やまぶきシニアトラベラー

気まぐれシニア・トラベラーの旅。あの日から、いつか来る日まで、かつ、めぐりて、かつ、とどまる旅をします。

2018年05月

ときめきのブランドショップ

ときめきのブランドショップ     2018年3月

1. ミラノ最大の観光地 

何を隠そう、ミラノ最大の観光地は、モンテナポレオーネとスピーガです。

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「じゃあ、ドゥオーモは?」
「あれは、観光地を超越したミラノのシンボルです」
「えっ? いったい、どちらが上なのですか?」
「お黙り、観光客諸君!ドゥオーモと観光地を比べること自体、失礼なんですよ!」

こういうわけで、私は、このごろ、ドゥオーモ見物などは夕方に回し、まず、モンテナポレオーネやスピーガに繰り出すのが、正統派のミラノ観光客であると考えるようになりました。ハイ。


2. ショッピング基本コース

ミラノに来ると、Duomo:ドゥオーモ のオーラがとても強いです。

何も考えないと、ついついドゥオーモに寄ってしまいます。ですから、ショッピングするぞ、と決めた場合には、あえてドゥオーモには目をつむり、メトロもモンテナポレオーネ駅か、サンバビラ駅で降りましょう。そして、ブランド店やお目当ての店に直行するのが最善です。

そうしないと、いくら時間があっても、ショッピングに集中してストレスを解消することはできません。特に、女性の方は、心を鬼にして、ドゥオーモなど、ゆめゆめ視界に入れないようにすることが肝要だと思います。

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( メトロ、モンテナポレーオネ駅 )

マダムも、臨戦態勢でショッピングを終えたばかりの顔つきです。

メトロのMonte Napoleone :モンテナポレーオネ駅は、マンツォーニ通りとモンテナポレオーネ通りの角にあります。マンツォーニ通りには、最近Alessi:アレッシーの店が移転してきました。

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( アレッサンドロ・マンツォーニ通りの銘板 )

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 ( モンテナポレオーネ通り角の近くにあるAlessi:アレッシー )

https://www.alessi.com/it_it/ 

曲線と鮮やかな色使いのキッチン用品が好きな方は、あらためてAlessi:アレッシー の台所用品や食器を、じっくり見てみましょう。モンテナポレオーネ通りに行き着かないうちから30分くらい時間を使ってしまいます。

1998808ミラノのミッソーニ通カブール付近
( マンツォーニ通りの端のポルタ・ヌオバ )

ブランドショップは、かの有名なモンテナポレオーネ通りと、それに並行するスピーガ通り沿いに集中しています。二つの通りを結ぶ、サンタンドレア通りなどにも有名店があります。

マンツォーニ通りの端の、眼鏡型の門、ポルタ・ヌオバは、スピーガ通りの出入口近くなので、よい目印です。いかにも、ヨーロッパの風情ある市街地という光景です。門の壁の雑草が、イタリアっぽさを醸し出しています。

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( Via della Spiga :スピーガ通り )

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( Via Monte Napoleone :モンテナポレオーネ通り )

どのお店が、どの通りにあるかは、各人チェック済みであると思いますので、コメントいたしません。


3. ブランド店へ出陣

「行きたいお店目指して、さあ、出陣!」
「服装チェック! クレジットカード、チェック! パスポート、チェック!」

「ラフな格好は、いけません。反対に、ばっちり決めすぎてもいけません。付き人とか、秘書らしき者を連れずに、ばっちり決めていると、おのぼりさん、そのものです」

「スリにも気を付けましょう。言われている程いませんが、おのぼりさんは、確実に目を付けられます」

「靴もスニーカーは避けましょう」
「まさに、足元を見られないようにしましょうね」

そう気にしないで、気軽に入りましょう。ルールに近いマナーはひとつだけ!
お店に入るときは、にっこりと、
「ブオン・ジョルノ!」(または、ブオナ・セーラ!)

