って高台にやってきた甲斐がある幻想的なライトアップ風景が展開していました。20分くらい、じいっとたたずんで、群青色から黒に染まっていく空と、モディカの2大聖堂の夜景などを見ていました。

モディカは期待値以上に趣きのある都市でした。


2019年11月記                          了











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