リスボン観光の華、バイシャを徘徊 2024年1月記
コメルシオ広場を出て、広場の北に広がる碁盤の目のように区画整理され、整然と建物が並ぶバイシャ地区をブラブラしましょう。お土産も含めたお店がいっぱい、観光客目当てのカフェやレストランもいっぱいあるので、多少、高め目であることを我慢すれば楽しいウォーキング・エリアです。
(バイシャ地区の通りは真っすぐできれいなタイル張りが多い)
バイシャ地区のメイン・ストリートは現在では完全に歩行者専用になっていますので、ゆったり、まったりとブラブラ歩きができます。ときどき角を曲がって、いろいろなお店に入ったり、カフェのメニューを見て「高けえ・・・・」と嘆息したりします。
(バイシャ地区を丘の上から眺めると、濃いオレンジ色の屋根が美しい)
通りを歩いていると白っぽい建物が連なるヨーロッパの旧市街だなとしか思いませんが、丘の上から見ると、赤茶色あるいは濃いオレンジ色の屋根がびっしり連なる異なった風景が印象的です。
(広めの通りには、たいていカフェが軒を並べている)
(カフェ兼レストランは、写真付きメニューも出して観光客にPR中)
写真付きメニューは料理の内容が分かりやすくて便利です。写真をみて、「せっかくだからタラ料理とか、タコ料理、ポルトガル風ステーキを食べてみようか」と、思った方もいらっしゃるでしょう。
「思い立ったが吉日。どうぞお試しあれ」
「そうそう、リスボン観光なんて一期一会です。ポルトガルの研究者にでもならない限り、最初で最後のリスボン詣で。いろいろ食べてみましょう」
そして、コメルシオ広場から遠ざかり、もうひとつの有名な広場である「ロシオ広場」に近づくと、突如、奇異な鉄筋の塔のような建物が通りの端に見えます。「サンタ・ジュスタのエレベーター」という120年くらい経った19世紀風のエレベーターです。坂や丘のうえに住む市民が、坂道の昇り降りでふうふう言わないよう当局が作った生活施設が、いまや観光スポットのひとつに昇華しました。
(西側の斜面のふもとある有名な『サンタ・ジュスタのエレベーター」乗り場)
ここは、いつも観光客が長蛇の列を作っています。エレベーター直下の階段あたりからですと、実際にエレベーターに乗るまでは30分待ちくらいです。
「ひぇー」と気が動転して、乗るのをパスした時間の少ないニッポン人の方は少なからずいらっしゃるようです。
「下がだめなら、上があるさ」とばかりに、上から下へ降りるエレベーターに乗って「どうだい、オレ/アタシの攻略法は!」と、訳の分からない自慢をするブログもお見受けしました。
これでは、リスボンに行ったことにはなりますが、リスボンを楽しんだとは言えないと思います。
私のようなシニアは、観光といえども「量より質」に傾いていますので、下降エレベーターに真っ先に乗ろうなんて思いません。
昇ってこそ価値のあるエレベーターですから、忍耐強く昇りのエレベーターを待ちましょう。
了
コメルシオ広場を出て、広場の北に広がる碁盤の目のように区画整理され、整然と建物が並ぶバイシャ地区をブラブラしましょう。お土産も含めたお店がいっぱい、観光客目当てのカフェやレストランもいっぱいあるので、多少、高め目であることを我慢すれば楽しいウォーキング・エリアです。
(バイシャ地区の通りは真っすぐできれいなタイル張りが多い)
バイシャ地区のメイン・ストリートは現在では完全に歩行者専用になっていますので、ゆったり、まったりとブラブラ歩きができます。ときどき角を曲がって、いろいろなお店に入ったり、カフェのメニューを見て「高けえ・・・・」と嘆息したりします。
(バイシャ地区を丘の上から眺めると、濃いオレンジ色の屋根が美しい)
通りを歩いていると白っぽい建物が連なるヨーロッパの旧市街だなとしか思いませんが、丘の上から見ると、赤茶色あるいは濃いオレンジ色の屋根がびっしり連なる異なった風景が印象的です。
(広めの通りには、たいていカフェが軒を並べている)
(カフェ兼レストランは、写真付きメニューも出して観光客にPR中)
写真付きメニューは料理の内容が分かりやすくて便利です。写真をみて、「せっかくだからタラ料理とか、タコ料理、ポルトガル風ステーキを食べてみようか」と、思った方もいらっしゃるでしょう。
「思い立ったが吉日。どうぞお試しあれ」
「そうそう、リスボン観光なんて一期一会です。ポルトガルの研究者にでもならない限り、最初で最後のリスボン詣で。いろいろ食べてみましょう」
そして、コメルシオ広場から遠ざかり、もうひとつの有名な広場である「ロシオ広場」に近づくと、突如、奇異な鉄筋の塔のような建物が通りの端に見えます。「サンタ・ジュスタのエレベーター」という120年くらい経った19世紀風のエレベーターです。坂や丘のうえに住む市民が、坂道の昇り降りでふうふう言わないよう当局が作った生活施設が、いまや観光スポットのひとつに昇華しました。
(西側の斜面のふもとある有名な『サンタ・ジュスタのエレベーター」乗り場)
ここは、いつも観光客が長蛇の列を作っています。エレベーター直下の階段あたりからですと、実際にエレベーターに乗るまでは30分待ちくらいです。
「ひぇー」と気が動転して、乗るのをパスした時間の少ないニッポン人の方は少なからずいらっしゃるようです。
「下がだめなら、上があるさ」とばかりに、上から下へ降りるエレベーターに乗って「どうだい、オレ/アタシの攻略法は!」と、訳の分からない自慢をするブログもお見受けしました。
これでは、リスボンに行ったことにはなりますが、リスボンを楽しんだとは言えないと思います。
私のようなシニアは、観光といえども「量より質」に傾いていますので、下降エレベーターに真っ先に乗ろうなんて思いません。
昇ってこそ価値のあるエレベーターですから、忍耐強く昇りのエレベーターを待ちましょう。
了