そうすると、とても楽しいショッピングのひとときが過ごせること請け合いです。


4. ブランド店の風景

少しだけ、モード系のブランド店の店構えを見てみましょう。
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( サルバトーレ・フェラガモ )

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( エルメス )

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( グッチ )

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( トッズ )

こちらも、ミラネーゼに負けないくらい、凛とした観光客になるよう心掛けましょう。
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( スピーガ通りのカップル )

本日は、ご来店、まことに、ありがとうございました。また、ミラノで近々お目にかかれる日まで、ごきげんよう。


5. 追伸。免税手続き

ブランド品などをお買い求めの皆さま、免税手続きはお済ませでしょうか。払った消費税は20%ですが、そのうち半分弱が、手数料だ何だかんだ、と言って戻ってきません。けれども、少しでも戻ってくるなら、一応、手続きしましょう。

例えば、税込みで500ユーロのお買い物ですと、税額は84ユーロほどですが、戻ってくるのは50ユーロくらいです。日本人感覚からすると、ぼったくりもいいところです。

イタリア税還付説明書2018 (2)
( 免税手続きの説明書のページの例 )

日本の消費税還付制度の正直さに涙がでます。還付手続き手数料500円くらいを取るだけで、税額分を、ほぼ、払い戻してくれます。みんなで声を大にして、欧州諸国の、ぼったくり体質に文句を言いたい気分です。

                                                      2018年5月記  了









鉄とCAMPARIとセスト・サン・ジョバンニ

鉄とCAMPARIとセスト・サン・ジョバンニ  2018年3月訪問


【 ミラノ都市圏とセスト・サン・ジョバンニ 】

ミラノは大都会です。都市圏全体では330万人くらいの人が住んでいます。その中の、いわゆる、昔からのミラノ市の人口は120万人くらいです。

旧ミラノ市の北に隣接した、セスト・サン・ジョバンニ:Sesto San Giovanni  という名前の市に、少し逗留しました。かつての重工業都市は、地の利を生かし、小ぎれいな住宅街に進化しています。

セスト・サン・ジョバンニは、地下鉄1号線の北の終点です。ドゥオーモから、おそよ25分ですので、ミラノ都心へのお手頃な通勤圏のひとつです。JRに相当する電車のトレノルド:Trenord 利用ですと、Milano Centrale:ミラノ・チェントラーレ、またはMilano Garibaldi:ミラノ・ガリバルディ駅から各駅停車に乗り、1つ目または2つ目の停車駅です。所要時間12-13分で着きます。

SestoSG駅前201803 (1)
( 国鉄的なトレノルドのセスト・サン・ジョバンニ駅 )

トレノルドのセスト・サン・ジョバンニ駅は、少し古びているので、目下、改装工事中でした。メトロのセスト・サン・ジョバンニ駅は、トレノルドの駅前広場の地下にあります。両方の駅は、地下通路でつながっています。

SestoSG駅前201803 (2)
( トレノルド駅前にあるメトロのセスト・サン・ジョバンニ駅 )

駅の表側は、バス・ターミナルと数軒の商店があるだけで、がらんとしています。常に駅前が賑やかな東京や大阪のような感覚とは違います。


【 鉄はミラノなり 】

トレノルドの駅の裏側は、いま、広大な空き地です。

電TDセストを出る最新型通勤形201803
( セスト・サン・ジョバンニ駅裏の広大な空き地と通勤電車 )

ファルク社:Falck、という製鉄会社が20年以上前に、当地での製鉄、製鋼事業をやめました。それ以来、工場建屋は、イタリア重工業の栄枯盛衰を物語るように朽ちるのを待っていたようですが、最近、整地が進んだとのことでした。まだ、数棟、製鉄所をイメージさせる構造の建物が、骨組みを残して建っています。

イタリア語の名称は、acciaierie Falck:アッチャイエリエ・ファルク=ファルク製鋼所(または製鉄所)というのだそうです。日本語では、製鉄と製鋼を、あまり区別しないので、少し意味がぼやけてしまいます。ご容赦ください。

