定番のラ・リナシェンテとペック 2018年3月
【寄らば大樹】
私たち日本人も、どちらかというと、定番、無難、権威ある老舗の品が好きな方です。
「だって、定番みやげでないと、会社でも家でも、みんな、おっかなびっくり。手を出しませんからね」
この面では、お隣りの国々と、本質的な差異はないと思います。そういう訳ですので、ミラノでも、日本人の多く集まるお店があります。
【ぶっちぎりの定番ラ・リナシェンテ】
ミラノの誇る、ぶっちぎりの有名店は、La Rinascente:ラ・リナシェンテでしょう。普通は日本語で、「リナシェンテ」と言っています。ミラネーゼにも、日本人にも中国人にも知名度抜群のデパートです。ドゥオーモの隣りにあります。

私も、当然、入ります。友人も、「けっこう品揃えいいから、入って損はないよ」と、ご推奨です。
長時間営業、日曜営業は、間違いなく日本人観光客の強い味方です。
最近の人気は、7階のテラス席レストラン兼カフェ、および隣接する食品フロアーです。
テラスから、ドゥオーモの側面や、彫像が間近に見えます。なかなかの迫力です。短期滞在で、ミラノ気分をしっかりと心に留めるには、ベストな場所のひとつです。お値段は、それ相応で、市中の倍くらいですが景観料込みだと思えば納得です。ですから、ガイジン客中心に、けっこう繁盛しています。

( ラ・リナシェンテ7階のテラス・バルの、にぎわい)

( ドゥオーモ側面が、すごい迫力で見える )

( テラスは、けっこう日本人少ないかも、の光景 )
日本人は、あまりにも短時間滞在すぎて、リナシェンテの屋上にさえ来る人も少ないようです。けっこう口コミあるな、と思った割には意外でした。かく言う私も、見るだけ。屋内の、モッツァレラ・チーズ売場に来たついでに見学しただけでした。
リナシェンテ7階の食品コーナーは、こじんまりと充実です。Eatalyに比べて品数が少ないので、ガイジンには選びやすい感じです。これでもか!と思うくらい品物を並べられても困ってしまうのです。
「どこかで読んだか、芸能人がテレビでしゃべっていた商品名を、ちらりと見て、何の迷いもなく買う」
これがリナシェンテのお土産ショッピングの極意です。ちなみに、リナシェンテ・メンバーになると、食品は2割引きです。旅の者がメンバーになれるかどうか不明です。すみません。
【気取るならペックにて】
「リナシェンテは俗物すぎる」、と仰る皆さまに人気なのが、食材の老舗、PECK :ペック です。ドゥオーモ広場から徒歩2分、Via Spadari:スパダーリ通りに、やや、ひっそりと店を構えている名門です。
レストランも併設されています。

( 老舗のPECK。レストランは、向かい側 )
PECKも、このごろは日曜営業をやっているので、旅行者や観光客には強い味方です。
店内は、まさに、高級食料品店。とくにサンドウィッチやデザート類など、できあいの食材コーナーを見ていると、空腹になり、目がくらくらしてきます。そして、お値段も一流であることが分かります。値段相応においしいのですが、当たり前と言えば当たり前です。
地下の、お酒売場に行くと、びっしりと高級ワインが並んでいます。スタッフの方と、お話しをしながら、お好みのワインを買う楽しみを味わえます。けれども、スーパーマーケットではないので、ぶらぶら見て歩くことは、ほぼ不可能です。

( Peck店内。フリー画像より)
食材も品質はしっかりしています。Peckブランドの食材もあります。市中には同品質で、もっと低価格のお店が少なからずあります。スーパーマーケットの対面式販売コーナーなどで売っている良質の食材などですが、現実問題として、そこまで手をかけられる観光客は少数です。ペックを信じて、ペック価格で良い食材を買うのも、ひとつの道だと思います。
今回Peckで、茶道セットを売っていました。お茶のコーナーを見ていたら、紅茶やハーブティーと並んで、茶筅(ちゃせん)、茶さじ、抹茶用の大きな茶碗や、ちょっと品質は落ちますが抹茶も販売中でした。お値段は、日本の販売価格の倍くらいですが、品質差も考慮したら、3倍か4倍くらいかも知れません。あまり高価すぎて敬遠されたり、高かった割には大したことないね、と内心思われて、抹茶が浸透しなくなるようでは寂しい限りです。
ここに来ると、ブランドショップ同様、「フォーマルなミラノ」を感じることができます。
了
【寄らば大樹】
私たち日本人も、どちらかというと、定番、無難、権威ある老舗の品が好きな方です。
「だって、定番みやげでないと、会社でも家でも、みんな、おっかなびっくり。手を出しませんからね」
この面では、お隣りの国々と、本質的な差異はないと思います。そういう訳ですので、ミラノでも、日本人の多く集まるお店があります。
【ぶっちぎりの定番ラ・リナシェンテ】
ミラノの誇る、ぶっちぎりの有名店は、La Rinascente:ラ・リナシェンテでしょう。普通は日本語で、「リナシェンテ」と言っています。ミラネーゼにも、日本人にも中国人にも知名度抜群のデパートです。ドゥオーモの隣りにあります。