巨大な炉や、長い圧延設備がごうごうと稼働し、煙突から、もくもくと煙が出ていた時代が脳裏に浮かびました。

SestoSG駅から工場跡と朝日201803 (3)
( 製鉄所の建物が少し残るセスト・サン・ジョバンニ駅裏 )

遠目に、加工組立工場跡らしき三角屋根のレンガ建築物も見えます。薄雲をついて昇る朝日は、少し寂しげです。

SestoSG駅から工場跡と朝日201803 (2)
( 廃屋の向こうに昇る朝日は変わらず )

「 朝日差す、ミラノを支えた製鉄所 」、という感じでした。

おそらく、10年くらい経つと、イタリアンなデザインの中級マンション街と、大きなショッピングセンターができているような気がします。

ですから、セスト・サン・ジョバンニは工業都市。工員さん、職工さんの街として発展してきたそうです。東京で言えば、江東区とか、近隣の川崎市、川口市のイメージです。

それが、いまでは都心への便が良い、お手頃なベッドタウンになっているのも川崎や川口と、おんなじです。


【 カンパリで持つ 】

セスト・サン・ジョバンニで、一番、有名なものは、酒造メーカーのカンパリ:CAMPARI、でしょう。

「カンパリって何?」と、思った方も、下の写真を見れば、思い出す人が増えると思います。

食Campariカンパリ無料写真
( カンパリという名のリキュール。無料画像より引用)

「そうです。あの、真っ赤な液体のお酒。ソーダ割なんかで、飲みませんでしたか?」
「ああ、あれね」、です。

カンパリは、Campariさんが19世紀末に改良考案した現代のお酒です。ですから会社も現代風です。そして、かなりの大企業です。

SestoSG朝の大通り201803 (1)
( カンパリ本社。現代風デザインの茶色の大きなビル )

トレノルドの駅の近くに立派な本社があります。附属博物館や、バルもあるのですが、そのうち寄るか、と思っていながら、結局、入らずじまい。次回は、是非、体験しようと思っています。

SestoSGのCampagri本社を見る (2)
( カンパリ本社前よりセスト・サン・ジョバンニ駅方向 )

ここでは、通りの名前も、ずばり「D.カンパリ通り」です。創業の地、本社工場の地です。 

SestoSGのカンパリ本社ビル201803
( CAMPARI本社全景 )

カンパリ本社は、バルも含めて観光名所ではありませんので、観光客など滅多に来ないと思います。


SestoSG朝の大通り201803 (2)
( セスト・ロンド駅方向を見る )

カンパリ本社をとおり越し、脇道へ入ったり出たりしながら、地下鉄の隣の駅を目指します。大通りを入れば、中層マンションが並び、並木や公園の木々が生い茂る、緑の多い住宅街が広がっています。

SestoSGのエッセルンガ201803
( 市の施設、エッセルンガ、ホテルが入居中の再開発モール )

工場跡を再開発した場所は複合施設となり、スーパーマーケットをはじめ、ホテル、市のケアセンター、保育園などが入っています。夕方になると、子供たちの遊ぶ声が大きくなりました。若いカップルが子供連れで買い物に来る、典型的なベッドタウン風景が展開します。

SestoSGセストロンド駅前2018
( 地下鉄1号線、セスト・ロンド駅前 )

地下鉄のセスト・ロンド駅前に着きました。何の変哲もないデザインのマンションが多く連なるエリアです。黄色がかった薄茶色の戦前のミラノ風マンションも見えます。どちらにせよ観光客には縁遠い場所ですが、普通のミラネーゼたちの住み心地を体験できるゾーンです。


【 ミラネーゼとして住んでみるなら 】

住について言えば、都心部で、芸術的でロマンチックなインテリアのお部屋を借りて、リッチなミラネーゼ気分に浸るのが、正統派の観光客です。

けれども、クラシックスタイルのマンションは、実生活の面では、けっこう不便でお金もかかります。平均的なミラネーゼ暮らしは、やっぱりコンクリート製のマンションの方が快適です。それでも、築40年から60年くらいのマンションが多いので、メンテナンスは大変なこともあるようです。

しつこく繰り返しますが、総合判定をすると、ミラノでは、シティライフ・ミラノにできた、あの、ザハ・ハディード氏設計のマンションに住みたいです。デザイン良し、立地良し、機能良し、に思えます。ただ、お金がかかります。3億円くらいないとねえ、なのです。

シティライフショッピング緑地とハディドマンション201803
( シティライフ・ミラノのザハ・ハディード氏設計の高級マンション )

せめて、誰かお買い求めになって、ご招待してくださあーい!

                                                   2018年5月記   了







ミラノ高級住宅街ブオナロッティ

ミラノ高級住宅街ブオナロッティ   2018年3月


ミラノ国際会議場近くの、ブオナロッティ:Buonarotti、アメンドラ:Amendola 一帯も、高級住宅街です。特色は、都心に近い場所なのに、戸建ての豪邸が立ち並ぶエリアがあることです。

メトロ1号線のブオナロッティ駅から外に出ます。

Buonarotti広場夕暮れ
( ブオナロッティ広場の夕暮れ )

周りをぐるりと見渡し、高層ビルが見える方へ、歩いてみました。

シティライフのザハ・ハディードタワー夕方
( ブオナロッティ地区から見えるシティライフ・ミラノの高層ビル )

ひねりが効いたビルが、ザハ・ハディード氏設計のビル。日本では、あまり体験できない感覚のデザインです。

シティライフ右イソザキ左リベスキンドタワー201803
( 左ザハ・ハディード氏のタワー、右が磯崎新氏のタワー )

シティライフ・ミラノへの取付道路ができる予定の、ジリオ・チェザーレ:Guilio Cesare 公園付近です。均整がとれ、手入れが行き届いているマンションが立ち並ぶ一角にでます。道は広く、緑地帯がたっぷりあり、ゴミや落書きもほとんどありません。

高層ビルを前にして左に折れ、メトロのアメンドラ駅:Amendola の方向に歩きました。

Buonarotti地区高級住宅とシティライフが見える201803
( 戸建ての豪邸が立ち並ぶブオナロッティ地区 )

このあたりから、幅の広いエツィオ通り:Viale Ezio 、沿いにお屋敷街が始まります。大通りの向かい側は、マンション街なので、戸建て住宅が並ぶ一画は、徒歩10分四方くらいの広さでしかありません。

Buonarotti地区高級住宅の道2018
( エツィオ通りの反対側は高級マンション街 )

Buonarotti地区高級住宅風景2018 (12)
( エツィオ通り:Viale Ezio のお屋敷街 )


Buonarotti地区高級住宅風景2018 (8)
( 路地奥に並ぶ豪邸 )


Buonarotti地区高級住宅風景2018 (6)
( モダンなデザインの3階建て )

趣向をこらした豪邸、伝統スタイルの邸宅などが並びます。


Buonarotti地区高級住宅風景2018 (2)
( クラシックな造りのお屋敷だが空き家かな? )

伝統的スタイルの家も、100年くらい前の感じ。新築当時は、郊外のしゃれた住宅地として、ミラノ繁栄の象徴だったのかも知れません。

Buonarotti地区高級住宅風景2018 (1)
( 重厚なスタイルの邸宅 )

実を言うと、人の気配は、あまり多くありません。お年寄りがひっそりと住んでいるか、税金や維持費の高さに音を上げて出ていったので、空き家になってしまったのかも知れません。


Buonarottiラファエロ展ポスターは妖艶NG201803
( 美術展のポスターもハイ・センス )


BuonarottiのAmendora中級アパート
( アメンドラ北方のマンション街 )

お屋敷街が途切れると、再びマンション街になります。デザインは平凡ですが、よく手入れされている感じがします。

BuonarottiのAmendora共有自転車
( こんな住宅街でもサイクル・シェア・サービス )