私も、当然、入ります。友人も、「けっこう品揃えいいから、入って損はないよ」と、ご推奨です。
長時間営業、日曜営業は、間違いなく日本人観光客の強い味方です。
最近の人気は、7階のテラス席レストラン兼カフェ、および隣接する食品フロアーです。
テラスから、ドゥオーモの側面や、彫像が間近に見えます。なかなかの迫力です。短期滞在で、ミラノ気分をしっかりと心に留めるには、ベストな場所のひとつです。お値段は、それ相応で、市中の倍くらいですが景観料込みだと思えば納得です。ですから、ガイジン客中心に、けっこう繁盛しています。

( ラ・リナシェンテ7階のテラス・バルの、にぎわい)

( ドゥオーモ側面が、すごい迫力で見える )

( テラスは、けっこう日本人少ないかも、の光景 )
日本人は、あまりにも短時間滞在すぎて、リナシェンテの屋上にさえ来る人も少ないようです。けっこう口コミあるな、と思った割には意外でした。かく言う私も、見るだけ。屋内の、モッツァレラ・チーズ売場に来たついでに見学しただけでした。
リナシェンテ7階の食品コーナーは、こじんまりと充実です。Eatalyに比べて品数が少ないので、ガイジンには選びやすい感じです。これでもか!と思うくらい品物を並べられても困ってしまうのです。
「どこかで読んだか、芸能人がテレビでしゃべっていた商品名を、ちらりと見て、何の迷いもなく買う」
これがリナシェンテのお土産ショッピングの極意です。ちなみに、リナシェンテ・メンバーになると、食品は2割引きです。旅の者がメンバーになれるかどうか不明です。すみません。
【気取るならペックにて】
「リナシェンテは俗物すぎる」、と仰る皆さまに人気なのが、食材の老舗、PECK :ペック です。ドゥオーモ広場から徒歩2分、Via Spadari:スパダーリ通りに、やや、ひっそりと店を構えている名門です。
レストランも併設されています。

( 老舗のPECK。レストランは、向かい側 )
PECKも、このごろは日曜営業をやっているので、旅行者や観光客には強い味方です。
店内は、まさに、高級食料品店。とくにサンドウィッチやデザート類など、できあいの食材コーナーを見ていると、空腹になり、目がくらくらしてきます。そして、お値段も一流であることが分かります。値段相応においしいのですが、当たり前と言えば当たり前です。
地下の、お酒売場に行くと、びっしりと高級ワインが並んでいます。スタッフの方と、お話しをしながら、お好みのワインを買う楽しみを味わえます。けれども、スーパーマーケットではないので、ぶらぶら見て歩くことは、ほぼ不可能です。

( Peck店内。フリー画像より)
食材も品質はしっかりしています。Peckブランドの食材もあります。市中には同品質で、もっと低価格のお店が少なからずあります。スーパーマーケットの対面式販売コーナーなどで売っている良質の食材などですが、現実問題として、そこまで手をかけられる観光客は少数です。ペックを信じて、ペック価格で良い食材を買うのも、ひとつの道だと思います。
今回Peckで、茶道セットを売っていました。お茶のコーナーを見ていたら、紅茶やハーブティーと並んで、茶筅(ちゃせん)、茶さじ、抹茶用の大きな茶碗や、ちょっと品質は落ちますが抹茶も販売中でした。お値段は、日本の販売価格の倍くらいですが、品質差も考慮したら、3倍か4倍くらいかも知れません。あまり高価すぎて敬遠されたり、高かった割には大したことないね、と内心思われて、抹茶が浸透しなくなるようでは寂しい限りです。
ここに来ると、ブランドショップ同様、「フォーマルなミラノ」を感じることができます。
了