住民の息吹きが感じられるミラノがありました。

フィエラ風景 朝201803 (4)
( ミラノ国際会議場脇のポルテッロ駅 )

ミラノ国際会議場の脇を、てくてくと歩いて過ぎました。初代フィエラの巨大なビルが右手に見える場所に、メトロ5号線のポルテッロ / ポルテーロ駅:Portello があります。少し疲れたので、電車に乗りました。


                                                   2018年5月記     了




ミラノ高級住宅街ワグネル&パガーノ

ミラノ高級住宅街ワグネル&パガーノ  2018年3月


観光では、あまり行かないハイソなミラノがあります。

市内の西の方、カドルナ:Cadorna からワグネル:Wagner、パガーノ:Pagano、ブオナロッティ:Buonarottiあたりは、リッチな住宅エリアです。

聞けば、日本人、外国人の駐在員にも人気のエリアだそうです。観光客の耳に、あまり、うわさが聞こえてこないのは、みんな、密かに駐在員生活を楽しんでいるからかも知れません。

「観光客ごときに、ミラノの秘密、教えたくないもん」、ということでしょうか。

近隣のマルゲラ通り:Marghera、やヴェルチェーリ通り:Vercelli も、スイーツ好きやショッピング好きには興味津々の地区だと思いますが、そこまで足を伸ばせませんでした。


まずは、メトロ1号線Wagner:ワグネル駅エリアを歩きます。

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( ワグネル駅前と、路上の花売り)

ワグネル駅周辺は、中規模な商店街と、高級マンション街です。通りの向こうに、シティライフ・ミラノの高層ビルが見え隠れします。歩いている人の雰囲気も、穏やかだし、道端の花売りの商品も、お行儀よく並べてあります。

路上の花売り店を左に行くとマルゲラ通り方向につながります。

このあたりでも、広告は、やっぱりイタリアン。美を追求しています。

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( ワグネル駅前の派手な広告 )

ついつい、水着のお姉さんに視線が行きますが、バス停の壁面に貼ってあるイケメンの方も、お忘れなく。

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( ワグネル公設市場(いちば) )

ワグネル駅のすぐそばには、公設のワグネル市場(いちば)があります。日曜日と月曜日午前中以外は、朝から夕方まで、食料品店を中心とした個人商店が店を開けています。

建物の大きさは、中型スーパーくらい。変形五角形の建物内に、ぐるりと店がひしめいています。肉屋、八百屋、パン屋、花屋など、一業種につき2店舗か3店舗くらいしかありませんが、レベルは平均以上です。日本でも、スーパーマーケットと軒を並べて、質の良い個人商店が共存していることがありますが、同じ感覚です。

「うちでは、お肉と野菜だけは、スーパーではなく XXや△△商店で買うことにしているの!」

と、いう声が聞こえてきそうです。品物が良いことはもちろん、お店のおじさん、おばさんとイキな会話をしながら対面販売で生鮮品を買う楽しみを味わうことができます。

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( 市場と隣接する教会 )

観光地ではないので、空きスペースがあってイートインができる、ということはありません。
サンドウィッチやチーズ、果物などを買って、近くで食べたい方は、外の広場に出るか、少し歩いて公園に行ってみましょう。

ミラノの、少しリッチな都心暮らし気分を感じることができます。

「やっぱり、お金ためて、ザハ・ハディード設計の未来スタイルのマンションを買って、住みたーい!」と、なれば、もう立派なミラネーゼでしょう。

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( パガーノ地区の公園:Pagano と桜 )

ワグネル市場から10分ほど、ぶらぶら歩いてパガーノの公園に来ました。グゥイド・ベルガーニ公園:Parco Guido Vergani 、というのが名前のようです。夕暮れで茜色に染まる雲がきれいな日でした。4月末になれば、新緑がむんむんする風景となることでしょう。

パガーノ公園を突っ切り、シティライフ・ミラノの方に向かったあたりがブオナロッティ地区:Buonarotti 。やっぱり、高級マンション街です。ちょっと稼ぎの良い一家が、ゆったりと暮らしている場所だ、というオーラがいっぱいです。

別のブログでコメントしたユニークなスーパーマーケット、「イル・ヴィアッジャトール・ゴローゾ」:il Viaggiator Goloso、もこの地域にあります。「やっぱり、健康に良いもの、由来がしっかりしているものを食べたい」、というニーズが多いのでしょう。

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( パガーノからブオナロッティにかけての高級マンション )

ぐるりと回ってブオナロッティ広場に来ました。メトロ1号線のブオナロッティ駅も広場の一画にあります。

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( ブオナロッティ広場 )

広場を南下して5分くらい歩くと、スタート地点のワグネル駅に戻ります。

日本人観光客にとって、ミラノは長逗留する場所ではありません。ですから、その分、これから新体験ができる場所がいっぱい残っています。メディアの方々に先を越されないうちに、こういう場所までやってきて、自分だけのミラノの楽しみを、どんどん見つけてみましょう。もちろん、少しづつメディアに出ていますが、パリや京都レベルの比ではありません。

                                                     2018年5月記   了










ミラノ国際会議場と初代フィエラ

ミラノ国際会議場と初代フィエラ    2018年3月


ミラノは、ご存じのとおり、展示会と国際会議の都市です。

ブランドショップは、ショーウィンドーみたいなもの。毎年、確実に人を集めるためには、展示会の方が重要なのです。ミラコレも、そのひとつです。ミラノは、仕掛けをいっぱい作る企画力があるようです。

シティライフ・ミラノ:Citylife Milanoの隣に見えた国際会議場、「ミラノ・コングレッシ:Milano Congressi」に、ふらふらと近づきます。

ここも、21世紀のミラノを体現するようなデザインです。

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( シティライフ・ミラノと国際会議場 )

国際会議場の屋根は、浮雲がうねうねと舞うような形です。一度、目にしたら、当分、忘れられないデザインであることは間違いありません。ミラノ市民たちにも、覚えがめでたい建物のようです。高級マンションに囲まれた地区に、ふにゃりとした感じで建つ姿は、いかにもミラノらしいと思いました。

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( 浮雲のような屋根のミラノ国際会議場 )

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( うねる曲線がユニーク )

近くで見れば見るほど、「まあ、よく、こんな形を考えたな」という気になります。

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( 陽光に照らされるミラノ国際会議場の屋根 )

日が照ってくると、チタン合金の表面が鈍く輝きはじめます。背中の柔らかい亀が、のそのそと動き出したような感じもしました。
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( 初代フィエラの側面 )

国際会議場の北となりは、初代フィエラのビルです。国際展示場フィエラ:Fiera のメイン会場は、最初、ここにありました。いまは、この一棟だけを残すだけ。あとの敷地は、シティライフ・ミラノとなり、超ユニークなビル、マンション、そして大きな公園として再開発中です。

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( 巨大な展示場フィエラ )

それにしても、大きな建造物です。建物の端から端まで歩くと、10分弱かかります。次は、イベント開催時にやってきて、内部も楽しみたいです。

初代フィエラの脇の住宅街の一角に、さくらが咲いていました。
小学校の校舎に沿って、小さなさくら並木が続いています。

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( フィエラ脇の小学校沿いに咲くサクラ)

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( ミラノの桜は、少し寂しげ )

ミラノの春を告げる光景ですが、日本のさくらと比べると、少し寂しげな雰囲気です。

枝が、たわわに垂れ下がり、そこに花がびっしり、すきまなく咲く日本の桜の方が、豪快で派手な感じがします。何事につけても、控えめで中庸を好む日本ですが、春の桜にかけては例外的なようです。


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( フィエラ脇の小学校と運動場兼用の公園 )

反対側に回って、ミラノの小学校の外観も目に焼き付けておきました。このあたりの雰囲気を反映して、学校全体も、おっとり落ち着いた感じがします。

フィエラ周辺をひとまわりしたので、次の目的地に向かいます。

                                                    2018年5月記  了

Eataly に行った

Eataly に行った    2018年3月

ミラノに来たら、買う買わないは別として「Eataly:イータリー」という食品専門店に行ってみようと思っていました。
前々から、店内にこれでもかというくらい、食品や食材が並んでいる、という噂を聞いていたからです。

Eatalyのミラノ店は、ポルタ・ガリバルディのすぐそばにあります。地図を見ると、Eataly Milano Smeraldo、と書いてあります。メトロ及びトレノルドのポルタ・ガリバルディ駅からCorso Como :コモ通りを歩いて行くのが順当でしょう。メトロのモスクワ駅からも近そうです。

Eatalyミラノ店は、とても大きなお店でした。

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(Eataly全景)

Eatalyの建物の向かいは、ガリバルディ門です。このあたりは、21世紀になってからの再開発で、安全、安心な街になりました。いっぱい人がいます。週末でしたので、どこもかしこも大賑わいです。

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( きれいにみがき直されたガリバルディ門 )

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( ガリバルディ門の脇の、手のオブジェ )

ガリバルディ門の脇には、真っ白な手のオブジェが設置してありました。当局の芸術面における市民サービスへの意気込みを感じます。子連れの一家が、早春の暖かい日差しを受けながら、思い思いに散歩している姿が、実に21世紀のミラノを体現しているように感じました。

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( 大人気のEataly )

お目当ての、Eatalyの玄関前のアップです。劇場を改築し、ガラス張りの明るい店舗に仕上げています。

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( Eataly店内案内図)

店内は、1階から3階まであります。ヨーロッパ流の呼称では、地上階、1階、2階です。

すごい品揃えです。生鮮食料品から、肉類、魚介類、お菓子や材料、などが、これでもかというくらい、いっぱい並んでいました。日本で出されている雑誌の記事や口コミ情報では、ひとつの商品が唯一無二のように書いてある場合がありますが、どうも違うようです。現実として商品を見ると、その種類の多さに、言葉にならないくらい驚きます。

例えば、Parmigiano Reggiano:パルミジャーノ・レッジャーノ、いわゆるパルメザン・チーズひとつにしても、熟成期間の違いから、30カ月、24カ月・・・・、というようにラベル分けがあります。お値段も違うし、カットの大小もあります。「パルミジャーノ・レッジャーノ買ってきて!」というお土産リクエストに、どう応えてよいか、迷います。

同一レベルの食品でも、産地の違う何種類もの商品が、競い合うように並んでいるのが自然体です。

ここは、Eatalyブランドの食品があるわけではないので、じっくり品定めをしながら、お買い物をする店だと思います。

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( Eataly店内。地上階を見下ろす )


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( Eataly店内。地上階のイベントスペースを見下ろす )

お値段は、老舗の有名食料品店よりは、安いですが、スーパーマーケットよりは高めです。良い品質のものを、楽しい雰囲気の中で買うと思うと、合理的なお値段です。

店内は週末とあって、相当の混雑。地上階の総合レジは4カ所くらいあるのですが、どれも4、5人ずつ順番待ちのお客が並んでいました。

また、店内のイートイン・コーナーは、行列で、店員さんに聞いたら、30分から1時間待ちとのことでした。今回は、あきらめて店外でランチを食べることにしました。

Eatalyは、ここ数年来、ニューヨークなどに出店し、世界各地で注目度が高まっています。我らがトーキョー店も、2017年秋から丸の内地下改札付近でに移転し、拡張したようです。それまでは、代官山にあったと聞いていますが、まったく知りませんでした。

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( Eataly 東京店。丸の内口地下1階 )

イーターリーのトーキョー店の前を週に何度かとおりますが、残念ながら、ちょっと活気に欠け、お値段も、かなり高めです。ミラノで覚えた味を、気軽にトーキョーで補充、という感じではありません。もう少し、買いやすくしてほしいな、というのが、一消費者としての感想です。
                                                         2018年5月記 了




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